竜とそばかすの姫のレビュー・感想・評価
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私は楽しめました
皆さん、いろいろ書いておられますが、、、
観終わった後、単純に満たされた感覚だった。
ベルの歌をもっと聞きたいと思わせたことで、この映画は素晴らしいんだと思います。
皆さんが思うことを総括すると、押田守監督は、風呂敷を広げ過ぎなんだと思う。いろいろ伝えたいことがあるんだろうが、伝わらないこと(回収されない)が多すぎる。
もっと丁寧に登場人物の心模様を描き、広げた風呂敷を回収し、もっとベルの歌を聞かせることで3時間ぐらいの映画になっても皆さん観ますよね。
評価はいろいろありますが、またベルの歌声を聴きに映画館に行くんだろうなと思わせて貰いました。
boidさん、爆音上映を希望します。
あと、聖地巡礼を期待してか、最近実際の風景をアニメに登場させることが多いですが、あまり意味があるようには思えず、好きではありません。
“歌” を通じた『娯楽』としての完成度がとにかく高い。
何故ここまで批判的な感想が多いのか。余りに高過ぎた期待と、鑑賞者が求めていた物語の質ではなかったからか。一言 “粗” と言っても、探し方と理解への姿勢にもよる。一定のご都合主義は限られた時間内で致し方ない所。決してそこまで酷くなく、寧ろ心地良い起承転結だったと思う。
自身の拙いレビューで、1人でも多くの人が『観てみよう』と思って頂ければ。
現実世界と、仮想世界。理解しているつもりの自分と、内に秘めた未知の自分。匿名という裏の言葉と、心にある本音。そして、自称警察への警鐘とも取れる仮想世界からのUnveil(アンベイル)。 “U” と “AS” を上手く設定に使い、安易に飛び込むネット上の危険を啓蒙している。
この “ベル” が『 “歌” を歌う』という特別感。
【アナと雪の女王】や【グレイテスト・ショーマン】の場面場面で挟まれるミュージカルとは違う。その歌へのフォーカスと演出での魅せ方が、とにかく半端無く素晴らしい。まさに鑑賞者全員が “U” の世界の中でLiveで “ベル” を視聴している感覚は特筆もの。
『50億の中から1人を探す』というこの不可能とも思える奇跡にも批判があるが、『50億の中のたった1人のベル』として歌うという奇跡には誰も突っ込まない。竜に惹かれて追いかける、その自然と気になってしまう意味、『母の死』という重たいエピソードから立ち直る切っ掛け、そして長年出来なかった母の行動への理解。これらをちゃんと考えて受け入れながら楽しんで鑑賞出来るかどうか。
『歌よ、導いて。』
この歌詞に鳥肌が止まらなかった。
全て物語として繋がっていて、悩みつつ、足踏みしつつ勇気を出して進もうとするすずの行動、思わず漏れてしまう嗚咽とも苦悶ともとれる声。
その意味と決意が見える “後半” は必見。一番批判が多い場面でもあるとは思うのだが、、、
子を持つ親の立場で意見させて貰うと、、、
『自らで成長し殻を破こうとしている時に、手を差し伸べるのはナンセンス』。
そして、いつでも一緒に行動するのではなく、、、
『信頼し、ただ信じてひたすら帰りを待つのも、愛情であり、友情である』という事。
ヒロちゃんは本当の親友であり、お父さんとしのぶくんが家の中と外、遠くから見守ってくれている。色々な『愛情』をテーマにしているのがわかる。
個人的にはアニメ映画は余り得意ではなく、斜に構えて観てしまいがち。予告編の歌に惹かれて鑑賞したのだが、『娯楽』としても、『作品』としてもかなりのクオリティだった。観るなら絶対に映画館でのIMAXをオススメ。歌の臨場感で★+0.5。
「表現の力はすばらしい!」と感動し、泣きました。
始まってすぐ、Uの世界の発想力、美しさ、面白さ、そこに、
なんて美しいクジラ!とベルが登場して…。
あまりの表現のすごさに…、美しい映像に…、感動して泣いてしまいました。
私も、仕事として絵を描き、物語を考えていますが
この冒頭の映像だけで、表現のすばらしさに、
「生きてて良かった、人間の想像力、そして表現力って、なんてすごいんだ!」なんて
大きい感動にひたっていました。
この映画の大事な流れは、しっかり伝わりました。
・鈴が亡くなった母を否定したまま過ごしていた。
けれど、自分も母のように見知らぬ子供を救いたいと、
しかも自分にリスクがあっても、救わずにいられないんだという気持ち。
救えたことで、母をやっと肯定し、そして自分の存在も肯定できるようになった。
自己犠牲でも救うことが素晴らしい!ということではなく、
一刻を争う事態に、正確な判断をするのは難しく、
救助行為事態は褒められたものではなくても、
「子供を助けたい」という、母の強く優しい気持ちまで否定するのは、違うのではないか。
その母の思いを鈴は、やっと肯定できた。
・50億人の仮想世界のスケールの大きな世界と、
現実世界の各々がかかえる、一見、小さくみえる問題。
ネットを利用する人々は、現実世界で、やっぱり大なり小なり問題を抱えていて
ネットの世界を逃げ道にしたり、はけ口にしたり、または救いにしていたり…。
けれど、やっぱりその問題を解決するためには、
現実社会で、勇気を出して行動しないといけないんだというのが伝わった。
でも、ネットを否定しているわけではなくて、細田監督がずっと言っているように
ネットを肯定しているのが、Uの世界の表現で伝わってくる。
ネットはなんて可能性が広がる面白い世界なんだろうと、伝わってくる。
現実社会で勇気を出すためにも、まずは主人公の鈴のように、
ネット世界で行動を起こすのもいいんじゃないかと。
・50億人の前で、鈴が正体をさらす、映像のすごさ。
たくさんの光の前に、宙にうかんでいる鈴。表現がすごい…。
・歌がすばらしい!歌っているベルの映像をずっと観ていたい!!
現実世界の背景の絵がすばらしい!
それと対比になるUの世界の表現がすごい!(何度も言い過ぎかな><)
・カミシンとルカちゃんの駅のシーン。
他の場面が重めだったので、癒されて良かった。
劇場でも、笑っている人が多く、劇場が和んだ。
・なぜ鈴は、父と関係が悪くなっていたのか…。
なぜ鈴は、竜にすぐ惹かれたのか…。など、細かく描かれず
「ん?なんでだ?」と展開が進んでしまう部分もありましたが、
逆に、その部分は、みている人が「想像するのを楽しむ」という部分。
「鈴と父は、こういった理由で喧嘩して仲が悪いんですよ」と情報をあたえてしまうと
観ている人は、考えることをしない。
「母が亡くなって、父と子の関係が悪い」だけだと、なんでろう?
鈴の気持ちは?父の気持ちは?と観ている人は考えることができる。
これは、現在のネットでの誹謗中傷問題にも関係してくるのではないだろうか。
人は与えられた情報のみで判断し、悪者と決めつけたたいたり…。
またそれが、ジャスティスのように正義だと思い込んでしまう怖さ。
人が、自分で考えられなくなった怖さ。
情報を手に入れただけで、最強の武器を手にしたかのように攻撃する怖さ…。
映画を観終わって、口コミはどうなんだろうと検索すると、
びっくりするような酷評が目立ち、本当に驚きました。
こんなにすばらしい表現をしている映画なのに、酷評が目立つなんて…。
ネット世界の…、いや、人の「思いやりのある想像力」の欠如を、
本当に怖く感じます。
大きい声で言いたい!
「すごく良かった!表現の力はすばらしい!」
ただ、ただ一つ。
やっぱり皆さんが言うのように、最後の展開には「?」と思いました。
きっと鈴に、鈴の母のように現実社会で「自分にリスクがあっても、たった一人で子供を救う。」という行動をさせたかったんだろうけど、鈴が一人で、虐待父のいる東京に行くのも違和感があるし、家を探し当てるのも無理があるし、虐待父がああやって引き下がるのも、現実とはかけ離れているように感じるし、虐待の解決が「ぼくも闘う」と子供が気持ちを強く持つということにしてしまうのも違うと思う。
ただ、「鈴が母と同じ行動を取ったことで、母を肯定し、成長することができた!」という流れのみを重要とするなら、このシーンは成功だと思うけど、「虐待の解決」という部分を重要とみるなら、このシーンには違和感が残るなー。
圧倒的な映像美!
日本にも世界に誇れる映画の分野はある、ということを感じさせてくれる映画だった。絵、色彩の美しさは絶品❗️3Dがあれば是非もう一度観てみたい。
仮想世界Uに理想の自分を設定してなりたい自分になる。6歳の時に母を亡くしてから自信をなくし、臆病になり歌うこともしなくなったすずは仮想世界ではベルとして歌を歌いアイドルとなる。仮想世界で出会った竜の謎を追う。そこでの竜とのダンスシーンは「美女と野獣」を思い出させる。名前もベル、、、だからすずなのか?
あることをキッカケにベルは仮想世界50億の人々に現実世界のすずの姿を表すことに。すずとして歌を歌い、大合唱の場面は感動的!
仮想世界で別の人格を創り上げて楽しむことも悪いことではないだろうけど、その前に現実世界できちんと自分と向き合い、なりたい自分に近づく勇気を持つことが大切だな、なんて考えてしまった。
ー追記ー
知識の無さで分かりにくいレビューになってしまいましたが、3Dで観てみたいというのは3DCGではなく(3DCGだとSTAND BY MEドラえもんのような映画ですよね)、2次元のアニメとして、この映画の仮想世界が奥行きを3Dメガネで楽しめたら面白いなぁと思った次第です。失礼いたしました!
みんな細田監督に厳しすぎる!
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女の子を助けた代わりに川で死んだ母への気持ちが煮え切らないまま高校せいになって冴えない日常を送っているすずがネットの世界ではベルという歌姫として人気になる話。
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仮想現実Uの描写は『サマーウォーズ』だし、すずの現実世界の生活はなんとなく『時をかける少女』っぽいし、獣は今まで何回か細田監督が描いてきたテーマだし、今までの集大成なのかなと。
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特にUの世界のアニメ表現めっちゃ好きだった。さらに派手な仮想現実の中だけじゃなくて、綺麗な風景を描写してやったとドヤ顔感のない日本の田舎の風景に、日本アニメでは割と珍しい定点ショットの描写。これが今日本でできる最高級のアニメ表現な気がする。
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確かに話の展開に疑問はあるけれど、日本にはヒットしてるし評価も高いのに話の展開は雑な作品他にもっとあると思うけど?
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ディズニーの美女と野獣が現代の日本に起きかわったら、野獣の正体は誰になる?というアイデアも私は嫌いじゃなかったよ。
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私が1番疑問だったのは、内に秘めてるものが大きければ大きいほどUのアバターは豪華になるみたいな設定だったとけど、それならベルのような人もっといると思う。ベルと獣、あとはパトロール隊みたいなやつら以外は大量のモブだったのがなぁ。
ネット世界等へのアンチテーゼとなるか!?
守監督、復活オメデトウ!!
サマーウォーズより更に人間味溢れるストーリー
すずとベル、現実の世界では冴えない高校生でも、Uの世界では夢も叶えられる。ただ、ネット社会の凄さ、怖さも描かれてる。現実ではSNSによる誹謗中傷もたくさんあるし事件にもなったし、そういうところはリアルだなぁって思いました。内容は少し重たいかもしれないが、映像は綺麗でベルの衣装もUの世界も美しいです。サマーウォーズの時もカラフルな世界観が好きでした。あとは、ベルの歌声に感動しました。細田守監督の作詞も最高です。私の胸に突き刺さって来ました。今まで細田守監督の映画では泣けなかったけど、今回は泣けました。竜とベルのダンスシーンは、まさにディズニー映画美女と野獣だとすぐに分かりますよ笑カミシンとルカちゃんの駅でのシーンは笑いを堪えるのが大変でした。男子って何で応援してるだけで俺のこと好きかもしれないって思えるのかな?笑笑
18 架空世界と現実世界
現実だけじゃ生きていけない。
アニメ×音楽×歌を融合した新しい映画スタイル
私はとても感動しました。
コロナ禍でイベントやライブに行けない中、未来の世界観と、変わる世の中でも変わらない人と人との大切な関わり方、そこに音と歌が融合された、ミュージカルでもなく歌手のライブ映画とも違う、新しい形の映画だと感じました。
賛否両論あり、確かにストーリーに「うん?」と感じる箇所はありますが、音楽が聞こえない漫画”BECK”に共感し、震えるような感動をするのと同じ感覚です!!
ストーリーや監督の想いを、頭で考えながら観るような、良い意味でこねくり回した映画と捉えずに、、、肌感覚で世界観と音を感じることで熱さが伝わってくる作品です。
人と人との関わり方が希薄になるこれからの世の中で、一体感を感じさせる映画はとても気持ちがいいものです!!
セリフに込められたストーリー展開が良かった。
この映画を見て初めてレビュー投稿します。
映像、歌、脚本、どれも非常に満足度の高い映画でした。
サントラも待ち遠しいです。
私は2回観に行って
セリフの中から読み取れる内容の多さに凄く興味が惹かれました。
セリフから前後の経緯を読み取ったり考察していた方は
ストーリーを楽しめ、結末もそこまでモヤっとしていないのではないでしょうか。
批判レビューの中で多かったストーリー内容の疑問について、
個人的な考察も含めていますがこういう事を伝えたかったのではないか、
そんな内容を記載しました。もう一度考察を兼ねて観に行きませんか。
・竜が嫌われいた理由がわからなかった。
アカウントを使用した格闘試合で(勝敗がついても)アカウント使用不可に
なるまで攻撃することから嫌われていました。
・竜がコンサート会場(球場)に来たのは何故
ベルの曲が好きで聞きに来ようとしていた。
自警団に絡まれても強行突破で入ってきたのではないでしょうか。
(ジャスティスの竜の炙り出し作成後、ベルがユーザーに
囲まれていた際の「ベルが歌えば竜が来る、前もそうだった」ぽいセリフから)
(鈴に対して、「大好きだよ」と伝えていたことから)
・竜と自警団がコンサート会場で戦いだしたのは何故
ジャスティスがコンサートに来た格闘試合で悪評が上がっていた竜を
悪として周囲に知らしめ、公式からは警察組織が不要といわれた自警団を
ユーザーの力を借りて正当化しようとしていたからではないでしょうか。
・忍の発言は無責任ではないか。
鈴が兄弟を助けたい、だが兄弟からはベルと認識されておらず、
他の助けようとした大人や若しくは面白がって視聴していた連中と同様と思われていた。
"鈴が鈴の母親と同じように他人(兄弟)を本気で助けようとしている"なら、
Uzの世界で「連絡を取った時のカメラで顔を見せた鈴」として歌うことで
信じて貰うしかなかったと思ったからではないでしょうか。
配信を切断し、竜のアカウントにはSNSや身元の紐づけがされてなかったこと、
Uzの世界でも居場所が分からなく、連絡が取れない状況でありましたし。
・なぜ合唱隊の大人(2人)は東京に鈴を1人で行かせたか
鈴本人の意思で押し通したようなセリフが送り出した合唱隊の大人からありました。
・DV親父はなぜ怯えたのかわからなかった。
兄弟の父親は城に放火して竜を炙り出していた最中で、竜を応援する配信中に
在宅で仕事中とセリフがあった為、ジャスティスであったとのではないでしょうか。
Uz上でアンベイルした鈴を目の当たりにし、ベル本人が来たとなればそりゃ
Uzの有名人でありますし、今後の事考えても怯えると思います。
ベルへの尋問シーンでアンベイルしようとしていた姿と兄弟を守ろうとした鈴を
殴ろうとしていた姿が鏡写しであったことからも示唆しているのではないでしょうか。
・兄弟が父親に立ち向かい救われたのかわからない結末だった。
高知に戻った時に「鈴が2人(兄弟)を守る姿をみた」と忍が言っていました。
それまで兄弟を守る姿を忍は見ていなかったので、高知に戻るまでの数時間に
拡散された動画、東京に行く前の通報、兄弟の証言で救われたんじゃないでしょうか。
ヒロは生配信の録画を取っていましたし、鈴が東京に行って戻ってくるまでの間に
できることとして虐待していた事実を拡散していたと思います。
ストーリーに説得力を与えた切なくひたむきな歌
【なりたい自分を考える】
「サマーウォーズ」より更に壮大になった仮想空間を舞台にした作品だ。
そして、そこにいるのは、幼い頃から思い描いた「なりたい自分」だ。
僕の育った東北の山間部の街は、合流扇状地にあって、二つある川の片方には、すずが通学路で渡るような沈下橋がかかっていた。
今は、ずっと上流に大きなダムが出来て、豪雨でも氾濫することは無くなったが、昔は、よく川から水が溢れていたらしい。
小学生の時、友だちとその川で泳いでいたら、友だちのひとりが溺れて下流に流された。
何人かの友人で助けに向かったが、川の流れが速いうえに複雑で、ダメだった。
その時、さらに下流で釣りをしていた大人がいて、川に飛び込んで、友だちを助けてくれた。
友だちは病院に連れて行かれて、怪我などなかったが一晩入院した。
僕達は、親にも学校でもこっぴどく叱られた。
そして、川に飛び込んで友だちを助け出した大人はすごいと思った。
すずの母親が、中洲に残された子供を助けに入る場面で思い出した。
小学生の頃は、戦隊ヒーローの如く、病気を理由にイジメにあっている友だちを助けに入って、ボコボコに返り討ちになって泣いて帰ったり、僕は無力だったが、いつかは強く、そして、祖母に教えられたような正義感を身につけたいと思うようになった。
仮想空間で多くの人が描くアバターは、きっと「なりたい自分」じゃないのかと思う。
この作品を観て、もし、虐待にあっている子供が助けを求めるようなことが実際にあったらと、胸が締め付けられるように感じることもあった。
なかには、現実社会で抑圧されたように感じ、周りに八つ当たりをしたと考える人もいるかもしれないが、多分、そうした人は、既にTwitterでもそうだが、仮想空間でも生き辛いだろう。
やっぱり、どこでも、人は前向きな方が受け入れられやすいように思う。
それに、「サマーウォーズ」からも引き継がれているメッセージだと思うが、実際の人と人の繋がりは大切だ。
仮想空間の「なりたい自分」が、そのままの自分になれるように、多くの人は努力していると僕は信じている。
その方が、あちこちで八つ当たりを繰り返しているネット民を見るより、ずっと希望がある。
エンタメ作品は素直に楽しんだもん勝ち!
長女熱望で公開2日目の土曜に観てきました。
映像美に目を奪われた、歌と音楽に震えた、
こういう作品は映画館の大画面で観たほうが
その世界に没入して、魅力をより堪能できると思います。
バチバチにアクションとCG駆使した映画とかも。
『竜とそばかすの姫』では、
ネット世界<U>の奥行や輝き、
歌姫ベルの華やかな歌唱シーンも
大画面だからこその迫力が楽しめました。
そのほか、ネットにはびこる悪意や集団心理、勝手な正義感の暴走とか、
甘酸っぱい青春シーンから、
『美女と野獣』のオマージュまでてんこ盛り。
一方、レビューでよく指摘されてる通り、
フィクションならではのご都合主義な部分もあり、
視聴中、キリンラガーと現実の苦味をすすりたがる心の中のスレた大人さんが
「え、そんなアッサリと!?」と囁きだしもしますが、
そういった局面ではいつも
天空の城が崩れる3文字の呪文を唱えて、
大人さんを蹴散らすことにしています。
“うっかり言っちゃうやん”っていう、危険なほど短い呪文の非現実性よりも、
エンターテインメント作品は、
多少のことは観たときの爽快感で押し切ったもん勝ち。
観客側も、没頭して、楽しんだもん勝ちじゃないかと思うんです。
そんなこんなで、私はというと、
序盤、主人公が辛い過去を思い返す場面から
早くも泣いてました。
終盤、お母さんの想いと同調するシーンで
ダバダバ泣きました。
実際はキリンラガーでなく映画館のアサヒスーパードライプレミアムをすすりながら観ていたこともあり、涙腺がゆるみまくりました。
で、映画が終わって娘ズとともに
たこ焼きとラーメン、私はビビンバをほおばりながら、また思い出し泣きしていました。
長女はしんみり共感、
小1次女は「また泣いてるじゃ~ん、ひゃひゃ」と、かつて私も母をちゃかしてたみたいに笑っていましたとさ。
めでたし、めでたし。
(とにかく中村佳穂さんの歌声と劇中歌が良くて、
長女もサントラCD欲しがったけど発売は8/18💦)
ベル≒リン・ミンメイ!?
タイトルなし(ネタバレ)
この映画の面白いところはインターネットの復旧で今現在起こっている「アンチコメント問題」についてよく表現されていた。個人的感想にしては頭を使いよく考えさせられる映画だと思った。ので何も考えずに見たいと思う人にはあまりいい評価を得ずらい。また、よくアンチコメントを残したがる人、何かと批判したがる人にとっては格好の的といった感じだった。
この映画を見る人には登場する「アンチコメント」や主人公とその周りの情景や付きまとうコメントの種類、雰囲気など細部を細かく見てよく頭を動かしながら何を伝えたいのかを考えると面白く見えると思う。
DV親父一家と主人公、主人公母のつながりについて
ネタバレ注意です。
竜の正体が子供って分かったとき
「誰だろう」ってなった人は僕だけじゃないと思います。
だって、今までのシーンで出てきてなかったから
(一回短いインタビューがありましたが…)
でもね、竜の正体がまったく面識のない子供じゃ面白くないんですよ
つまり、この子供はなにかしら主人公と繋がりがあるという仮定で考察を進めていきます
これは僕の勝手な妄想なんですけどね。
思い出してほしいシーンは、DV親父が主人公の顔を引っかきます、そのあと、ビンタか殴ろうかしようとしますが、主人公の顔を凝視して殴るのをやめます。殴ろうとしている手が空中で止まっている時間が長いので違和感を感じました。
主人公の母親が助けようとした子供いるじゃないですか、助けられなくて母親は亡くなってしまいますが、実はその子供はDV親父の子供なのではないでしょうか、DV親父は主人公の母親の顔をテレビのニュースか何かで知っていて、殴ろうとした時に顔を見てはっ!となったのです
まさかこんなことがあるなんて…と
自分の息子を主人公の母と
主人公が助けようとしてくる運命にびっくりしちゃったのではないでしょうか、そう考えると激アツな映画ですよね
そしてUの世界では息子が主人公を守ってくれると…
主人公母はDV親父と不倫をしていて産まれた子供が一瞬竜の正体なのではと思いつきはしたんですが、それはなさそうですね笑
もし何か気になったりしたらコメントほしいです!
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