竜とそばかすの姫のレビュー・感想・評価
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感情移入が出来なさすぎる。
何度上映中、席を立って帰ろうと思ったか…
それほど、つまらない映画だった。
まず主人公に全く感情移入が出来ない。
昔は明るかったが、母親が事故で亡くなってから塞ぎ込んでしまって、好きな歌も歌えなくなってしまった、というありふれた設定の主人公。
それが仮想世界の方では歌える為、そこで人気者になってー、、、的な展開。
別にそれだけならいいんだけど、ただね、行き過ぎた陰キャは酷くイラつくし、声優の大根演技も合わさってムカムカする…
ひどいのはそれだけじゃない。
ストーリー展開がめちゃくちゃ過ぎて、え、何でそうなったん??なんでそういう反応なん??いきなり過ぎない??ってなるんよなー
なんにせよ、ひでー映画。
時間と金の無駄だった。
神経質な人は乗れない
主題歌が言い逃れの余地のないパクリ。音楽を売りにした映画でこれはない。
パズルのピースが足りない
オマージュと言えばなんでも許されると思うなよ。
龍なんて出てこないしね、この映画。野獣しか出てきてないから。
カンヌでスタンディングオベーション?ふざけんなよ。君らの目は節穴か?
という感じ。
すごく綺麗な絵のパズルを一生懸命作ってだいぶ出来上がったところでパズルのピースが足りないと分かって、あーもういいや!ってぐちゃぐちゃに崩してしまった。
完成しなくてモヤモヤする、けどもうピース取り寄せしなくていいやといった気持ちでエンドロールを眺めていた。
わからない部分というのは映画の中にあってもいいし、その余白を観客がそれぞれの想像で埋めるような良い映画もたくさんあると思うのだけど、それとはちょっと違う。
どちらなのかわからないというのではなくて、やりたいことはわかるんだけどやってることが理解し難いのだ。
気持ちにストンと入ってこないから登場人物が涙を流したり、歌に感動をしたりすればするほど、客観的になってしまい泣けない。響かない。
仮想空間と現実世界と、このままでは好きな人もどっちつかず。二股かけることになってしまうな。
確かに映像は綺麗だし歌も好みはわかれるけど悪くは無い。
でもクジラに乗って歌うシーンはマクロスの最前線で歌うリン・ミンメイが大昔にやってるし。
美女と野獣は言わずもがなの既視感。
そばかすは女の子にとってコンプレックスだと思うけど、キャンディキャンディはそばかすなんて気にしないわ♪と明るく歌ってたし、大人になればファンデーションで隠すこともできる。
どうとでもなる問題。
そばかすはそもそも必要だったのか?
そばかすや容姿のコンプレックスは雑に描いてもまだ許されるけど虐待の問題はちょっと雑すぎるぞ。
虐待の傷は女の子に抱きしめられた位では癒えはしない。
気づいてくれてありがとうというところまでだ。
親からまず離れて、親を憎むだけではなく、最終的に親を許すところまでに至らないと虐待の心の傷は癒えないので、これではなんにも描けていないなあと、じっと自分の傷跡をみるのであった。
細田監督の信仰告白みたいな映画だった。
一体どの目線で作った?
映像美は素晴らしい!
歌だけは良かった
美女と野獣のオマージュどころではない、丸パクリ
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