竜とそばかすの姫のレビュー・感想・評価
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美しい散文詩とリアルの心が震える調べに涙
54の親父です。
アンチが多いのは、ネット民に対するステレオタイプな蔑視が垣間見えたからでしょうか。危うくやめとこかとも思いましたが、嫁さんが推すので今日初めて拝見しました。「初めて」というのは、後何回か観たいと感じたから。中村佳穂さんが素晴らしいのは言うまでもないが、これまで1000本以上映画観てますが、脚本や構成、文脈なんて検証して何になんの?
君のココロに響いたかどうか。
主人公にこの親父が感情移入したか?するわけない。
けど寄り添うと共感できる。母の亡くなる瞬間に大きな疑念を払拭できずにいるすずが、排他的な竜の震える心に共鳴できることになんの違和感もない。
人は唄で心を浄化できることをアニメで表現した傑作です。皆様監督へのそれぞれの期待感からのズレにムズムズしているようですが、細田監督がそれほどマスに受け入れられるテーゼを表現してきたのかと改めて思いました。既視感のない映画なんてもうこの世に存在しない。
ココロが震えたらいいじゃないか。
オジサン評価は、合唱隊が最後もう少し活躍してくれたら嬉しかったのと、これからの作品にも期待したいので4.5です。まさか涙が溢れるなんて。。。。
本作のメッセージ性とは?
IMAXおすすめ!久々に感動した
傷つくことの効能
ネット世界の映像が綺麗でした。
なぜ月だったのか?太陽ではなく。
月は太陽に照らされて光り輝く。
後半のリアルを曝け出した時には太陽のように輝いた。まるで恒星のようにすず自ら輝き出したがごとく。
顔を晒すのは絶対得策じゃないけれど。
顔は…言わずもがな晒したら致命傷。近しい環境が黙ってない可能性があり、予期せぬ情報を流され私生活が乱される恐れがある。ここは…死守してほしかったです。子供も映画を観ている。その時の時代精神にもよるが絶対ダメなことはダメって言わなきゃならないことってあります。
映画の中でも人間集まって良くない流れになると、いがみ合い始めたり、貶し、否定し、好き勝手判断して決めつけたり張り合ったり、優越感感じたがったり、文句言ったり悪口いったり、投影したり、徒党を組みたがったり、知ったかぶったり、英雄地味たり、正義の味方ぶったり(勝てば官軍的な)罵り合ったり… すり減らすなぁ、なにかと心を。…そう何を思っても思うだけに留めるなら各人の自由。早い話、犯罪起こさなきゃ。
良い方向に出ると、知り合いができる、支持を受ける、スポンサー付く、権限を得る、仕事を得る、機会を得る、自己表現を成せる、ストレス解消、居場所を得ると…か? あと癒し、好きな人、趣味、
…など何かしら「得る」?
表に出てこない部分、人々の光と闇たち。
誰かと交わり合う、誰かと言葉を交わす。
誰かに傷つけられ、誰かに癒される。
人との関わり合い、人って何だろうな。
人は人を求めずにはいられない。
人は一人で生まれて
一人で死んでいくから?
どこかで聞いたセリフを思い出しました。
音楽について。ぜひサントラ聴きたい。
おそらく複数の条件付きかもなのか、良い歌は数万、下手すりゃ数億の人を一度短時間で癒す力を秘めているのでしょうか?
目に見える形に表現するとアバターたちの反応が非常にわかりやすく、現実でも歌が他者から共感を得たときこうなるのかと垣間見ました。音と映像とエネルギーが拡がる、世界に向かって。
傷…、竜は精神と肉体の虐待によってあんなデザインになったのか?もっかい見ないといけません。
仕組みがわからない。
竜は親によって傷つけられるほど後ろの模様が増えていく?虐待は笑顔を奪っていくんだよ。そんな中、竜はベルの歌と優しさに救いを得た。一方すずは必死に他者を助けようとして、結果すず自身も救ったのではないでしょうか。
ヒロインの母親、川に行ってほしくなかったです。魔が刺したのかな。自分の力を、人間の力を過信した。自然の力の前では非力で…。選んで欲しかった、自分の子を。少しだけ自分と重なり、我が子と重なった、私が死んで子だけが残されていたらと思うと。
竜とベルの共通点は母がいないこと。
事情によって突き放された人との距離や傷を埋めるものもまた人のぬくもりなのか。ハートだけが知っている。ハートとハートが人と人を繋いでいく。人によって傷ついた傷を癒すのもまた人なのか、人が生み出したものなのか。
傷ついて生きてきたのは傷を抱えているのは映画のキャラ達だけじゃない、映画鑑賞しているわたしたちもまた同様だったりするのかもしれない。アバター達のようにベルの歌に引き込まれて、胸の見えない傷に働きかけられているのか。
時に生きることって傷つくこと。
傷つくことで結果自分を守ろうとすることもある。傷つくことは凄く嫌だけど、傷ついてぐっと構えないと無防備のままいるわけにはいかない、気がついたら精神が壊れてたじゃお話にならない。
傷ついてぐっと構えることが生命維持装置でもあるのかもしれない。傷つくことって悪くないかも逝くのに比べたら。逝ってしまったら、もう、生前レベルで何も感じることはできない。
これまで生きてきたのなら大なり小なり愛を知っている。愛は思い出させる?求める?思い知る?気づかせる?飾りを脱ぎ捨てる?自分がここにいるとわかる。
いずれ他者もまたそうであるとわかる。自分一人だけでは生きてこられてないと。
映画を観た他者の感想を見ると感想、価値観がなぁ、もうあらゆるなにかを雑食の末に現在進行形で出来上がっているもんだから、結局評価って何だろうと思いました。
映画の入場客が多ければ良い映画とは限らない。じゃあ結局何が良かったのかは、後にしかわからない?
ある種、自分を超えるのは自分なのか?
ライバルは過去の自分。つまり監督の作品のライバルは過去の監督の作品…!?何にしても、他者の目に自分や自分がらみの何かを晒すということはありとあらゆる評価を覚悟しておく必要があるのかもしれない。
評価ってどこが終点になるんだろう?
何はともあれ、考えさせられる機会を頂き感謝します。
とても…とても…良かった
女子高生鈴の揺れ動く心と、仮想世界Uの美しい映像に冒頭から引き込まれました。
鈴役の中村佳穂さんの透き通った美しい歌声に鳥肌が立ち、感情移入し涙が。
鈴役の中村佳穂さんを始め、役所公司さん、佐藤健さんなど、キャストの皆さんの声に全く違和感を感じませんでした。
心優しい友人達との関わりを通し、「優しい子」鈴が自分らしさを取り戻していく姿にジンときました。
細田守監督って、ロマンチストなのでしょうね。映像も美しく、心温まる作品でした。
広いシアターの7〜8割の座席が埋まっていました。
映画館にて鑑賞
2回目で評価が変わった
映画を観て背景作画や仮想世界、ミュージカル調のテーマ曲と挿入歌にはかなり感動させられた人が多いと思います。
一方でストーリーや設定が甘くないか?
行動や発言、キャラ設定の意図がわからない。と思われる作品だと感じました。
私も1回目は同じでした。しかし2回目の鑑賞でわからなかったことが少しわかったので書かせていただきます。
意見などあればコメントしてほしいです🙇♂️
🛑鈴1人で見知らぬ子を助けるのは危険だ
→観ている人にそう思わせるのが監督の1番思わせたかったことでは?なんでお母さんは知らない子を自分の危険を晒してまで助けに行ったんだ。と母に思った鈴の気持ちと、私たちが鈴に思った気持ちは同じだと思います。それに気づいたとき私は感動させられました。父親の「その子に優しくしてあげなさい」という言葉なども響きました。
🛑ジャスティンはなぜアンベイルさせる武器を持っているのか
→ジャスティンの立場を現在のSNSに照らし合わせると、「フォロワーが多いだけで威張る」「住所特定を武器にした脅し」
「自分が正義だと思い考えの違う他人の批判」などの今のSNSの悪いところがよく描かれていると感じました。SNSでの権力のようなものが表現されており、それがアンベイルとジャスティンととても一致します。そう思えばなぜ?とはならないと思います。
最も多いと感じた意見に感じたことを書きました。
他にもたくさんあると思いますが色々コメントで意見欲しいです。
人間は一人では生きられない
本作は「事件がすぐに拡大するネット」と「少しづつしか変わっていかない現実」を対比的に描いている。バズる、炎上、顔バレなど、Uの世界(ネットのなか)では天地を揺るがすような事件が立て続けに発生する間も、現実ではこれまでと大差ない日常が流れている。
主人公:すずにとって、本作を通して得られた変化は
・ルカと仲良くなった
・しのぶと対等な関係(友人?)になった
・父と会話するようになった
ぐらいのものであろう。
また肝心の恵に関しても、彼の家庭における児童虐待そのものは解決できておらず、すずとリアルの繋がりができたことで、「片親家庭の知り合いができた」がせいぜいである。正直なところ、大人の目線では大きなカタルシスを感じられず、本作の評価があがらない一因になっている。
しかし、思春期の学生目線で考えてほしい。
・憧れの同級生と仲良くなった
・疎遠になった幼なじみと復縁した
・避けていた父と和解した
幼い頃に母を亡くしてからというもの、何事にも後ろ向きな性格になっていた思春期の少女が、日常における心の拠り所を確認できたことは、今後の人生を前向きに考えるうえで十分な収穫だったのではないだろうか。しかもそれにとどまらず、必死の思いで恵を助けたことを通して、他人のために命を懸け亡くなってしまった母親の人としてのあり方を理解し、断絶されていた母娘の繋がりまでも取り戻している。
これは、恵にとっても同様である。先述の通り、虐待問題は解決していないが、彼はこれまで現実でもネットでも周囲を頼ることができず、ひたすら耐えるしかなかったのだ。思春期のうちに「自分を省みず介入してくれる他人(すず)がいる」ことを体験したことは、今後、父に立ち向かう勇気をもらったとともに、すずとの関係性が人としての道を踏み外さない大きな材料になるかもしれない。
総評として、前半の竜の振る舞いから父やしのぶを連想させるミスリードはお見事、の一言。あとで思い返すたびにじわじわ込み上げてくるものがある、素晴らしい作品と思う(見返したら評価が変わるかもしれないが)。劇場で大きな感動がなかった点と「サマーウォーズ」や「美女と野獣」のオマージュを脱しきれていない点を考慮して、-0.5とした。
(´∀`=)この夏観るべき映画でしょう。
すごく評価が分かれていて若干低評価に引っ張られている感じがしますが私はこの夏観るべき映画だと思います。視聴前にテレビでサマーウォーズを観てこれは超えないだろうなぁと思ってましたが本作品細田監督の代表作になるでしょうし、世界の人に観てほしいです。
インターネットやSNSが世界を救うものか?それとも分断するものであるか?
その世界で真剣に人を救える覚悟はあるのかを問うているような気がします。
それは使いようであり生身の人間次第なのだとこの映画は語っているような気がしました。
それと映画サントラ買おうかと思います。激烈感動、聴いただけで泣きが入りますよ。
PS:脚本の低評価が多く散見。竜のに感情移入できないとのご意見が多い。竜がネットの海に隠れた弱者の象徴であり深く描かなくてもいいと思いますよ。要はその弱者に完全なる救済を我々が与えられるかが問われているんですよ。竜に感情移入が必要と考えるのラブストーリーの見過ぎであろう。
架空の話
今までより進化した細田監督の傑作
こんなのも作れるのか
良かった!圧倒的歌唱力!
スタジオ地図の最近の作品は期待→撃沈
なことが多かったので、正直今回も…ドキドキでした。
しかし、良かった!ストーリーに荒削り、ご都合主義的な箇所はありましたがそれと比べものにならない魅力が大いに散りばめられており、総合的にかなり満足度の高い作品に。
ぜひ、スクリーンで見ていただきたい。
二回目
サマーウォーズ×美女と野獣
母の死を受け入れられない女子高生、自分に自信がなく、殻に閉じこもる日々が続いたがUとの出会いが彼女を少しずつ前向きにしていく。
SNSの間違った正義、誹謗中傷、虐待など現代社会が抱える問題をバランスよく描写してあった。
何より絵がとても綺麗で歌も素晴らしく映画館で見る価値のある作品だと思いました。
家で鑑賞するのはもったいない。
とっても良い映画でした🙂
卓越アニメーション
もう一度観たくなる
○ストーリー的には、最初はちょっと「かったるい」感じだったけど、竜の正体探しにポイントが絞られてくると、自分の中で一気にテンションが上がった。
○5人のおばちゃんがいい味出してる。そういえば私自身もじっさい数々のおばちゃん達に助けられているなあ。改めて感謝。
○現実と仮想世界の描き分けは、成功しているのかイマイチなのか判断保留。トレス線が違うのは明らかだったが、現実が仮想世界に入り込む部分でちょっと違和感があったのも事実。
○背景の緻密さがすごい。「これならもう写真でもいいのではないか」と思ってしまうが、たぶん現実にはない風景であり、キャラクターとの親和性が緻密に計算されている。
○仮想世界の中での自分の分身を「アズ」と呼ぶ。「アバター」でもよかったんじゃない? とも思うが、「大人の事情」とかあったのかな。
○とりあえず一回観たけど、いろいろ見落としてるんじゃないかと心配。もう一度観なきゃとか思ってる。
全1514件中、241~260件目を表示








