竜とそばかすの姫のレビュー・感想・評価
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サマーウォーズより高みにあるがサマーウォーズを超えてはいない
現実世界の自然美豊かな映像と仮想現実世界のダイナミズムな映像を行ったり来たりするギャップに翻弄されつつも、その余韻に浸れる良さがあります。
現実世界の主人公の鈴を取り巻く人々(ITに詳しい親友、幼馴染の男の子、一人カヌー部の男の子、学校一の美人、鈴の父、鈴を応援してくれるおばさん達)のキャラクタが素晴らしかったので、こちら(現実世界)に軸足を置いて物語を創り、仮想世界を付け足すサマーウォーズの様に構成すれば、活劇としてもっと魅力的な作品に仕上がったと思われます。
少し高尚に創り過ぎていて、サマーウォーズの良さと言える“単純明快で爽快”という点は欠けています。
即ち、仮想世界の美しさと現実世界の自然美に加え、音楽性にも重きをおいて作ったため、ストーリー性を置き去りにしてしまった点は否めません。
また、「竜とそばかすの姫」の構図は「美女と野獣」を想起させるものです。
それと最後に一言、敢えて「U」の世界 に変える必要は無く、サマーウォーズ同様に「OZ」の世界 のままで良かった気がします。
とは言え、3Dの映像美に、美しい歌、鈴とその周囲の人々との遣り取りは、愉快で、微笑ましく、優しい、一度観ておく価値はあると思います。
良いんだが、要素毎で気になる
映像は、非常きめ細やかで綺麗
3Dの動きもこれまで見てきた中でもかなり力が入っていた
だが、だからこそ気になるシナリオの要素が目立つ
例えば忍くんは何時、鈴ちゃんを好きになったのか?
きっかけが分からない
次におばさま方、塞ぎ込みな鈴ちゃんの家に行く描写などが無いから、何の人脈なのか、ラスト付近の母親の写真からしか分からないし、なおさら鈴ちゃんを放置している様な錯覚もあり、手放しには良いキャラと認め難い
他にも竜に惹かれた理由も後半のカットで映しているが、やや弱いのではないか?
恵君の父親が引いた理由も察しは付くが、もう少し描写があっても良い気がする
といった、シナリオ面では映像と真逆で薄い密度の部分が特に目立つ
それさえ無ければ高密度な映像と、部分的に作り込まれたキャラクター達が、この映画を昇華しただろうからこそ、本当に惜しい
という訳で、3.5としました
サマーウォーズの先の世界観
「サマーウォーズ」の世界観をすすめていて、仮想現実の世界は「美女と野獣」という感じの話
さすがにちゃんと感動したなあ。現実パートが細田守らしい丁寧さがいきていた。
最初に違和感しかなかったディズニー的なアバターと現実世界の落差もアニメでは踏み込んだ後半の内容を考えるとありかも。
ディズニー的なポスターに釣られて子供連れて行く作品ではない、ファミリー映画ではないなあ
しかし‥2時間くらいのアニメでキャラクターデザインが統一されてないの見づらい気もする
陰キャに見えて陰キャではない主人公とハイスペック友人達
曲はむちゃくちゃいいです。
サントラがあるなら間違いなく買いです。
8/18発売のようですね。
買います。
ただですね。
内容が結構一本調子なんですね。
まず、主人公。
四国の山奥に住む陰キャ寄りの女子です。
歌がうまいのがほぼ唯一の取り柄ですが、いろいろあって歌えなくなってます。
彼女が友人の(知能指数的に)ぶっ飛んでるメガネの女子に唆され、
『U』というアプリに手を出したことからこの物語は始まります。
『U』の中では超絶歌のうまい美女の『Belle』として君臨する主人公。
VTuberっていうよりはアバターに似た存在のようですね。
50億のアカウントの頂点に君臨するという、なろう小説でもそうそうねえわって展開ですが、
そんな彼女のライブ中に『竜』が乱入。彼女のステージをぶち壊しにしたことから、
彼女のファンの大半が「『竜』の正体を晒せ!」と声を上げることになる訳です。
正直、ストーリー的にはあんまり起伏は無いです。
あらすじを伝えるとそれだけで先の展開が分かるような内容なので、敢えて何も語りません。
まあ、感動はします。
オチ的には良かった、良かったです。
ただ、ガチ陰キャのキャラを主人公に求めると、肩透かしを喰らうと思います。
このそばかす主人公、一見して陰キャのようですが、周囲にいる連中が
①天才メガネ
②幼馴染のハイスペックイケメン
③校内一のハイスペック美少女
④カヌーの陽キャ
あと⑤PTAも味方につけているので、基本的に属しているコミュニティとしては圧倒的勝者です。
なお、これは別にネタバレしても大丈夫と思いますが、②は主人公のことが好きです。
この時点で、主人公がただの陰キャではないことがお分かり頂けると思います。
なお、個人的に『竜』の正体だけは、映画公開まで黙っていてほしかった。
完成報告会見で中の人がバラされたので、それだけはマジファ〇ックでした。
いや、それで大体の内容想像出来るじゃん。
ほんとやめて。
…てなわけで。
ほぼ音楽に対する評価の3.5点です。
"サマーウォーズ" を期待して観に行ってはいけない
竜とそばかすの姫とサマーウォーズは仮想空間を舞台にしている点で共通しているが全く別物だ。レビューで酷評している人の中にはサマーウォーズを期待して観に行ったら思ってたのと違ってがっかりした人もいるのではないだろうか?これから観に行く人には少女の成長の物語を期待して観に行って欲しい。ランボーを観に来た人が君の膵臓をたべたいを観せられたら消化不良になるに決まっている。
個人的な感想としては、終わり方はすっきりとしているが思い返せば変なところがあるなぁという感じだ。Uの世界もストーリーにあまり活用されてない印象。あとディズニーのオマージュなのかパ○りなのかわからないシーンがあった。高校生らしさは心を抉られるくらい良かった。映像、音楽はとても良かった。さすが。それだけでも一見の価値あり。ただ、Uの世界でのキャラデザがなぁ、、、ジン・キムじゃないだろぉ、、、、CGを全面に出すのもなぁ、、細田守の絵が好きなのに、、、とりあえずジン・キムが強すぎる。ジン・キムをもっと薄めてほしかった。ジンキムが悪い。ジンキムジンキム!まあ単純にディズニーのキャラの顔が嫌いなので細田守を濃くして欲しかったというのもあるが。ジンキムゥ、、、、
しかしストーリーは良かったと思う。少女の成長の物語として見れば初めから終わりを通して筋は通ってる。着眼点が重要。泣くまでいかないが感動した。
さて、思いのほか評価が悪いのは、恐らく宣伝が悪かったのではないだろうか?"サマーウォーズの細田守"が仮想空間を舞台の映画を作ったといったらサマーウォーズ越えを期待してしまうだろう。それも同じようなジャンルの映画で。その点新海誠作品は上手いなという印象。新海誠は徹底してボーイミーツガールの作品。宣伝ではわかりやすく世界観及び設定が伝えられている。君の名は。がわかりやすいだろう。まずボーイミーツガール。そして入れ替わり。その時点でジャンルはわかるしそれを前提として期待させる広告。さらに起爆剤となるのがその期待を良い意味で裏切るストーリー。ランボーから君膵はだめでも君膵からランボーはいけるのだ。
感想は主観的なものだから、作品がなんか嫌だったらそれは作品のせいになってしまう。自分の期待と違ったらそれは自分の責任だ。明らかに竜とそばかすの姫とサマーウォーズはジャンルが違うのだ。2つは決して競合しないし比較するべきではないだろう。色眼鏡を外して観て欲しい。サマーウォーズと比較されて過小評価されるには惜しい作品。
テーマに沿った映像美!素敵な音楽!
オススメしたいけど、するべきか悩む作品
結論から言うと、映像と音楽を楽しみたい方は映画館へ行くべき。
ストーリーやキャラクターを楽しみたい方は少し考えてといったところです。
映像と音楽は背筋がゾワっとするほど 迫力と感動があり、CGとアニメーション その境界がとても滑らかで、素敵な世界観を演出してました。
中でもサマーウォーズの出だしを彷彿とさせる冒頭のシーンは何度も見たくなるほどです。
また、主人公役の中村佳穂さんの歌声には心をグッと掴むような魅力を感じました。
声優陣は本職でなく、多くが歌手や俳優の方ですが 聞きやすくて良い演技でした。
(YOASOBIの幾田りらさんがやっていたと知った時は驚くと同時に新たな才能を垣間見ることができました。)
だからこそ 映画館(その中でもIMAXなど)で、その映像と音楽を楽しんで欲しいと思います。
一方で ストーリーは散漫としていて、何となくはわかるが、主軸がパッとしない印象でした。
細田守監督の作品は「ぼくらのウォーゲーム」から拝見してますが、「バケモノの子」の頃から脚本家が変わった影響で、ストーリーがしっくりこないことが増えました。
今作は特に顕著で サマーウォーズの設定を軸に、SAOと美女と野獣、アナ雪やショーマンのようなミュージカル的要素、それに社会問題の提起を足して8で割ったような薄っぺらな感じでした。
重ねて キャラクター個々は良いのに その掘り下げが浅く、なぜそう思う? その経緯は?と感情移入がしにくいところも惜しかったです。
全体を通してやりたいことが多すぎると思いました。
2時間では足りないですね。
これがオススメするべきか悩む点です。
特にサマーウォーズのようなワクワク感を望む人や、話の先や裏を察するのが苦手な方は終始?となるかも…
長々と語りましたが 個人的には3年後?の次回作のストーリーに期待してます。
Squall
細田守作品は劇場では「バケモノの子」以来6年ぶりです。「未来のミライ」はなんとなく見る気が起きず、テレビにて鑑賞。
夕方に見ましたが、6割は埋まってるかなって感じです。初日ですし、明日からの動員に期待です。
それはさておき感想ですが、はっきり言って微妙でした。メインストーリー的に主人公すずがどうやって成長していくかのはずなのですが、突然殻を破って成長するので、展開に追いついていけないことが多かったです。
現代でのSNS扱いの「U」。これも機能しているかというとかなり微妙です。TikTokだったり、Twitterだったりの機能を盛りだくさんにしたって感じなのですが、「U」では歌うシーンや竜との攻防が多く描かれるので、SNSとしての見映えは無いように感じました。竜とベルが踊るシーンは美女と野獣のシーンもろそれでした。ディズニー的な作品を目指そうとしたのは良い試みだと思うんですが、細田守監督らしさを全開に出してほしかったってのが本音です。
竜を探すためのU大検索のシーンも、うまい具合に竜の正体まで辿り着くので驚きです。その上、竜の現住所までうまいこと見つけるのでさらに驚きです。しかもここで"虐待"という映画一本使って扱うような重いテーマをサラッとぶち込んできたので、物語がぐらぐらし始めました。そこから連続で、忍くんが顔を晒せ(雑)と言うので、幼馴染にそんなこと言う?と思ってしまいました。ヒロちゃんが必死に止めていましたが、実際それが正解だったと思います。忍くんリスキーな選択肢を速攻で選ぶ狂人。
更にそこから、すず1人で竜の元へ向かうというぶっ飛び展開が待ち受けていました。誰かしらついて行けばまだ疑問も薄かったのですが、高知〜多摩川?夜行バスも使ってるから、半日近くはかかっています。生配信の様子を見る限り、どこかへ監禁させられていてもおかしくないのに、割と普通に竜と竜の弟が道端に現れるので、ここは笑ってしまいました。そこからDV親父がノコっと出てくるのですが、素手で皮膚を剥ぐってどんな握力してんだ笑と思ってしまい、その割にはすずの眼光でブルブル震えるってそんなご都合主義ある?と思ってしまいました。そこから竜が好きだとか言いますが、そんなシーンあったかな?と。
そこからささっと地元に帰ってきますが、突然の父親との和解も描かれなさすぎてなんとも…前作の反動で親子のことは描かなかったのかな…
だいぶ文句を言いましたが、もちろん素晴らしい部分もありました。まず音楽が素晴らしかったです。millennium paradeとBelle(中村佳穂さん)の「U」がとてもアップテンポでかっこいい曲に仕上がっていました。この作品へのワクワク感を最大にまで膨張させてくれました。他にも中村佳穂さんが歌唱されている曲も音や声の厚みが美しく、常に鳥肌立ちっぱなしでした。映像面も素晴らしく、自然の美しさ、「U」の世界の造形の豊かさ、キャラの表情など、スタジオ地図の底力を感じさせられました。あとSNSでの炎上や凍結の表現の仕方もかなり好きです。声優陣も良かったです。
ただスケールがとても大きいはずなのに、作品全体がこじんまりとしてしまったように思えます。難しい作品でした。次回作に期待。
鑑賞日 7/16
鑑賞時間 15:50〜18:05
座席 G-25
小説版の方が良かった〜(´;ω;`)
あらかじめ小説の方を読んでから映画を見ました。この物語を映像で観たいと思ったもんだから映画に行ったけど、テンポが速くて少しついていけなかった。
すずの家族背景は小説版の方が分かりやすくて、母がどれだけ優しくてすずのことを思っていたことか。
映画だけだとあっさりし過ぎた感があるのでもっと尺をとってほしい。子すずと母の別れがあまり悲しく感じ取れなかった…。
そして、すずが[U]でベルとして歌うまでの過程、苦悩ももっと小説版のように描写して欲しかった…。あのままじゃすずがただのコミュ障で変な子に見えてしまう気がした。
あと演出!アニメーションは素晴らしいけど、所々変というかダサい?と思うことがあった。ベルとミニくじらが踊るシーンとかは色彩調整ミスってないか?
重要なシーンであるはずのベルと竜のダンスシーンなんかは踊る途中で変に上に浮いていくもんだから鼻で笑ってしまった!!
でも小説を読んで映像を見たから全体の流れは好きだし最後の終わり方も良かった。
Asのキャラデザも個性豊かで面白かった。個性豊かすぎて普通の可愛いAsはあんまいなかった気がするけど。
未来のミライのように声優に違和感を持つこともなかった。キャスティングは結構良かった。
所々ツッコミ所はあるけど結構感動しましたよ小説だとね。やっぱり2時間だと足りません。
おねショタ(未遂)いいぞ…忍すずもいいぞ…
映像と見せ方はすごくいい
ロジックを諦めて、ただファンタジーを楽しみましょう!
留学生なんですけど、見終わった瞬間、また細かい理解していないところがあるけど、感想をレビューしてみた。
まず、視覚と聴覚の面からすれば、ただただとても美しい、私自分時々幻想になる画面を本当に大きいスクリンに映し出される興奮感がかんじました。歌ってる迫力がありながら、繊細な気持ちを伝わる雰囲気をとても気に入ってはまりました。ベルの顔はずっと気に入って、後で気づいたら、この顔が実はディズニー系の映画の技術で作られたプリンセス達と似ていますね。
歌と曲は綺麗なので、すぐにcdを買いに行く衝突になりました。
残念なのはやはりシナリオですね、主人公の現実とファンタジーを両方繋いて描くつもりかもしれんが、うまく行かなかった。両方を世界を無理やり繋いて行くような気がずっと感じていた。
特に気になってわからない部分としては、Uの世界のいろいろの設定はあんまり述べて無くて、その原因のせいかもしれませんが、いろんなバトル場面とシナリオを進行して行く場面の感情移入は少し難しいですね。
後現実で最後竜の身分とその結末をする方法をもう少し頑張ればいいのに、とても残念な気持ちです...
映画自体は、バーチャル世界を導入し、やっとSF系のストーリーを展開するかなと思って、案外純粋なロマンチックな話になって、嫌ではないですけど、所々にロジックを諦めすぎて、バランスを把握し無くなった。こんなに美しい画面と歌がなければ、星3までをつけなくなった。
惜しい、ただ惜しい。原作があるのは原因なのか監督の特徴を発揮できなかったかなあ...どのみち、画面と歌だけでチケットを無駄にすることではないと思います。むしろ、この映画、映画館でしか楽しみできないかもしれませんね。
なぜベルは竜に惹かれたのか?を理解出来たかが評価の分かれ目
主人公の母が亡くなり
引きこもってしまう…よくある話だな…と
最初は思ってた。
美女と野獣みたいな話もよくある…と思ってた。
鈴の母が亡くなった時の描写が
数回出てくる
鈴が自暴自棄の様になり川へ歩き出した時に
手を差し伸べて助ける少年がいるんだよね
助けられた少年
鈴の手を差し伸べ助けた少年の関係性
その後の少年達の生活を想像出来ないと
この脚本の良さはなかなか理解出来ないですね
(つまり視聴者の想像任せなんだけどね)
そこが理解できると
何故竜のお父さんがあんな感じなのか…も少し納得する
その辺の説明は全くないので
私ももう一度見たいです。
素敵な映画でしたよ。
中村佳穂✖️IMAX 最高でした。
細田守作品をはじめて鑑賞しました。
実は地上波でもちゃんと観たこと無くて…
すいません。
失礼を承知で理由を述べますと、特報でみかけるシーンでの人物の動き…あのクネッとしてるのが、苦手だからです。
今回はmillennium paradeメンバーの石若さんのファンで観てみようと思いました。
IMAXでUを聴けて良かった。
仮想空間のシーンは私の苦手なクネッと感も薄く、没入感も得られて良かったです。
美女と野獣シーンについて。
心配なほど引用されてましたね。
プロモーションで散々明かしてたけど、
ディズニーは器が大きい!と思いました。
あのシーンにもっと何かオリジナル演出入れれば、後半の展開に深みが出たのではないかなあ…
とはいえ、中村佳穂さんの魅力がこんなにアニメで引き出されるとは!
期待以上でした。
歌唱シーンは映画館でお金払って観る価値があります。
アカペラ部分の、繊細さと力強さが同居する声。
そこがいちばんの魅力です。
コンサートやライブとは違うエンタメとして成立していたと思いました。
今まで実写も含め、歌姫設定の劇中歌で興醒めすることは多々ありましたから…
観終えてみて、彼女の歌をもっと聴きたかった、という感想の方は他にもいるのではないでしょうか。
これからご覧になる方へ。
ストーリーの必要箇所は主人公の負った背景だと思うので、細かいところは突っ込まず、仮想空間の音楽映画として思い切り楽しまれてはどうでしょう?
良いところと悪いところがハッキリしている
デジモンの初代の映画、テレビシリーズ、ウォーゲーム、これらの作品で監督の真価は遺憾なく発揮されていたと思う。細田監督は現実的なリアルさをアニメーションで表現するのが抜群に上手いので、デジモンというデジタルな題材との親和性が抜群だった。非現実的なとりとめのない話が現実的な話に思えてくるのだ。
なので、今作は時をかける少女、サマーウォーズ同様に期待せざるを得ない作品でした。
結論から言えば2点、大きく気になった箇所があり100%楽しむことが出来なかったです。
1つ目は些細な事だが「U」という仮想現実がどのようなサービスなのかリアルにイメージできなかった。もちろん、どういったものなのか漠然とはわかるのだけど、これだけSNSやVRが発展した現代だからこそ、Uの仕様的な描写がもう少し欲しかった。
2つ目。主に気になったのはこっちで、主人公は確かに成長したが、本当にその問題は解決できたのか?人が他人を救う、特に今回のような複雑な家庭環境ならなおさらそんな簡単な事ではないのではないか。彼の意識は変わったが、現にUでは暴力的な一面を見せていたので結局、暴力に暴力で対抗する可能性が残ってしまっているように思えた。
この部分に関しては監督の現実的な描写が上手いことが裏目に出てしまっていると思った。
あと、周りの男や大人達が女子高生一人を行かせたのもかなり気になりました。
気になる部分はあったが、最終的に現実、仮想現実関係なく人間の成長ドラマになっていたのはとても良かった。個人的には父親をもっと物語に絡めて欲しかったし、なんなら竜の正体は娘と上手く会話が出来ない父親なんじゃないかとすら思いました。
これは狙ってやってる…だよね?
観てきました
流石の映像美。
以下ネタバレ大量に含む。
まあ、観てないと分からないだろうけど。
結論から言うと、
ディ○ニーに版権料払うレベルで
現代版(未来版?)美女と野獣なんですね。
というか、敢えてあわせてきてます。
竜の城とか従者(AI)とか、
ガストンもといジャスティンといい、
ダンスシーン、テラスのシーンといい、
なんなら、ベルの着てるローブまでそのまま。
既視感しかない。
何より一番は主人公の本名がスズ=鈴だから
仮想空間上の名前をベルにしてしまうところ。
話自体は悪くない…けど
サマーウォーズほどのカタルシスは無かったかな。
いわゆる『どんでん返し』はない。
唯一、私と彼しか知らない歌を歌ってる〜
の下りがちょっとゾクッとしたかな、位。
いっちゃん最初に売上は全部慈善団体に〜
の時の右上のウィンドウとか
途中のスマホのニュース動画とか
同じ結論に行くための伏線が多すぎた。
竜のファンの子供達でしつこく出て来てるし。
ところで、めでたしめでたし的な終わり方でしたが
おもっくそベルは正体晒した訳で
最初のライブで1〜2億集まったことを考えると
恐らく最終フォロワーは少なく見積もっても
2億位はいる訳でね。
生体認証なんだから裸で晒せば良かったのに、
制服まで晒した訳だから
多分関東から帰ってきて大団円を迎えてる頃には
もう既に校名までは特定されてるでしょう。
ネガティブな要素はないとしても
既に鈴のリアルは平穏ではいられないでしょうね。
クリスマスのおぼさん達との合唱は
武道館でも厳しそうですね。
それともUの世界で同時中継か。
後、ビジュアルの問題かもしれませんが
unveilせっかくしたのに、
歌の後半でもとに戻ってるやん、ていう
スズ=ベルを認識させるのは
最初のunveilで十分な訳でね。
せめて衣装だけ変わるとかさ。
今更戻ったところで感もかなり。
そこだけ違和感ありましたね。
期待通りです。
これはすごい。仮想世界の圧倒的な映像美と素晴らしい音楽。
個人的にSFアニメは苦手ジャンルなので本当は観るつもりはなかったのですが、予告編のきめ細やかで鮮やかな映像と音楽に惹かれたので観ることにしました。
それから本作品は話題性が高い映画になりそうなので自分に合わない映画でも観て損は無いかな、と思ったのも理由の1つです。
さて、本作品のレビューですが、一言で言えばすごく良かったです。
SFアニメが苦手な私でも満足できる作品で、久し振りに感動できる映画に出合いました。
感じとしては「レディ・プレイヤー1」と「美女と野獣」と「君の名は」がミックスしたような感じですかね。
ストーリーについては映像や音楽と比較すると普通な感じですが私にはちょうど良かったです。
一般的にSFアニメは観る側の理解を超える難解で意味不明な展開になりがちで、それがSFアニメが好きになれない理由なのですが、本作品はそれが全くありませんでした。
できるだけ大きなスクリーンで観るのがお勧めです。
中村佳穂のプロモーションも兼ねているのかなという感じがしました。
歌と映像がきれい
主人公が仮想空間でアバターになり歌姫として活動するのがベースになっているので、ストーリーは何でもありで進んでいく。まぁ、架空の設定アルアルで、突飛な展開があっても気にしないようにして観た。
歌はたぶんこの映画のキモなので気合入ってて素晴らしかったけど、声優としてはどうなんだろう。ちょっと残念な感じ。逆に?しのぶくんの声めっちゃイケボでびっくりした。
過去の心の痛みを抱え続けている人、今大変な人が元々持っていた強さを取り戻して分かりやすくうまい具合に救われる物語。あまり設定やストーリーを深掘りしてはいけない映画だった。
近未来的な映像が続きながら最後はアナログな終わり方をしたのも、やはりベースがベタなヒューマンドラマだったからかも。
仮想空間<U>は映像として面白い。でも、かんじんの主人公に共感しにくい
「すず」の親友の「ヒロちゃん」が狂言回しになっていて、仮想空間<U>の概要をすんなり把握はできた。コンサートを開くほどの人気者になったのも、「ヒロちゃん」が「ベル」をプロデュースしたからだと理解できた。
クジラに乗って歌うベルの映像は、雰囲気があって面白い。(「バケモノの子」は説明不足が多いと思ったが、この「竜そば」は改善されていると思う)
幼馴染で学校の人気者の「しのぶくん」が、「すず」を気にかけていること、「ルカちゃん」という人気者の女子がいる、という設定は、この映画の味わいどころだろう。
主人公「すず」が情緒不安定で、意味不明な反応をする場面が多いと思った。
また、映画の中心は「すず/ベル」が「竜」を助けたいという感情だと思うが、それに共感しにくい。コンサートを壊す事件があって、「竜」のことを気になったとしても、いきなり、家(竜の城)まで押しかけて“直撃インタビュー”するのは、自己中心的で、相手への配慮がなさすぎ。そんな人がいたら、ストーカーのようで、怖いよ!
クライマックスでは、似たような“突撃”を、現実の世界でやってしまう。ヤマ場であり、観客を感動させたい場面のはずなのに、「すず」に共感しにくい。
この“突撃”は、突っ込みどころも多く、「そんなバカな・・」と、笑ってしまった。いろいろあって、評価は3.0にした。
色々勿体無い
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