竜とそばかすの姫のレビュー・感想・評価
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いや竜との接点…
細田守監督だから神作、と足を運ぶのは今後警戒しようと思いました。
映像美だけにとても残念です。
まず、歌と映像に関してはとんでもない技量を見せつけており、見ていて気持ちが良かったです。
本編は半分以上が3Dグラフィックやlive2dで描かれていますが、違和感はなくきれいな仕上がりで、世界観にもマッチした素晴らしい出来です。
導入と主人公の過去や環境の描写はとても丁寧で分かりやすく、主人公に好感を持つことができます。
しかしストーリーが展開していって、一番重要な、タイトルにもなる竜との関わり方が急展開過ぎます。
主人公の意思にしては動機が薄く、しかし何故か異様に拘り自分が被害に合おうともそこに関わろうとします。
物語を見る限り、主人公目線では誰なんだろう?くらいの印象しかないのに。
物語冒頭に描いた「なんでお母さんは見ず知らずの子を助けて私を置いて行っちゃったんだろう」「批判されるのが怖い」
の答えが出ていない状態で尚且つ友人が調べてって言ったから…くらいの根拠。
竜を見つけた際、「貴方は誰?」の連呼…いやお前が誰なんだ…と思ってしまいます。
多分最初はしのぶくんが竜みたいな展開を匂わせてのどんでん返しを狙っているんですが、最後の最後に分かるなら
竜目線のストーリー描写が欲しかったです。いや誰だよ、なんでだよ、可哀想だけど助ける義理なさすぎだろ。となるのを防いでほしかった。
母親がしたことをずっと疑問に思っていた女の子は、子供を守るために飛び出しました…さらには世間に顔バレすることも悔やまず…その姿と歌声には全世界が泣いたのです…。映像はとても綺麗でしたが、
なんか全世界に本来の顔晒せば信じてくれる〜の流れ、分からなくはないけど
本当にそうだろうか…が強すぎて頭を捻ります。
どんでん返しと終盤のネタバレを
やりたくて仕方がないにしてはバレバレ、しかもそのせいで物語が急展開、更には薄くなっている気がしました。
竜のことを知ってから助けたくなって話を聞きに行くなら分かるんですが、
竜って何者!?教えて!!なんか会ってみたら悪い人じゃないんだよ!(竜は他の人のアカウントを停止させるなどの悪行をしている)みたいな、なんか腑に落ちない理屈ばかりなんですよね。
しまいにはその腑に落ちない展開でおそらくなんかめげずに関わろうとして結果的に助けてくれた主人公を大好きと言ってシーンが終わる…
いや、助かったんですか?
え、どうなったんですか?保護されたんですか?その前の父親が怯えて逃げ帰るシーンも大げさすぎてちょっと難しかったです。心理描写に詳しくないので、細かい設定があったのかもしれませんが、分かりづらかったです。
映像が綺麗、歌が綺麗という点でまあお金の無駄とまでは思わないですが、どうだった?と聞かれたらあ〜と言ってしまいます。
個人的に好きな場面は、主人公が夜行バスに乗っている際の窓の映り込みの指紋の跡。ライティングされるたびに、指紋の跡が光る拘りに、とても興奮しました。
映像美、声優さんに関しても良質だっただけに残念です。
音楽と映像で星3、後半が残念
感想として
音楽と映像は素晴らしかった
ただサマーウォーズの方が物語としては
上だったのかなと、、
後半がツッコミどころが多すぎて
えっ?てなりました
DV問題に触れるには軽視し過ぎてると感じました。何故一人で行かせたか?最後までわかりません
また正体をさらすことで安全な位置から攻撃することなどSNSやネット上の問題を取り上げたかったのかもですが、忍か正体をさらすことの後押しをする姿に違和感しか感じませんでした
映像と音楽を評価しての星3になります
タイトルなし(ネタバレ)
良かったところ
音楽 歌唱
鈴が 自分も忍君が好きなのに(のちに誤解とわかりますが) 思わず応援するって ラインしてしまう
その後自分の弱さ、意気地なさ? に1人涙を流す
切なくてとても共感できました
音楽の星2です。映像で星1。
ストーリーは突っ込みどころ満載過ぎて イライラします。
突っ込みどころ
全知全能なる忍君 イケメン 高身長 スポーツ万能 許そうここまでは
だが、DV子の信頼を勝ち取るために 鈴の顔を世界中にさらさせる
間違いなく世界中の数千 数万というストーカー スネークのターゲットになることはお構いなし それすらも何とかできるというなら
まさしく 神ですね
最後に何故 急にあほになった?
信頼を勝ち取るためには、ネットワークで素性をさらさなければいけない
というメッセージになっています ここ最悪
DVおやじにひきこもり女子高生を一人で向かわせる?大人もいるのに?
父親に至っては、もうお前には匙を投げたよと言わんばかりの無責任さ。
ついたらちょうど子供が家から飛び出す?
あり得なさすぎて貧乏ゆすりが止まらない。
DVおやじが鈴に気圧されて足震えだす?
ジャスティンだけ、何でアンベイルビームもってんだよ。
ルカちゃんが鈴を恋愛相談の相手に選んだ理由は?
出てくる大人全員無責任過ぎ 鈴母もなぜ行けると思った?
監督は現実世界に生きているのか?
エヴァとかガンダムとかドラクエ映画の最後で
現実に生きなさい的なおせっかいメッセージは嫌いだったが
この監督とこの世界観に納得できる人には必要だと思った。
音楽は今後も聞きますが、映画は見ないでしょう
こんなにイライラさせてくれる映画 久々 音楽と映像が良いからなおさら
よほどの天才でない限り監督は脚本を兼任してはいけない
監督が脚本を兼任した「バケモノの子」、「未来のミライ」もヒドかったけれどこれも本当にひどかった。
主役の中村佳穂さんを売り出すためだけのPV。
星は圧倒的なビジュアルと〈U〉の世界観と音楽と高知の自然に。(といっても高知でなければいけない必然性もない)
物語に対しては評価のしようがありません。
何がやりたいのかまったく意味不明。
突っ込みどころについてはほかの方も書かれてるので割愛しますが、最初から最後まで何を見せたい話なのか、説明不足、描写不足でストーリーの内容も薄くテーマもみえず。展開だけは荒唐無稽な作品でした。
監督の演出家としての力量すら疑われます。
映像作家としては素晴らしいのでしょうが、作品を作り上げる監督という器ではないです。
本当に映像が良すぎてもったいない…
ただただ合わない思考に倫理観。オマージュの定義とは
今回内容については酷評です。酷評というか、あまりに"自分と合わない"といった個人点では星1.5、ただ一般目線で見ると、素晴らしい映像と曲、スタッフの頑張りでエンタメとして星3以上はつけざるを得ないかなと。中村佳穂さんの歌声、圧巻でした。素晴らしいです!
以下は個人の感想です。
まず大枠ですが、なんで細田監督のここ最近の作品、どれも1番のビジュアル的盛り上げどころを上映時間の7割くらいのとこに持ってきて、そのまま尻すぼみで終わらせちゃうんでしょうね。盛り上がりー!>ちょっとホロリEP>スタッフロール!でいいと思うのですが。
その点、新海監督なんかは恥ずかしげもなく青春真っ盛りに終盤に向かって盛り上げてくれて、多少の内容なんか目を瞑れるほど作品に浸らせてくれます。大人感……?謎です。
問題の脚本。細田監督の作品は全て視聴済みですが、今作はとにかくキャラの思考や倫理観で現実と剥離があって、全くノリ切れません。
ファンタジーならファンタジーで良いのです。ディズニーなんかまともに考えたら正直サイコキャラばかりですしね。でも私は大好きですし、バケモノの子も好きです。
あれらはちゃんと「ここはそういう世界である」と認識させてくれるのですが、未来のミライと特に今作、話の根幹があまりに"現実"に寄せてくるため、私たちの世界の思考で見ざるをえません。その上でのあまりのモヤモヤ感……
・結局VRも見た目と才能なの…?竜は醜いの?そもそもバケモノアバターいっぱいいるし
・24時間テレビのような取ってつけた障害犬
・自治厨は普通は真っ先に炎上する
・何なんですか?その唐突なチートアイテム
・校内SNSのあまりの現実離れ
・ヒロインがあなたは誰?あなたは誰?って、そもそもそれをバラしたくない!っていうのがこの話の根幹なはずなのに…
・というかSNSで誰?誰?!とか来る知らん人は即ブロしか選択肢がない
・DV父親動画とか真っ先に炎上すべき案件。50億SNSとは
・周りが正体知ってる描写、伏線も無ければその意味もない。え、もしかして声一緒…?もう一人の自分とは…
・視聴者のミスリードのためだけの幼なじみ。行くだけでほんとに何もしないおばさま's
・暴力大人に女の子一人で行かせる上にアシストも一切無しの周り
・腰抜かす父親。。大好き……???
毎分首捻る箇所、話のためだけのキャラだらけで、あまりに多すぎて書き切れませんが、ファンタジーならファンタジーに浸らせて欲しいのです。社会派ならしっかり下調べや心情を練って、社会派をして欲しいのです。。かなしい。
そしてこれは個人的に私が好きすぎるため一番ですが、美女と野獣オマージュ、これは…アリなんでしょうか…?
古今あらゆる作品で、名作のオマージュはあります。キャラ、相関、構図、モチーフ、セリフ、展開etc。そんなことは承知で、パクリだとかそういうことを言うつもりは毛頭ありません。
ただ、これを全てやってしまうのはさすがにチキンレースを振り切っています。しかも"BELLE"の名前を使って。
それも必要な要素であったなら私も何も言いません。
本当にディズニーから連れてきたキャラデザ、ベルの名前、ベルのローブ、エントランス、小さい使用人たち、窓際の部屋、唐突なタキシードに舞踏会、信じてもらえないベル、ガストン、閉じ込められるベル、救助、乗せられてしまう暴徒達、燃える城、そして、バラ。
はたして、この中に脚本に必須な要素何個ありましたか…?触れられたくないはずのバラ、意味ありましたか…
その上で、なんとこの映画のビジュアル的見せ場の半分近くが、ただただモチーフを流用しただけのカットなんですよ。
正直、正気か?と笑ってしまったくらいなんですがどうなんでしょうか。ただただ「利用している」としか感じられませんでした。憤慨というか、あーあーあー……って感じですが。
それをやってもオリジナル部分に説得力があればまだ良かったのですが、上記の通りふわっふわなもので、パクリとかでなく、ただただ「あぁ、美女と野獣のアレンジしたかっただけなんだな」と。これは二次創作ですね。二次創作に原作のスタッフ連れてくるのはどうなんでしょう。
とにかくオマージュ要素に意識が行きすぎて、周りが全然頭に入ってきません。
そもそも美女と野獣って「内面で惹かれ合う恋愛」が主題で必須なわけですが、今作って「共依存や他人への興味から始まる自身の救い」なんですよね。
おいおい、そんだけ使っといてそこ外すんか、と。じゃあもう全オマージュ要素いらんくない?と。実際不要だった……。
さんざ酷評していますが、この作品に星4以上をつけられている方もいて、そういう人もいるだろうなと私でも思える程には部分部分で素晴らしい点も認識しています。
ただなんというか、内容、制作、全ての点で今作は私と倫理観が合いませんでした。
細田監督、一体どうしてしまったのか……。脚本も絶対であるなら、せめてファンタジーをやって欲しいという気持ちでいっぱいです。
※オマージュ部分すごかった!って意見も見かけます。この点に関してそういう方への「そんなレベルじゃ無いでしょお!」的な批判はあまりなく、あぁ、価値観倫理観が自分とはちげぇんだなぁって感じです。
映像美良し。内容もう少し…
話題作なので早速観に。
面白い、面白いんだけど、、
最初の盛り上がりに比べてラストの伏線回収がイマイチだなぁと。
最後どうなったの!?が中途半端
美女と野獣へのオマージュの割に、しのぶくんとも良い感じで、なんなんだろ?
世界中と繋がっているのに、運命的に出会った2人がたまたま日本人同士とかある??
歌の盛り上がりでみんなの心が一つになったところは泣けてきた。
合唱サークルのお母さん達や、友達のアバターもかわいかったし、すずを応援するところも良かった。
最も納得いかないのが、「大田区と川崎市の境目」というだけで、なんで出会えるの!?と納得いかず…。
しかもあんなどこにでもあるタワマンでが窓から見えただけで、なんて多摩川駅にいけちゃうのー?
あと、今すぐいかないと殺される勢いだったのに、夜行バスと新幹線で、一体何時間後に到着??
そして具体的にどうやって虐待を解決したのか一ミリも説明なし。
あれだけ、「助けるって口だけの奴らばかり」と、虐待を止めることの難しさを語ってたのにー。
あとどうでも良い細部では、あんな手すりのない橋を毎日通学してて、たまに転んだりして、危なくないのかしら?
全体的に映像と音楽が綺麗で良かったです
ラストの伏線回収がもう少し…
期待以上、感動未満…。
これは、期待以上ですね!
幻想的な映像をバックに、透明感のある歌声が響きわたり、仮想世界を軸としたストーリーが織り成されていきます。
中身は「美女と野獣」ですね。仮想空間に「美女と野獣」の世界が存在し、現実空間に普通に生きている高校生や子供達が存在します。
ただ…、「U」はアカウント50億の巨大な仮想空間のはずですが、実際のスケール感は高知県と品川区の範囲に落ち着きます。
後半になればなるほど、それは顕著になり、あれ?これは「君の名は。」か?あれ?またまた、聖地巡礼が始まっちゃうか?みたいな感覚に襲われ始めます。
ラストに近付き、帰って来た“すず”を迎えに、お父さんが駅のホームにやってきますが、ここらあたりになってくると、あれ?これは何の映画だ?高知県のご当地アニメだったか?という錯覚に陥ってしまいます。
もし、これが、実写映画だったら、駅のホームにお父さん役のトヨエツが現れ、“すず”を家に連れて帰り、美味しい鰹のたたきを作って食べさせてあげるところでしょう。
このチグハグな、世界観はスゴイ!というしかありません。50億というスケール感でありながら、海外のシーンは一度も出てきません。
なにはともあれ、「美女と野獣」をベースとした、透明感のある歌声と幻想的な映像で、最初から最後まで押し切ってしまう、方言は一切使わない、高知県ご当地アニメを観たい方は、映画館に直行し、巨大スクリーンと最高品質の音響で、ぜひ、ご鑑賞ください!
期待を裏切ることは、決してありません!特に“中村佳穂さんの歌”は必聴ですよ!
そういえば、佐藤健の“竜”は隠す必要あったのかなぁ…。
細田守版 美女と野獣。
前情報だけで言えば、細田守監督作品で1番好きな「サマーウォーズ」に似た世界観作品で、正直面白そうだとおもっていた作品だったのですが、まず声が恒例の俳優さんメインという点でもう不安でした。ジブリしかり、生の演技を演出したいかなんなのかやたらと俳優さんを使うのはやめて欲しいと思ってしまいます…「声優」というちゃんとした職業があるのに。
その点は100歩譲るにして、映像と音楽は文字通り大変素晴らしかったです。作中でウルッとしたのは素晴らしい映像と音楽のおかげです。是非劇場スクリーンで観るべき。
そして肝心の中身。声に関しては上記に述べたとおりリアルさを追求した演出ならまあ良かったかなと思います。でも案の定セリフが聞き取りづらいし若干の棒読み感が私の中で強く残り残念でした。そしてここまで声優さん以外を起用するなら全キャストをそうして欲しかったです。何人か声優さんが演じていたのでそちらの方の声が悪い意味で浮いてしまっていました。
内容に関しては、序盤は派手な演出で興味をそそられる内容だったのに、他の方のレビューにもあった通り和製美女と野獣の違和感や、各キャラの掘り下げ方、主人公と父親との関係性(希薄すぎる)、周りの大人の放任ぶりが気になりました。
映像と音楽が素晴らしかっただけに本当に残念です。
演出が良いだけに残念
ぼんやりとした作品だった。
ミスリードを誘ったわりに、中盤でちらりと見せたぽっと出の少年が竜の正体だと知らされる。
そのため本来そこを担うべき中心人物の一人である幼馴染の少年に弱い役が与えられ、正直こいついるかな? と、疑問に思った。
主人公が歌姫であるためいっぱい歌う。そこがこの作品の持ち味だし然るべきなのだが、いかんせん尺を取られる。
散りばめられた登場人物のいくらかは残った短い尺に満足することが出来ておらず、映画を見て三時間しか経っていないのに思い返しにくいキャラが多い。それにパッと浮かんだアイディアに大した肉付けをせず、突貫工事的で見え透いた継ぎはぎもいくつか目についた。
梯子を外すなら最後までやりきるべきで、消化不良では満足できない。時には思い切って大事なところも削る決断をして欲しい。
この作品を手放しでほめることは出来ない。
とはいえ、演出はさすがの一言でそこはお金を払ってみる価値はあると思う。
細田ファンの一人として次回作に期待する。
いろいろ描写不足が否めない作品
この作品は、過去に母親を
他人の子どもを助けようとして
命を落としてしまったことで歌えなくなった少女のすずが
仮想空間の「U」で歌姫ベルとして頭角を現していくなかで
Uの荒くれものの竜がライブに突如あらわれ
ライブを滅茶苦茶にしたことをきっかけに
ベルが竜が何者なのか知ろうとする
というのが大まかなストーリーだと思う
ただ、個人的にはUという仮想空間が
どういう仕組みなのかイマイチわからない
例えば、竜がUで暴れて他人のアバター(AZ)を傷つけるというが
やられた側はどうなるのか?とかの
説明がないのなら、竜が暴れるのは悪いことという説得力がない
また、ジャスティンがなぜ他人の現実の姿をわかる道具をもっているのか
スポンサーが多いとUでは特権を与えられるというのかもしれないが
それでも描写不足だと思う
また、竜の城とはなんなのか、竜にAIの臣下が何体かいたが
それはUのシステムと関係があるのかよくわからない
あとは登場人物が多い割には
竜の正体のミスリードのために出ただけという感じの人が結構いるイメージ
タトゥーの芸術家とかマダムやメジャーリーガーとか
あとはカヌーとか学校のマドンナの存在意義がわかりにくい
女子のギスギスしたシーンのためなのかもしれないが
ストーリーの本筋に必要かという疑問があった
終盤で竜の正体が
虐待をされていた兄弟の兄のほうだということが判明をする
その兄弟から信用されるために
しのぶが急に現実の姿で歌うようにすることを提案をしたり
東京にすず一人で行ったりして
本人の意思もあるかもしれないが、もう少し筋の通った理屈が欲しかった
すずが現実で兄弟の家にいき
そこで兄弟が父親に立ち向かうという言葉を聞いて
虐待問題は解決したという雰囲気になったが
正直、そこに説得力を感じなかった
兄の「助ける」連呼のセリフをきくと
公的な機関は入っても虐待は解決しなかったというイメージがあるし
現実の児童相談所は
この映画みたいにそこまで頼りないのかという印象が
現実と合致しているかわからない
ちなみに竜の城のシーンでは女性の絵が飾られていたりしたので
その女性を母親と考えると
家族関係でなにか理由があるという側面の
掘り下げというものもなかったのちょっと残念
個人的にいろいろ思うところがあったが
映像と音楽はよかったと思うのでストーリーの細かい矛盾は気にしないのなら
映画として悪くないのかもしれませんが
個人的にそこそこ気になるところがありました
採点しにくい映画
日本語は母国語ではありませんので、文法の間違いだらけのレビュー申し訳ございません。
この作品は全体的に見ると映画として良かったと思います。
とくに、ストーリー、主人公の成長、ユーモアと感動のバランス、結末等はかなり上手く描写されています。
細田さんは監督として才能があるに間違いありません。
三星以上を付けられない理由は仮想世界の映像です。
現実の世界はアニメーションといい背景といい、とても綺麗で芸術監督とアニメーターのチームは素晴らしい結果を果たせました。
ただ、仮想世界はCGを用いて描写され、正直に20年前の低予算の和ゲーム似たような映像とアニメーションにしか見えませんでした。
CGはこんなに苦手であれば仮想世界も2Dにした方が良かったと思います。。。
もちろん、Uの世界はSNS似たような世界なのでディズニーのような綺麗な映像は非現実的すぎて要らないかもしれませんが、映画の半分ぐらいは仮想世界のシーンになりますので、汚い映像を長く鑑賞することは映画を台無しにする感じがします。とくに、映画の真ん中ぐらいに低質アニメーションで美女と野獣を再現するシーンがありますが、その時はマジで途中退席しようと一瞬思いました(笑)
残念なことは、仮想世界に起きている感動的なシーンは幾つかありますが、映像の醜さに集中することによって部分的に監督のメッセージを受け入れなかったと思います。
日本の3Dアニメーター、頑張ってください!
脚本という名の「設計図」の重要性。
映画館での予告を観て、こんなに感動したのはいつぶりか。画力と音楽の力の総合芸術エンターテイメント。まさしく「映像美」とはこのこと。
実は、細田守監督作品は初です。
予告がすごく良かったのと、millennium parade が楽曲提供とのことで、期待度!早速、IMAXで観てきました。
現実に生きる地味めな女の子が、実は唯一無二の歌姫。
…までは普通のような気がするけれど、その唯一無二の世界はまさかの「仮想世界」。
発想力が、尋常ではない。
ですが個人的に少し残念だったのは、物語の全体的な構成といいますか、シナリオといいますか、登場人物たちのバランスといいますか、、
一番引っかかるのは、BelleのLIVEで竜が出現し、「あなたは誰?」とBelleが突然問いかけるところ。突然すぎるので、Belleが初対面の竜をなぜこんなにも気にかけるのかがロジックに説明されない。(ので、観客には突然のように思える)
ジブリ作品のような「描きたいことをあえて描かない」手法は、よほど繊細に描かないとセンス(感覚)では伝わらない。伝わらないと、引っかかったまま観ることになるので、後に回収されないと不満が起こる。
・昔、川で助けられた少年
・すずが川に入水しようとした時に手を差し伸べ助けた少年(忍くん)
・合唱隊の1人が語った、ある中学2年生の少年の話
・すずがなんだか無性に助けたくなった竜(14歳の少年)
ポイントは、幾度も出てくる様々な表情をした「川」。
生死の分かれ目を描いています。(たぶん)
Belleが歌う(すずが作った)楽曲「U」の中でバックコーラスに「レクイエム」と聴こえる(違かったらごめんなさい)箇所がありますが、「レクイエム」はラテン語で「安息を」という意味なので、「U」は死者を弔う鎮魂歌とも受け取れます。
宗教的ではありますが、”「生死」とは繋がっているもの″という見方をした場合、「生」とは「おはよう」であり、「死」とは「おやすみ」を意味する。生死は繋がっており、延々とループし続ける。そう考えると、この作品は生死のディープさを描いているとも思えてきます。
「U」の歌詞は明らかに「生」をイメージしているのに、死者を弔う鎮魂歌である件。
あとは「クジラ🐋」や「三日月🌙」などのモチーフにも何か意図はありそうなんだけど、、
さり気なく(あくまでさり気なく)作品とリンクしている部分はさすがミレパだなぁと感じ、鳥肌が立ちました。
頭をフル回転させて作品の意図を読み取りたいと思いました。すべてを説明してしまうような作品は私も好みませんが、少し伝わりづらく、本当に本当に残念でした🥲
最初は、川ですずの母が助けようとした子供が実は竜で、その子も成長過程で批判を浴び傷付きながら生きてきて、助けられた時に出来た背中のアザにBelleが気付いてるのか?そうか、ラストでわかるのか!と余計な考察しましたが、まったくの見当違い💦
Uでカリスマ的存在として君臨する歌姫・ペギースーなる人がおりましたが、その人が川で助けられた子供か?と、なんか「川で助けられた子供」がめちゃくちゃ気になるのはなぜなのか(笑)←たぶん、伏線のような描かれ方をしているからだと思うが、、
そして。
タイトルにきている「竜」についての情報がイマイチ少ないのは、物語のコアだからなのかもしれないと思ってはいましたが、コアになりきれずにラストの見せ場が物足りなかったかもしれないなぁ、、なんて、少し。
美女と野獣の世界観や、風の谷のナウシカのラスト(光り輝く王蟲の上を歩くシーン)なんかを想像させるあたりは、少し既視感を覚えます。この部分では制作側も批判覚悟で臨まれたのではないかと。(推察)しかし、それでも踏み切ったということは、、
言いたいことはすごくわかるし、伝わります。
各界で活躍するプロのクリエイターを大結集させた素晴らしい×100✨作品であることには間違いないので、新たな才能を発掘したり、その才能を適材適所に据えるあたりのプロデュース力には脱帽でした。
偉そうにズラズラ書きましたが、総合的にとても良い作品だったと思います。
【追伸①】
冒頭、Belleが歌う「U」の歌唱シーンと、「仮想世界・U」の説明ナレーション、被らないで欲しかったなぁ🥲
歌姫・Belleの初登場はナレーションなしで、よりダイナミックに観たかったです。
あと、忍くんのアズって何だったんだろう。エンディングで忍くんだけアズが登場してなかったけど、Belleがすずだと知ってたのにも関わらず、 、U登録してないのかなぁ。
【追伸②】
いろいろな、様々なレビューを読みました。皆さん、細田守監督作品に愛があるんだなぁ、と感じました。
見た目のパッケージが良くても、美味しくなくては商品は持続的に売れない。
アニメーションは絵が上手くないと誰も観てくれない。けれど内容云々でこんなに素晴らしい作品が酷評されてしまうことが残念で仕方ありません。
酷評は、期待の裏返し。
細田監督らしい平凡さがにじみ出てる感
サマウォーは未鑑賞で、おおかみこども→バケモノ→ミライと鑑賞、個人的にはバケモノが一番良かったのですがミライは×、さて本作はどうでしょうか。
細田監督の印象は毎作〝アッチが良ければコッチが駄目〟的な印象があってソレが今作も出てしまった感が否めません。自分が思うに、細田監督は他のアニメ監督の様な抜きん出た特徴がある訳ではないので、どうしても創りが優等生チックで変哲を欠き、そのため何か不具合があるとソレが際立つ傾向に思います(同じタイプにヤマカン)。
好き嫌いの話で説得力に欠けますが、まずアナ雪のデザイナーを起用したとは言え、バーチャル世界をディズニーの印象マンマのビジュアルにしたのは相当なマイナスです。
日本アニメは独自に進化しそのクオリティは世界一のものと信じてますが、あの絵面でハリウッドの二番煎じ感が否めずスンナリ受け付けられません。ベルのキャラデザも初出の際一瞬不気味に映るのもありましたし。
そのベルが竜に執着する理由がよく解らず、イマイチ行動原理が精査されていない様に感じます。同じ事が〝自治厨〟みたいなジャスティンにも言えます。
またベルが歌姫として世界中から支持される過程も省かれていて、風呂敷がデカい割にトートツに頂点に伸し上がった印象。実際ニコ動やYouTuberがバズるのってそんなモンでしょうが、賛否は吹出し表現で印象が薄く、もっと何か説得力が必要です。ソレ以前にあの〝空間〟も説明不足かな?(デカダンスのソレとは違う様な?)‥‥
加えて楽曲が微妙に暗いのもモヤりました。この辺は『歌』をテーマにした他作アニメの観過ぎなのかも‥‥w
そしてあのテンプレマンマの自治厨はネット警察的な存在でしょうか、ソレにしては頭悪そうな素行で悪役演出が時代遅れな感じ。それに権限が強大な理由も不明。などなど、それらシーンの経過・内容や細かい部分の脚本の練り込みも足りない印象を受け、蛋白で既視感も散見されました。
最後に声優、今作も鈴と忍が△。他は特に気になる程ではないにしろ宮野真守/島本須美くらいしか本職は起用せず他は俳優・ミュージシャン・モデル。鈴の中の人、歌以外の「あ゛あ゛あ゛」と奇声を上げるトコなどノイジーで、忍の中の人の棒読み加減と相まってギコチナイ。細田監督は声優嫌いなのかな?宮崎監督のソレは話題になりましたが‥‥
良い所は人物の心理描写と、ネット厨の「みんな解ってないなぁw」辺り。ただ物分りの良いネット厨で火消しがテキパキ片付く展開は疑問でしたが、そんな折角の長所も上記の件でだいぶ薄められてしまい残念。
今作も決して悪くはないのですが(クンちゃんよりはだいぶマシ)全体的にグッと来るものがない平凡な仕上がりに思えた作品でした。
題材は良い
起承転結の「起」は良かったと思う。高度に発達したネット社会で、現実とどう向き合うか。また、自己のアイデンティティをどのように形成するか、という問いは、映画という媒体でなくても色々な場面で語られている王道かつ深みのあるテーマであるし、エンタメの中で語る価値も十分ある。
「U」という仮想空間についても、「結局なにをする場所なのか分からない」という声があるが、武術館(?)のようなものがあったり、主人公がライブをしたりと、多目的なプラットフォームとしての場所だと考えられる。一つの目的に絞るのではなく、あくまで「場」を提供し、そこでどのように遊ぶかは自由という空間作りは、SNS、YouTubeなどにも見られる特徴であるし、現代的なネット世界を的確に描いている、という評価も可能だ。
この映画に良くなかった点は、他のレビューが沢山語っているが、やはりテーマが散らばってしまっている。
過去のトラウマを乗り越え、竜を救い、家族とも同級生とも仲良くし、Uでもスターであり続ける、と主人公が抱えるタスクはかなり多い。これらをきっちりまとめ切れる脚本家もいるとは思う。しかし、この映画はただ「浅く広く」になってしまい、どのテーマについても深掘りが足りず、結末に対する納得感が得られない。ハッピーエンドではあるが、それが主人公が「本心から」望んでいるのか、という裏付けが見つけにくい。主人公のアイデンティティをテーマにしてしまうと、「そもそも本当にそれを望んでいるのか?」という部分を裏付けない限り、なんとなく宙ぶらりんな印象を抱いてしまう。本作は、作品前半で提示された課題をただ解決していくので、とても表面的な内容になってしまっている。
※本作の結末が悪い、と言っているわけではなく、良い結末ではあるが、どうして「良い」と言えるのかのロジックが甘い、という意味。
ここからは、個人的に掘り下げて欲しかった点を2つあげてみる。
1点目は、無数の人々からの批判や賞賛のコメント。何をやっても、アンチは湧いてくるし、賞賛してくれる人もいる。本作では、すずの母親が亡くなった時は母親に対する辛辣なコメントが殺到していたり、ベルが「U」で歌い始めた時もアンチが湧いていた描写がある。本作のキーマンである竜に対しても同様だ。相手の顔が見えないネット社会では、無責任な批判が無数に飛び交う(称賛も然り)。そうした中で、いかに堂々と自己を表現していくかは、語り直しても古臭くならない王道なテーマだと思う。竜への表面的な理解から来る心ない言動に対し、どう立ち向かうのか、どんな主張をしていくのか、この点を掘り下げつつ竜を救うことができれば、ベル自身のトラウマの解決にも通じるし、作品としてのメッセージも明確になったんじゃないだろうか。
また、ここで活躍して欲しいのはすずの親友(?)であるヒロちゃんである。ヒロちゃんは毒舌だが、根底にはすずへの愛がある。ネット上の書き込みと同じに思える辛辣な意見でも、言葉への責任の持ち方や、相手や物事に対する理解度が違う。この対比を明確にし、問題の本質は「相手に対するリスペクト」と「言葉に対する責任」であることを伝えられれば、より良い映画になったんじゃないかと思う。
次に、ネット社会と現実社会でのアイデンティティの持ち方である。本作は、あくまで人のアイデンティティは現実社会に根本がある、という姿勢を貫いている。「U」でのキャラクターの背景には現実世界での生き方がある。あくまで現実世界での生き方をベースに、ネット空間での姿や立ち居振る舞いが決定されていく。
また、竜を「アンベイル」しようとし、竜の「本当の姿」を現実社会の中に探すなど、作中の人物のほとんどが、現実世界での姿こそ本当の姿、という前提のもとで生きている。
(ただし、「アンベイル」が「U」内の極刑として描かれているように、ユーザの多くは現実社会とネット社会のアイデンティティを切り離したい、という強い願望を持っているらしい。)
この映画のクライマックスでベルはすずとして歌い、現実の自分=本当の自分を曝け出す。ここで、アイデンティティの統一が実現する。これ自体は、すずの勇気ある決断であり、批判したいとは思っていない(この点も、なぜこの決断が良いと言えるかの裏付けが甘いとは思うが)。
ただ、これは誰にでも当てはまる普遍的な生き方ではない。
現実世界とネット世界で、アイデンティティは切り離されていたっていい。その可能性を、もう少し示唆してほしかった。(当然、ベル以外の50億のユーザは、アイデンティティを切り離して生きているとも推測できるが)
現在の複雑化したネット社会では、むしろ「アイデンティティを使い分ける」生き方のほうが生きやすい。また、それは決して相手に対して本当の自分を見せない不誠実な態度ではない。そもそも、「本当の自分」という唯一無二の根源的アイデンティティの存在が現代は揺らいでいる。「本当の自分」という観念自体が、ある意味時代遅れとさえ考えられるのだ。
(この点、2016年のセンター試験国語評論文がかなり詳しく語っている)
こうした意味で、本作の描くアイデンティティは、時代に対し逆行している感があった。上記のアイデンティティ像が主人公の決断であってほしかったとまでは言わないが、そうした生き方を肯定しつつ、主人公の決断を描写できれば、作品として深みが増したように思う。
他のレビューが言うように、美女と野獣的描写が必要だったかはやっぱり分からないし、竜の背景が割と普通なのも不満はある。悪役を「親からの虐待・暴力が原因」というありきたりな因果論の中に押し込むのは、キャラクター像があまりに薄っぺらい。
全体として、テーマは良かったのに、深掘りや答えが浅かった。けど結末自体が悪い訳ではないので、素晴らしい音楽と映像も相俟って「いい作品感」は演出できていると思う。
それはそれで大事なことなので、2.5ではなく3にしました。
ちなみに私は「おおかみこども」が大好きです。
タイトルなし(ネタバレ)
歌はとても良かったし、好みの曲調。大画面で観たUの世界の映像は美しく迫力があった。田舎の風景も綺麗だった。
だったが、なぜか学校の学生たちの作画が荒くなる。Uの映像が綺麗なだけなぜ?
その荒さに比例するのか、人間関係が薄い。2クールアニメの劇場版かと思うくらい、人間関係の構築の説明がすっ飛ばされるので腑に落ちないまま話が進んでいく。クラスLINEで炎上する件必要でしたか?ボート部の子とか合唱のおばちゃん達とか親友とか、なんなん?どうしたいん?端折られすぎてて疑問ばかりが残る。最たる疑問は、竜が現れた時になぜ何をしたいのかとではなく、あの人は誰?という感情になったのか。なんでそこからあんなに惹かれたのか。
思うに現実世界でもUの中でも主人公以外のキャラクター、物事は全て記号でしかないのかもしれない。見せたい図を詰め込んで、それを表す為の記号を置いていっただけだから、厚みが感じられないのではないだろうか。
その割に片足のない飼い犬とか変にインパクトのある記号だけ置きっぱなしだし。考察と察するは別物だと思う。ちゃんと考えると、竜の少年達の問題は何一つ解決してないのだが、そこは目を瞑って一件落着で終わらせたいのを察しなければいけないのって、本当どうなんでしょう。
やりたかったのは、美女と野獣とサマーウォーズとマクロスFのシェリルなのかしら?
サマーウォーズやぼくらのウォーゲームの時代はまだネットのコミュニケーションに夢を見られたけど、もうあんなにネット上が一丸となる事はないって分かってしまっているから、素敵な理想の世界を見せてもらったなと思った。
おおかみこどもやバケモノの子みたいな変な気持ち悪さはない。可もあり不可もあるといった作品。
物語をちゃんと作ってほしい
私にとっての細田作品は「時かけ」がベスト。
「サマーウォーズ」と「おおかみこども」はまあまあ。
その他はイマイチ…という印象。
前作辺りから極端なアンチもいる様なので、ひとまず観てこれを書き終わるまでは他の方のレビューは見ない。
日曜日の客席は久しぶりに中高生や若いカップルで溢れていて、映画館の盛り上がりが帰って来た感じがあって嬉しかった。
で、内容。
歌と映像は魅力的で印象に残る。
映画館を出てもホントに繰り返し頭の中でリフレインされた。
冒頭の「U」世界の紹介からのベル登場なんかは細田色満載でゾクゾクさせられた。
ただ、ストーリーはどーなってんの?
挙げだしたらきりが無いけど、どのキャラクターにも共感できなかったし、無理スジの展開にはずっと眉を力ひそめて観てた。
そして最後。
超極薄情報を頼りに独りで東京へ向かう女子高生をあれだけ大人がいて誰も止めず(あのコーラスおばさん達も…結局なんなの?)、偶然竜の兄弟に出会うことができ、現れた父親が激昂して見知らぬ女のコに暴力をふるい、でも睨みつけられて親父は退散。
…んなバカな。
『美女と野獣』は当然あえて持ち込んだモチーフなんだろうけど、そもそもあの作品の「善悪」と「美醜」の価値観についてはいろいろ議論の余地もあることを踏まえると、この物語にそれほど食い合わせが良いとは思えないし。
U世界にはあれだけの登録者をそれぞれスキャニングしたアバターがいる中、明らかにベルの容姿が極端なほどに「美しく」描かれている。そしてそれは鈴が積極的に望んだことではない。さらには、竜を探すためには「オリジナルの姿を晒せ」。
そういうの、「マッチポンプ」というんじゃないの?
まあいろんな理屈が付くのかも知れないけど、それ、どーなん?
これに限らず、あの幼馴染の男前が登場からまったく「良いヤツ」じゃないのがずっと引っかかってた。
あと、芸能人が声優を務めるのは作品によっていろいろ言われてるけど、ディズニーなんかはかなり良い人選をすることが定着した中で、率直に言ってこのキャスティングは「ダメ」な部類に入る様に感じる。
全然スッキリしない作品だったけど、映像作品としては見どころも多いので★は3つ。
【追伸】
書いてから他の方のレビュー見たら自分が書いたのかと錯覚する様な意見が多くてビックリするやら安心するやら。
”時かけ”+”サマーウォーズ”を匂わせるが、重いメッセージ性、共感できないクライマックスで合わなかった
映像や音楽へのこだわりは十分に伝わった。歌手を主役の声に抜擢するほど気合が入っていると感じた。
今までも作風に完璧にマッチした曲ばかりで尚更楽しみにしていた。
明らかにCMからも”サマーウォーズ”を意識して作ってると思わせているし、それを期待して劇場に向かったが、観終わったあとは曇天のような気持ちだった。
壮大な仮想世界を舞台に更なるアップデートを図ると思ったが、実際は”サマーウォーズ”からの進化はほとんどなく、”時かけ”を連想させる青春恋愛群像シーンは中途半端で無理して入れる必要あったのか疑問。最後はどうしても共感できない展開で、重いメッセージを含んでいるとあってとても”サマーウォーズ”を連想させる内容と似つかわしくない結末でショックだった。
細田監督の作品は”時かけ”からのファンで、中でも月並みだが”サマーウォーズ”が大のお気に入りで毎回追ってきたが、それ以降の失速感が残念でならない。
今回思ったが、無理してメッセージ性を持たせた長編映画を作らなくてもいいのではないだろうか。
次回はMV中心でもっと気楽な娯楽映画を観てみたい。
終わった後にん〜っとなる
率直に見終わった感想
楽曲が素晴らしい出来!デジタル世界の映像が良い!ストーリーは最後行き急いだ感で終わって残念。
歌手の中村佳穂さんの声は本当に素晴らしく、作曲のLudvig Forssellさんとの雰囲気にとてもマッチ、さらに映像の壮大さに飲まれ世界観に吸い込まれた。
狼は誰か、という問いをベースに話は進んでいくが、見つけた後からの展開が不自然すぎて、納得できなかった。途中で呆れてあくびが出る始末だったので、もっとそこを詰めた描写にしてくれたらよかったのにと思います。
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