竜とそばかすの姫のレビュー・感想・評価
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中村佳穂の圧倒的な才能が全てを補完する
正直、ストーリーと設定の粗はめちゃくちゃ多い。ボロクソに批判する人の気持ちがよく分かる。細田守監督のことはもう信頼できないなと思ったし、もう見に行かないと思う。
だけど、主人公役の中村佳穂さんの演技が凄すぎる。歌が魂に響いてくる。
映画館で中村佳穂さんの歌声を全身で感じる体験は絶対に1800円以上の価値がある。
映画館で観て良かった作品。
久しぶりの細田監督の作品!楽しみでワクワクして待ってました。
なんと言っても冒頭から鳥肌が止まりませんでした。映像美と音楽が凄かった!
映画の話とはいえ現実でもあり得そうな設定。もう一人の自分。過去のトラウマから自分を出せなかった主人公が、もう一つの世界で活躍し有名になる。正体を明かしてないから誰なんだって犯人探しになるけど、気づけば正体はどうでもよくなる。
竜の正体が誰なのか?考えながら作品を観ていましたがまさかの全然違う人で「エェー」ってなりました。
細田監督の作品は、日常のちょっとした出来事が作品になるから好きです。
作品の内容を一から全部説明しないと納得できないとか、現実だったらあり得ないとか、人それぞれだからなんとも言えないけど、自分は好きな作品のひとつです。
楽しかった
すごい詰め込まれた作品だった。
映画というよりは1つのパレードを見ているような感覚で見終わったあとは面白いというより楽しいという感情表現に近い。
次から次へと違うものが流れてくるそんな内容。
そして、中村さんの歌の表現力が素晴らしく、ストーリーと曲が分離せずしっかりとストーリーでの主人公の感情が歌に入り込んでおり正直感動してしまった。
しかし、ストーリーはいろんな展開が詰め込まれ過ぎた結果、見終わった後にこの映画が一番伝えたかったこと、つまりテーマがあまり伝わってこなかった。4時間くらいのストーリーをぎゅっとしたような内容。
でも、見なければよかったかと聞かれればそんなことは無いと言える素晴らしい1つの作品だった。
期待しすぎは厳禁です
メディアの煽りもありサマーウォーズ越えを期待して観に行きました。
世界観はとても好きですが、大きなどんでん返しもなく、竜の正体探しの描写の中に露骨な伏線があったせいで、結末が予想できてしまいました。中盤で「あぁ、竜コイツじゃん。」と思い、「竜が苦しんでるような描写もこういう事情だろうなぁ。」という予想していた通り進んでいってしまってしまい、それが覆ることなく終わりました。
あと30分長くても良かったから竜の正体候補を予想させないような揺さぶりをちゃんとかけてほしかったです。また、竜の正体が分かってから本人の居場所特定までがあっさり過ぎてハラハラもしなかったです。個人的には合唱隊のメンバーたちがもっと活躍したり、Uの世界と現実世界の行き来を繰り返したヒントを得たりしてようやく辿りつくような展開だったら正体がわかってからも楽しめたと思います。
細田守監督の映画はどれも好きで、それなりには楽しめましたが、歴代作品と比較した時には下位にくる満足感でした。
映像と音楽 ストーリーはしっかり見ないと理解不可
細田守監督のスタジオ地図作品は全て鑑賞済みですが、今回のは映画館で見るべき作品だと思います。
大音響大画面で是非見るべきですね。
ストーリーについては破綻しているとか色々言われていますが、個人的には描写は薄いが理解できる範囲だと思います。
母親との思い出だった歌うことが母親の死をきっかけに歌えなくなるほどトラウマになってしまうことに薄いと感じる方もいらしたようですが、トラウマは人それぞれなので薄いとは思いませんでした。
母親の死後父親に対して反抗的態度とか言われてましたけど単純に接し方がわからないのでは?
思い出の描写にも父親は殆ど出てきません。
父親は仕事ばかりで、子供との時間を作ることができなかったことは明白です。
母親の死後もおそらく子供の世話は合唱団の皆さんに協力していただいてた可能性もあります。
合唱団の方と父親は連絡先を交換しており、鈴がベルだということも理解していました。なにより歌えない鈴が囁く程度には歌えていると考えると古い中なのではないでしょうか?
距離がある状態のまま思春期を迎え、さらに距離が開いたと言った感じでしょうか?
ベルが初めて歌ったとき話しかけて最初のフォロワーになったクリオネは知くんですね!クリオネ可愛い。
竜にする必要はどこにあったのかちょっとわからなかったけど、14歳の少年が弟にヒーローを見せたくて闘技場に参加したが、心の強さ元々のポテンシャルをさらに引き上げるUの世界で、言葉の暴力で図らずも鍛えられた恵は他のAsを破壊するまで強くなってしまうという悲しいものですね。
そしてベルがアンベイルを自らする描写とジャスティンからスポンサーが離れるシーン、最後知と恵の父親に立ち向かうシーンで、あぁジャスティンは知と恵の父親なんだと理解しました。
だから怯えて顔を見た瞬間殴ることができなかったのだと。
スポンサーが離れる理由はベルをアンベイルしたからではなく、虐待の映像が拡散されたから。
虐待については直接を手を下す描写はなく、言葉の暴力を指しているのだと思います。
痣が増えるのは物理的ダメージではなく心のダメージ。だから痣が震えている。
あの父親は本人たちに暴力を振るのではなく自分の言う通りに操りたいから暴言を吐いているわけですね。
考察しきれなかったのはカップですね。
あんなにピンクのかけたカップを使っている描写を増やす理由はなんなんでしょう。母親の形見なのかな?
また見に行って確認したいですね。
気に入ったシーンはAsの名前をsuzuと打ってから消してBellにしたシーンですね。
新しいもう1人の自分になるためにローマ字表記ではなく鈴を英語で言い換えてbell。
本人のアカウントはBellだったかな?周りが美しいという意味のeを付け替えたBelle表記にしてるだけで最初は単純に鈴の英語表記のBellだった気がする…それもまた見に行って確認したい!
悪くは無いが腑に落ちない点もある
基本的に音楽と映像は良い。
特に音楽は、すずが初めてUで歌唱したシーンで早くも涙してしまったくらい。
ただ全体を通してまず感じたのが、声優が下手すぎる。もう少し何とかならないものか…気になりすぎて感情移入が出来なかった。
ジャスティンには声優を起用しているので、余計に差が浮き彫りになっていた。
個人的にルカとカミシンのペアや合唱隊のおばさんたちは好きだが、他の方のサイドを詰め込みすぎているという意見には全面賛成する。必要だったとは正直思えない。それよりも父親との関係性をもっと描くべきだったのでは?と思う。
母の死に方に関してはかなり馬鹿で無責任だと思うが、言いたい事は作中の批判シーンで言われていたのでまぁ良し。
また、他にも意見が上がっている通りラストシーンで東京に高校生一人で向かわせるのは到底理解し難い。ただ、それよりも気になったのは虐待父がなぜすずを殴れなかったのかの描写が不完全であった点。死んだ妻に似ていたとか、そういう理由があれば納得もできたが…
その後のシーンでクリオネのASがトモだったとわかるセリフは個人的にとても好き。(私が鈍感で気づかなかっただけかもしれないが)
ただやっぱり、虐待家族のその後が明確に記されていないのは不安が残るかな…EDで良いからなにか少し描写して欲しかった。(自治体や団体は役立たずそうだし)
面白かったとは思えるが、前半に比べると後半少し勢いが落ちた印象。
古典民話から現代SNSへ受け継がれる二面性
美女と野獣はディズニーで有名だけど、その原作は18世紀に遡る古典民話。
今でも多くの人を魅了しているのは、何よりも野獣の二面性ではないだろうか。
“表の顔と内面の素顔”という人間の二面性を、うまく現代のSNSの匿名性と絡めているのが面白いと思った。
はなればなれ〜♪(はなればなれの君れ)も聴いてみると時を超え〜愛された〜♪(美女と野獣テーマソング)に寄せてるのかな。何処となく曲調が似ている気がする。
あと『U』の、『方へ、さあ!』が『Who is that(あれは誰)』に聴こえない?わしだけ??
勢いはあったけど、やっぱり終盤にかけてのご都合主義な要素が気にはなったのは正直なのところ…
細田監督の作り出すグレードアップしたバーチャル空間とミュージカルの組み合わせは、新しくて楽しめたし、映画館で堪能できてよかった。
2つの現実と人を歌で繋ぐ
サイドストーリーを盛り込みすぎている
気になる点
1.親子は結局解決したのか
2.しのぶくんとの関係性がふわふわしたまま
3.お父さんのキャラクター性がわからないから、親子の関係修復にいまいちのれない
4.オンラインなのに、オフラインで集まる意味(廃校のところ)
5.竜の居場所を見つける時流石にご都合主義すぎる
6.ルカちゃんとボート青年のサイドストーリーの薄さ
7.本人に歌の才能があるという根拠の薄さ
8.言語問題の説明がない
9.ポリス報い受けてほしい(勧善懲悪の肩透かし)
総合して様々なストーリーがとっ散らかっているように思えた。個人的にはルカちゃんの件とか、しのぶの件とかは描かず、竜との関係性、父親との関係性、Uの世界観の深掘りに重きを置いて欲しかった。
最初の1時間は面白かった。
映像と音楽が素晴らしい♪
IMAXで観たので映像はとてもキレイだし歌も良かったので感動しました。ただ、物語の途中にディズニーの美女と野獣と全く同じ構図を再現したシーンが30分以上出てくるのですが、美女と野獣の良い場面だけ切り取っていて唐突感がすごいので、ディズニー版では感動した野獣とのダンスシーンも置いてけぼり感が強かったです。あそこまで使っちゃったらエンドクレジットに引用って入れとかないと訴えられるんじゃない?っていうくらい中盤は美女と野獣祭りでした。オリジナルのシーンはすごく感動したし良い終わり方だったので、美女と野獣のシーンを抜いて作り直してくれないかなぁ…というのが正直な感想です。
色々詰め込んだストーリー
よくわからなかった
•自分にとって感情移入できるキャラクターがいなくて、良し悪しがよくわからなかった。状況なども理解できなくて、上の空になってしまった。あのネット世界に参加してる人達は、暇つぶしに参加してるように見えてきて、そのためあの世界の重要性がわからなくて何故あれだけ焦ることができたりしてるのかがわからなかった。
•全体的にミュージックビデオの連続に見えてきてぼんやりしてしまった。音楽はとても良かった。映像も綺麗だった。
•主人公が最終的に龍を救って、ネットの世界はどうなったんだろう、とか今後の龍と父親との生活は?とか。龍の父親は女子高生に睨まれて腰抜けたのも何で?と思ってしまい、その父親を撃退して、自分の父親と和解するのも何で?とわからないことだらけで謎が残った。合唱のおばさん達もどういう人達?何で拘束されてる時逃げられないのかな、とか。
•ネットの世界の人達が実は身近な人達でしたっていうのも、いやはやって思うけど、実際に遠くの人っていうのもなぁ、とも思った。
•ワイヤレスイヤホン型のデバイス?で、現実とリンクしているっていう世界が、何となく娯楽がメインっぽいあの世界でだけで使われてるようだったのも疑問だった。医療とかに応用してたのかな。
•場所が高知っていうのをほぼラストで知った。カツオのタタキ作ってたからまさかと思った。
•主人公のお母さんが、命を顧みず川に飛び込んで行って亡くなってしまったのが、中傷するメッセージの一個にもあったけど、無責任に見えてしまった。子供に泣きながら行かないで!って言われて、飛び込むって…むしろ父親も何で止めなかったのかなとか。以前に何かあったのかな。
•龍の父親が花瓶を床に落としたモラハラが凄く嫌だった。取材とかされてたけど、どういう人だったんだろう。
映像美と音楽を見るだけでも価値がある!
映像が美しくてうっとりします。
そしてすず/ベル役の中村佳穂さんの歌声と音楽が絶妙にマッチしていて素晴らしかったです!特に冒頭にくじらに乗りながら『U』を歌うシーンはわくわくしました。
ストーリーは多々消化不良の点が否めませんでしたが、とりあえずハッピーエンドなのと、何より映像と音楽が良かったので楽しんで見れました!
超絶ファンタジー!でも難しいね~~
映像が美しい!!
サマーウオーズの仮想世界が更に進化した様な
「U」の世界は目が離せない情報量の多さ!
その中を悠然と泳いでゆく
クジラの空中ステージの描写は本当に夢の様でした。
この映画の大事なモチーフ、主人公ベルの「歌声」も
観る人によって好みの差はあるでしょうが、
それなりに力を感じました。
この映画、歌の歌詞が肝なのでしっかり聴いてね!!
監督がインタビューなどで答えているとおり
ディズニーアニメ「美女と野獣」からインスパイアされた作品。
ベルのデザインは本物のディズニークリエイター
ジン・キムさんだけにベルの表情や動きが
本当にディズニープリンセス!!美しく愛らしいね~。
また、現実の世界の鈴ちゃんの生活の描写、
級友たちとの空気感、周りの大人たちとの関係も
同じような田舎町を舞台とした「夏目友人帳」的に
とても繊細に描かれてます。
物語の決着としては正直、賛否両論あると思いますが
あくまでもファンタジー!!
そこを頭に置いて観ていただくと良いんじゃないかな~
で、月に8回ほど映画館に通う中途半端な映画好きとしては
普段はあまり気にして観ていなかったけど
今回は歌がカギとなるせいか、セリフや歌と
口の動きのリップシンクが特に丁寧に
描かれてていると感じました。
細かなビブラート部分まで唇、震えてましたね。
内容的にはネット社会の有象無象の声の恐ろしさが
しっかり伝わって来る。
ネットで「悪」とされてしまうと
よく考えもせず、誹謗中傷してしまう恐ろしさ!
ネットで「良し」とされると、その人を良く知らないのに
無条件で神格化してしまう愚かさ。
ネットの世界でしかホントの自分をさせない人
反対にネットの世界だけ偽りの人物として生きる人
人とネットのかかわりの脆さ、危うさ
と、ここまでは良いのだけど~~~
主人公鈴ちゃんが心を閉ざしてしまった原因と言うのが
自分の大事な人が利他的な行為をしたことで、
一人残された喪失感だったのですが、
同じように自分も止むに止まれぬ利他的行為を体験することで
大事な人の心を知り、大人になって行く話なんだけど
このエピソードの決着が賛否が分かれる事になってしまった。
ファンタジーにリアル社会の問題を忍ばせることで
リアルに生きる今の観客の共感を得る。
そこをみんな目指すのだけど、結構難しいんだよな~~
とにかく、仮想空間「U」の描写を映画館で観る価値は十分あります。
ぜひ劇場で。
ああ、最後に鈴ちゃんの飼ってるワンコ、
どっちかの前足が途中欠損してるのよね。
大人になって自分の悲しみから脱却できた鈴ちゃん
ワンコの残った前足に負担がかかるので
できれば早く、餌を置く台を作って上げて!!(願)
ダメージを受けました、、
精神的に落ち込んでるときは見ない方が良いかもしれません。
自分に重なって、ちょっとキツかった、、。
オープニングは、Uという仮想現実世界の入り口になっていて、ワクワクしました。高知の田舎に住む地味な女子高生すずは、幼い頃に母を亡くし、父との関係もギクシャクしていく。クラスでも目立たなく過ごしてるが、友達るかの勧めでUを始めて、変わっていく。
このるかちゃんが、めちゃいい、好き。
最初家でPCを操って、すずのキャラBELLを作り上げていくところとか、並の女子高生じゃないからー(笑)
もはやプロデュース!
両親に注意され、廃校の校舎にPC運び出すとか、、ぶっ飛んでるけど、PCのハード機材を背中に背負うところとか可愛いすぎ。
そもそも廃校で電気どうやって繋げたんだ?とツッコミつつ。
イケメンの幼馴染がやたらすずに構ってきて、学校の注目になり、SNSが荒れるとか、、まあ今どき。
でもお母さんが亡くなった時、一緒に見ていたとなると、、これはなかなかキツイ。
Uの中でカリスマ的存在になる中、暴れまくって秩序を乱す龍と出逢う。なぜかその存在が気になり龍を探す。
恐ろしい見た目とは裏腹に、深く傷ついてるのを目の当たりにして、何度か助けたいと願う。
このあたりはもう、、美女と野獣でしょう。名前もベルだし、、龍は城に住んでるとか、歌で励ますとか、パチってるとしか思えなかった。
そして、龍の深い傷の要因を知り、リアルで会いに行く。
いやー、同じ日本だったから良いけど、世界だったらどーすんの😅
同じような傷を持ってる人なんて、他にもたくさんいるだろうにね、、。すずや龍だけが特筆な傷を負ってるわけじゃないのが、少し違和感。
ありふれたものを取り上げたなら、ちょっと表現が大袈裟な気もした。それなら世界レベルの仮想現実世界にまで広げなくても良かったのかも?
まあそれはそれとして、なんか精神的に来るものがあって、涙が止まらなくて、ちょっとしばらく立ち直れないほどのダメージは受けました、、。
よかったとか、感動したとか、そんなレベルでは言い表せません。自分と重ねすぎて辛くなった、、。
綺麗な作画と音楽を楽しむ作品
最近色々とアニメを観るようになったので、話題の細田守監督の作品も観てみようかなっと思いまして、「サマーウォーズ」を観てそのまま次の日に「竜とそばかすの姫」を観に行ってきました。やっぱり細田守監督はアニメーターであってストーリーテラーではない印象ですね。画家と噺家の違いと申しますか、あくまで絵を描くのが上手い監督であって、お話作りが上手い監督じゃないのかなっという感じです。
作画は驚くほど綺麗でした。Uの世界といい、ベルが歌ってる姿といい、すずの日常の田舎の風景といい、何処を切り取っても絵になります。流石の一言です。欲を言えばもう少しベルの歌唱シーンが多いと良かったですね。個人的にはそれを目当てに観に行ってるようなもんでしたし。
作画がスゴい分どうしてもストーリーの荒が目立ってしまうんですよね。根本的にUが何なのかイマイチ良くわからなくって。でも、あのイヤホン着けただけで、全身までトレースされてしまう仕組みって怖くないですか?自分だったら絶対やりたくないです。現代の世界人口は約78億人なのに50億人がUのアカウント持ってるって、いくらなんでも設定を盛り過ぎです。その辺の匙加減も微妙なんですよね。
で、いきなり児童虐待に話が振れたのもビックリでしたが、すずが竜を探しに東京に行っちゃったのも暴走し過ぎてて全く共感できず、「ありえないわ~」という気持ちになってしまって。というか周りの大人止めろよ。行った先に子供に暴力振るう人間がいるのわかってたでしょ?しかもあの親父、握力ですずの顔の皮膚剥いだぞ⁉️危ないなぁ。作り手は上手く母親の件と繋げたつもりかもしれないですけど、逆に周りの大人何やっとんねんと思えてしまって。たまたま竜に出会えたりとかご都合主義は仕方ないにせよ、観てる側の共感を置いてけぼりにする行動を主人公にやらせるのは決して上手い脚本とは言えないですよね。
後、何となくですが細田監督は「サマーウォーズ」の時よりネットを嫌いになったのではないでしょうか?ネットのネガティブな面ばかり強調され過ぎてて、ちょっとくどかったというか。ネガティブな意見って心のキズに残りますしね。ネット上で色々と批判されたのがそのまま作品に投影されていた感じです。大きく期待され過ぎてて可哀想といえば可哀想かも。細田監督はあの毒親がネット社会、虐待を受けている子供が自分って感じに思ってそうです。
何はともあれ脚本に難を感じつつも、作画は超一級なのは間違いないです。美術と音楽だけでも十分に映画館で観る価値はあったのかなっと思いました。
ベルの歌声とUの世界観に尽きる。
実のところこれが私の細田作品デビューになります。過去1度も観たことがなかったんですけど、今作は予告が良かったので行ってみました。結論、予告が1番面白かった。
Uの世界への扉を開きベルが誕生するまでの冒頭の件や仮想空間の映像、歌声は本当に素晴らしかった!それなのに現実パートのストーリーがだいぶ散らかってる。
兄弟に会いに行ったものの建物目印に走り回るって…範囲広すぎやろと思ったら都合よく出てくるし。エスパーか!合唱のおばちゃん達もベルの正体気付いてるし。だからエスパーか!
声はみなさん良かった。特にベルの歌は本当にライブで聴いてみたくなるくらい素敵でした。ただ、個人的には竜は初期のエフェクトかかってる方が好きかな。現実パートとの差もでるし。なんか竜!って感じするし。
思ってたより良かった
全1518件中、621~640件目を表示






