竜とそばかすの姫のレビュー・感想・評価
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Uは何するところなの?
タイトルの通り、終始頭にあったのはこの疑問でした。
ベルがライブをしていましたし、他にもベルが現れる前にスターがいたようですが、Uはライブをするところ?ライブ以外の時はみんなは何してるの?あの大名行列のように行き交ってるだけ?
みんなはただ行き交ってコメントしてるだけなのに、竜はなぜ家(城)があるの?
メタバースというにはあまりにもすることがない世界に見えた。せっかく本人の感覚とシンクロまでしてるのに、さほど意味がないような…
そもそも若い方向け映画なのかもしれませんが、Uの存在がよくわからないので入り込めなかった…
あと竜とベルの下りは完全に美女と野獣でした。オマージュとのことですが、もうちょっと別のひねりがあっても良かったのでは。
有能すぎるお友達やイケメン幼なじみなど、すずの置かれている環境が都合良すぎてこれまた?です。
良い点としてはヒロインの吹き替えの方、セリフはイマイチでしたが歌がとてもお上手でした。
全体通して私には今時すぎました…
結局のところ、竜はベルのソウルメイト的なモノ
アマプラで鑑賞。かなりの酷評が多く最初みるのを躊躇ったが無料なんでながら作業で観る事に(でもしっかり見ました)。
確かにストーリー的にクビを傾げたくなる展開がチラホラと出て来て、最後の兄弟探しに至っては余りにお粗末な展開であっという間に居所を突き止めるところなんかは「ハァ???」って感じだったが、まぁ〜無料だから良いやって思えるラインだった(コレ、お金払って見た人達からしたらブチギレるのは当たり前だなぁって思う)。
それと、竜とベルの関係って、結局の所は兄弟的なソウルメイト関係なんだなーと思う。観る前は恋愛趣向が強いのかなとか思っていたけど実際は全く違うと分かり、正直ホッとした(美女と野獣を彷彿とさせる〜と言うレビューが多かったので、観る前まではそんなイメージがあったが、実際観てみると個人的には美女と野獣のイメージは感じられなかった)。兄弟と三人で抱き合いながら好きだと軽々しく言ってるし(その前に信用出来ないとか散々喚いてたくせに、助けてもらったら好きだとか会いたかったとかよくも言えたなと)、なーんか取ってつけた流れがイマイチ。
寧ろ、成田凌の役の幼馴染と互いに何を言わんとしていたのか?が結局最後までキチンと言及されずに終わったのが気持ち悪い(恐らく、ただ単に成田凌的には主人公がベルだろ?って言いたかっただけなんだと思うが、主人公の性格がウジウジタイプで車が態とらしく通り過ぎて聞こえなーい&主人公フェードアウトで有耶無耶に終わる流れが今どき面倒くさいパターン)感じで、二人は恋愛的に上手く行ったのかどうかも怪しい。
時をかける〜、サマーウォーズを観てきて思うが、私はこの作者のドタバタ騒動アニメがどうも性に合わない。まぁその中でも時をかける〜はまだ良かったが(古い方の原作観てるしファンだし現代版との違いとして楽しめたので良いかなと)、それでも他の二作品を含め総合的に観ると余り落ち着かない感が強い。
この作品の見どころはたった一つ、中村佳穂の歌声である。正直映像はそこまで良いとは思えない。
ベルも含めて別段可愛いや突出してカッコいいとか魅力的だと思えるキャラクターが存在しないから。
それと、ヒロちゃんとか言う子は今時の毒舌眼鏡隠キャリケジョなんだろうけど、この手のキャラって最近どのアニメでも出て来て食傷気味で飽き気味。取り敢えずこの手のキャラ出しとけは世間受けしそうとか思ってんのかなぁ?正直口の悪い眼鏡ブス位にしか思えないのでいい加減、こう言うキャラはとっとと淘汰されて欲しいなと思ってる位なんだけど。
娘に「君・・・」と呼びかける父親って
過去のトラウマから自分の殻から抜け出せない少女が、仮想空間をステップに成長する物語。
ネット等で低い評価を観ていた為か、想像していたよりは悪くはなかった作品だと感じました。
少女の成長譚というテーマが良いですね。母親を目の前で失ったトラウマ。大好きだった歌を歌えなくなった少女が仮想空間でそのトラウマから抜け出して・・・そしてそれが現実のすずのステップにもなる。カタルシスを感じる良いストーリー展開だと思います。
音楽シーンは歌唱力を含めてレベルが高く、迫力を感じました。特に、「ベル」が「すず」に戻り歌う後半のシーンは、ストーリー的にも相まって感動的ですらありました。
ただ、それでも全体として薄く、整理出来ていない話だとも思います。
例えば、すずが竜に執着した理由が分かりません。逆に、竜がベルに心を許した理由も分かりません。
これが分からないので、物語に入っていけません。
すずの執着で言えば、例えば、ルカの気持ちを勘違いして失恋を覚悟したシーンの後に竜との出会いを描いていれば、少しは納得感は増したかもしれません。少なくとも製作者が「理由付けをした」と理解することは出来ますが、この作品はそれすらありません。
キャラの設定も極端で微妙。そして、それぞれ折角のキャラを上手に活かし切れていません。
例えばしのぶは高校生とは思えない落ち着き。竜も虐待されている14才とは思えない・・・
逆に、コーラスサークルの大人達は何の役にも立っておらず、結果として、物語のリアリティの邪魔にすらなっています。
例えば、姿を晒して歌うことをすずに提案するとき、しのぶがもっと気持ちを高ぶらせ叫んでいれば、高校生らしかったかもしれません。そして、それを大人が窘める。或は、冷静な言葉でその気持ちを引き継げれば、大人を描いた意味があったかもしれません。
クライマックスは否定的な意見が多いようですね。私もその一人。
独り立ちするすずを描きたかったのかもしれませんが、物語のリアリティを損ねるだけのように思えます。
仕事もお金の問題もあるのでしょうが、大人も含めて可能な人数で行かせれば良かったのに。そして、大人とヒロは警察に相談に行き、他のメンバーは手分けして竜の家を探して・・・最終的に一人で竜とその父親と対峙出来れば、独り立ちのシーンとしては十分だったと思います。
また、警察官が、父親の暴力を現認するシーンを描ければ、あんな中途半端な終わり方にしないで済んだのではないでしょうか?
映画としての私的評価は、当然厳しめです。ただ、物語以上に、サマーウォーズを焼き直したような設定や、美女と野獣の『真似』をしたシーンなど、細田監督の姿勢に厳しい評価を付けたくなる、そんな作品でもありました。
広告会社のお陰で来場者数稼いでる感じ
呪縛にとらわれているのは誰か
ソロプレイ縛り
映像、音楽へのこだわりは凄まじい。
狂気の沙汰とも言えるレベル。
ただ、そのこだわりの強さが悪影響しているのがシナリオ構成ですかね。
開発スタッフからも賛否あったと思いますが耳を傾けなかったのか、ハッキリ言いづらいのか。。。
美女と野獣が大好きでやりたいのは分かりますが、寄せ過ぎていてディズニー版を観た事がある人には感動の鮮度が非常に悪いです。
少しだけその要素を匂わせたり、散りばめたりして観客にもしかして美女と野獣?と気付かせるような手法もあったはずです。
また、主人公の母が増水した川へ救助に向かう時にそれを止める人、手伝おうとする人があれだけ野次馬がいて誰一人として居ない。
娘の方もクライマックスで1人で東京まで助けに向かいます。何が何でも親子揃ってソロプレイさせたいようです。
サマーウォーズでは人々の絆で結ばれた協力がちゃんと描かれていたのに、未来となる今作では打って変わって1人で人を救わせる国に成り果てています。
もう優秀な作家さんにシナリオは丸投げして頂きたい。
あと、それだけこだわるなら声も声優さんをちゃんと使ってキャラに命を吹き込んで頂きたい。
ディズニーの吹き替えなどは歌と声で役者を変えてますし、とことんやるなら声もしっかりキャスティングして欲しいですね。
最後に良かったところ。
主人公すずのトラウマでもある川をとても美しく描写されています。
事あるごとにすずと川を同じ画面に並べて映し、その時々の主人公の状態の変化を川と一緒に映してましたね。
そう言った演出の巧さはさすがですし、日本を代表する映像監督だなと思います。
【鮮烈な歌と映像‼︎2021年秋の映画館で観ること必須映画】
内容の辻褄を細かく考えると、「あれっ?」となるので割愛。2時間ぽっきりの映画の中で、細かく描写•説明するとただの解説映像となってしまうから、これはこれでアリという前提で話を進める。
まず、この映画を総括すると、音楽、映像、映画のテーマ設定が秀逸だということだ。
①音楽と映像が綺麗
特に、ベル役の中村佳穂さんの透明感と迫力のある声が映像とマッチしていた。よくこの歌手を見つけてきたなというレベル。映画というよりも、むしろベルのLIVE映像を映画館で見ているようだった。また、映像そのものを切り取っても、細田守監督がこれまでアニメーション映画制作の中で培ってきたノウハウかふんだんに練り込まれていたのだと感じた。まるで、アニメーション映画という美術作品を鑑賞しているかのようだった。
②現実で多くの人が抱える家族の課題に言及
家族の中の自分と学校の自分。インターネットの自分と現実の自分。どちらも本当の自分だけれど、同じ人物とは思えないこともしばしばある。そんな誰しもが抱える2面性を的確に表現している。本当の自分とは何かという葛藤に関しては、平野啓一郎さんの新書『私とは何かー「個人」から「分人」へ』を参考にすると考えがまとまるかもしれない。
あぁ、この部分について観た人と語りたい。
③正義の対立をどう乗り越えるか
正義に対立するのは別の正義というように、本当に正しさを求めて対立する構造にどのように立ち向かうのかがこの映画の歌には隠されている気がする。
内容について
正直なところ、内容だけを評価したらスコアは2とかになるだろう。というのも、飛躍しすぎているところや、いくらなんでも…と思うことがあったからだ。本作は、音楽と映像を楽しめる映画館で鑑賞したからこそ、評価を3.6とした。『竜とそばかすの姫』のように映像と音楽で見せる映画は、テレビで見た時の印象と映画館で見た時の印象が異なることはよくある。今回は映画館による映像と音楽の勝利といったところか。
歌と映像めっちゃいい!
監督は納得して世に送ったのだろうか?
『時をかける少女』『サマーウォーズ』が大好きです。これからも何回も観ると思います。
細田監督作品をいつも期待いっぱいで観てきました。しかし今回は…
監督はほんとうにこれがいまのベスト、いま自分のしたいことを詰めこんだ最高の作品と、心から思っているのでしょうか。称賛しているクリエイターの方たちはほんとの本音なのでしょうか?
参加した声優さんたちの「実際に作品を観て感動した!」というコメントもありましたが、遅ればせながら最終的に自分で確かめるために劇場へ。
絵も背景もCGも音楽も音響もじゅうぶんすばらしかったし、胸躍りました。
声優さんの演技もよかったと感じます。
ですが、脚本と筋が、とくに後半になって違和感と不整合感が強く、ひとつの物語世界として、自分にとってはよい作品と言えませんでした。残念です。
言葉というものの重要性、大切さをあらためて感じました。
前半は良かった
前半、普段は陰気な女の子が、自分が輝ける世界を見つけて、その世界で人気を得ていく。しかし、その世界でのライブ中に1匹の黒い龍が乱入。その後は、その龍について話が続いて行くわけですが、その後が問題。まず、しのぶくんは登場する必要があったのか。それと、最後の虐待お父さんは一体なんだったのか。と、後半は色々とモヤモヤが残る展開となり、今回はこのような評価とさせていただく。
誰かアドバイスしてあげて…
ストーリーがモヤモヤ
今日見てきました!金曜ロードショーで本編10分公開シーンを見て、久々に映画館で見たいと思った作品でとても期待していました。
たしかに、音楽や映像はとても綺麗で迫力があり、心が打たれました。
ベルの声はとても透き通ってるし、色鮮やかな衣装など、とても華やかで綺麗でした。
しかし、ストーリーが……ツッコミどころが多かったかな。
まず、竜の正体を何でベルがそんなに知りたがるのか、と。自分のライブに侵入されて怒って「あいつなんなの!一体!」とかなら分かるんだけど、「あなたは…誰?」ってなんか最初から城に忍び込んだり、追い返されても近づいたり……💧なんか彼の思わぬ一面を見たとかいうシーンがあったら分かるんだけど、最初から馴れ馴れしいしいきなり、美女と野獣シーンみたいなの出てきて踊って心通じ合うし。あれ?って。
竜のお城にあった秘密のバラ?の役目もちょっと分からないし。竜の召使いのAIも最初はベルの邪魔してきたのにいきなり味方に変わるし。経緯が分からんのよ。
あとジャスティスだよね。あれがあの虐待の父さんが正体だったとか、そういうんなら分かるんだけど特に最後はなんも書かれてない。
幼なじみの存在もよく分からない。たしかに、幼少期から気にかけてくれてた、とかの描写があって主人公にとって大事な存在はわかるんだけど、ベルってなんでわかったのかなー、とか最後「これからは付き合ってける」とか言ってるし。何が言いたいのか、と。
後、あの虐待一家、東京にあんのに、高校生しかも女子に一人で行かせる?!?!
皆であの虐待の様子見てたよね?!普通一人で行かせんやろ、マダムたちもどういう役割してんのかよくわからなかったけど車で駅に送っておきながら着いてかないって……ありえん。
全体的に伏線回収とか全くなくて、モヤモヤが残った。でもルカちゃんとカヌーの奴のシーンは楽しかった。
現実問題を取り扱った割に…
結局の所Uの世界観が深掘りされてないから補完のしようがない所がある。
そこに目を瞑った上で深掘りしてみても、現実描写の場面なのにご都合主義辛いという箇所が割と見受けられる。
特に目立ったのは主人公周りのキャラクターの心情描写。Uではなく現実描写のターンのはずなのに
「この心情は絶対ありえないだろ」とツッコミを入れたくなる場面が多かった。
自分はそこで「現実問題を取り扱ってるのに幕引きがファンタジーじみてる」っていう細田作品の悪いとこが如実に出たような気がして2回目行こうとは思わなかった。
大まかな要素として、
「ストーリーの主軸の考察はある程度の伏線描写から補完可能だが、不確定要素が多すぎで納得がいかない」
「主人公の周辺人物の心情描写が雑、不可解」
「舞台設定に含みを持たせてるのが逆に迷走を招いてる」
「ストーリーの作り込みが甘い」
この4点よりストーリーには没頭出来なかった。
ここら辺補完した書籍でも出たらまた見方が変わるのかもしれないが、ストーリーに高評価は出来ない。
音楽・表現・挿入歌の点で+1。これは素直に没入出来る。
<結論>映画館で見たら2回目はいいや。
こうゆう起承転結がうまくいかない映画は物語ではない。見た後から消化不良がとまらん。気分悪くなる。
良かった点は、絵、音楽、パートごとの演出部分、高知県の仁淀川、校舎の作画
特にネット世界の美しさ広大さ、主人公の歌の素晴らしさに目を見張った。
そこだけは良かった。
久しぶりに映画で見て良かったと思ったが、、、、、、、
悪かった点は、無駄に多い登場人物がほとんど伏線がない点。
主人公のなろう系の自己中心性。なんで周りがあんなに協力的。展開が唐突すぎる。
途中からどこに向かうか意味不明になる。
多分、別の映画を3つ強引に繋げて作ったと思ってしまう。
場面の演出に凝りすぎて最後に伏線があるかと期待したが、全くなかった。
見たあとずっと消化不良気味。
オリンピックの開会式閉会式のよう。
初めの方は演出に感動してネット世界が凄い事になってきたと興奮するが、途中からずっと疑問符❓が止まらなくなり、竜と主人公の関係が本質的に全くない、世界の人達との繋がりに具体的な意味がない。登場人物に伏線がない。要するにドラマがない。カタルシスを全く感じない。未だに消化不良が止まらん。高評価な人は、多分想像力で補完していると思う。
10年前に見たマドマギは、同じぐらい素晴らしい映像で、
ちゃんと物語を完結させたが、これは中途半端すぎる。
見るんじゃなかった。
期待し過ぎか
もう一度観たいとは思わないかな
2時間それなりに楽しめはしました。でも何度も繰り返し観たいかと言われれば否です。
まず、映像面ですが、現実世界の手書きアニメと、仮想世界のCGアニメが使い分けされていますが、どちらも目新しいものはなく中途半端な印象。手書きなら宮崎駿が圧倒的だし、CGならディズニーやピクサーの方が上手でしょう。ストーリーでも、歌で内面を表現する点や、主人公のキャラデザが「アナ雪」の方で明らかにディズニーを意識しているようですが、ディズニーほどの完成度はありません。途中で美女と野獣を思わせるシーンが登場した時は露骨すぎて苦笑いしてしまいました。
主人公と竜との交流についても、主人公がなぜあそこまで竜に固執するのかがイマイチよくわからない。惹かれる要素何かあったっけ?
また、仮想世界の治安を守る組織が登場しますが、彼らの掘り下げももっと欲しかったかな。あれではただのバカです(独りよがりな正義を振りかざすネット警察をイメージしてるんだとは思いますが)。また、仮想世界での彼らと竜の追跡劇や戦闘シーンが今作でのアクション的見せ場だと思うんですが、仮想空間なんだからさっさとログアウトすれば逃げられるのでは?と冷めてしまいました。
今作で一番偉かったのは主人公の父親です。母親を亡くしてから10年以上ロクに口もきこうとしない娘を愛情を持って黙って見守り続けた彼こそMVPです。
もやもや
竜に固執するBELLE。なんで?
高知から川崎?あたりに行って、すぐ竜を見つけられるの、なんで?
BELLEが竜のDV父親に顔ひっかかれ出血してたけど、それ立派な傷害罪だから。
ちゃんと警察に言わなきゃ!!
ずぶぬれで高知に戻ったんだとしたら、ちょっと制服臭くない?
(女子高生だから、いい香りの設定なのかな・・・・)
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