竜とそばかすの姫のレビュー・感想・評価
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歌の響き方が透き通り、癒されました
Netflixで視聴、歌声の反響が素敵!
大きなホールで歌っているような反響で、アカペラで歌っている時でも綺麗な歌声が響いている感じで、鳥肌立ちました!
映画館でも観たことがあったのですが、歌綺麗で鳥肌立ちまくってた記憶があります。
鈴の声も、キャラクターのイメージ通りで、違和感なく物語に集中できました。
ゲームのようなシーンをいれたり、現代のSNSのようなシーンがあったり、展開も楽しめました。
Uの映像もとても綺麗です。サマーウォーズの世界観もすごく好きでしたが、Uの世界観も似てて好きです。
色使いも素敵で、キャラクターも個性的なデザインでとても好きです。竜の背中のあざも現実につながっていて虐待に耐えていたあざだったのも、伏線回収しててスッキリしました。
キャラクターの設定や世界観の設定、物語の結末で気になるところはあっても、ここは映画を見た人なりの解釈の余地があるな、想像を膨らませやすいなと思いました。物語、映画の流れの邪魔をしておらず、いい映画を見たなと思いました。
映画館でも観たことがあったのですが、初回で『なんかいい映画見た!』感覚がありました。
よくわからなくても見てよかった記憶があります。
そういう作品は金曜ロードショーでもまた見たいなってなります。
わかりやすくてまとまっている見やすい映画だなと思いました。
映像綺麗、歌綺麗、シーンの色使いや世界観の展開にメリハリがあって、楽しめました!
急に大傑作!細田監督は何かをつかんだ!
失礼な言い方になります。「時をかける」「サマーウォーズ」「おおかみこども」「未来のミライ」と絵の綺麗さと前半の勢いは抜群だけど結局上手くまとめられず取ってつけたようなキレイごとの帰結を持ってきてテーマがブレてしまい全く感動できない作品が続いていましたが、今作品は震えるような感動で涙が止まりませんでした。肉親の死、ネットの現代的問題、地域社会、友情、青春の恋愛、勇気、主人公の成長を「歌う」というテーマを通してラストまで完璧に描き切ったのではないでしょうか。この完成度の作品を発表し何でもっと話題にならないのか不思議に思うぐらいです。細田監督はこれまでの創作活動の苦闘の果てに何かをつかんだように思います。全盛期の宮崎駿のような未踏の域へ突入した細田監督の今後の作品が楽しみです。
歌の力って最高です!ホンッと素晴らしい!
映画館で見た時に、メチャクチャ感動した作品です。Blu-rayも即決で買っちゃいました。
今回、久し振りの鑑賞でしたが、いや~、ホンッと素晴らしい!ストーリー展開が解っているにもかかわらず、ワクワクしてドキドキして、メチャ興奮!大画面で見た時より楽しませてもらった気がします。
まず、仮想現実の世界、ベルがディズニーみたいだと思ってたら、デザイナーがそうらしいです。細田作品とは、ちょっと毛色が違うと思ってたのですが納得しました。まぁ、そんなのは大したことじゃありません。作品として、面白ければそれでいいんです。
最初の歌から、すっかり引き込まれます。一曲、一曲、それぞれの歌がホンット素晴らしい!ヘタなミュージカルよりも、よっぽど音楽の質が高いんじゃないでしょうか。何より、中村さんの声がいい。声優も初めてなんですよね。いやー、ホンッとスゴい。
ベルの歌も素晴らしいけど、それに伴った絵がまた綺麗。これじゃ、全世界の人が虜になるわけだ。この映画、海外で吹替えって出来るのかね?彼女の歌声は、ものすご~~~く、心に染み渡りました。
現実世界における青春描写も良かったです。みんなの憧れの彼女が、好きな人の前だとグチャグチャになっちゃう。メチャクチャ可愛いじゃないですか!
もちろん、現実世界のすずの成長も見事に描かれてました。
全く無駄が感じられない非常によく練られたストーリーに感服です。 もう、オヤジは完全にノックアウト。
幾田りらさんや染谷さん、佐藤さん、成田さん、玉城さんの声の演技も最高でした。役所さんのオヤジも随所、随所で優しく見守ってくれました。
ホンット面白い!素晴らしい一本です。
話は変わりますが、匿名が当たり前のネット世界。 本性が現れると言いましょうか、誹謗中傷の嵐となる事件も未だによくあります。
誰なのか特定されないから無責任な発言、行動も可能となる。冒頭のすずの母に対する書き込みには怒りが込み上げました。
映画のレビューにしてもそうですよね。まぁ、言論の自由っていうのも保証されてはいるけど、自分が言われて嫌な言い方はちょっと考えた方が良いんじゃないかなって、思うときもあります。
ネットの中って、誹謗中傷が平気でおこなえる、まさに現実世界に存在する闇、そのものですね。
【ネタバレ】
幼馴染みのしのぶくん、いつも見守っていたから、すずがベルであることにいち早く気づいたのかもしれません。
ひょんなことから、そんな彼との仲を疑われて、炎上しかけたシーンがありましたが・・・
それを踏まえた上での、あのエンディング。大炎上、間違いなしじゃないでしょうか。
強くありたい、前を向いていきたい(いこう)と思える作品!
映画館で1回視聴済み2回目の視聴。
•母親の知らない子供を助ける行動はどっちが正解なのか、正解があるのかもわからないけど、どっちをとっても間違いではないと思う。
•女子たちのあの嫉妬のシーンすごいスピード感で流れていったがとても恐ろしいことなんじゃないかなと思う。どうなんだろう?
•竜との距離感が一気に縮まりすぎな気もしたし気になる点も多いけど、それ以上に人を助けることは難しく、怖い事に巻き込まれることもあるかもしれないけど、助けることのできる人間になりたいと思える作品だった。
•主人公が辛い過去から前を向いていくのはすごい感動した!
•歌もめっちゃ好き!全部良かった!
良かったです。毛嫌いしてる人こそ、見てほしい
レビュー評価があまりよくなくて、
過去作と同じじゃんとか。
そんな評価を見ていて、この作品を毛嫌いしていました。
地上波で放送されていたので、
期待値0で視聴。
結果としては、とても感動して涙が出てくるほどでした。
この内容であれば、劇場で見たかったとも思いました。
展開の破天荒さや色々なダメ出し(一人で東京に向かった件)の酷評が目立ちますが、
私ももちろん気にはなりましたが、
この作品の一番のポイントはほこじゃないと感じています。
ラストの虐待ではなくて
主人公が、
自分の心の中のトラウマと、戦い続けて、
仮想世界や現実世界での出来事などから成長し、自分の心と向き合い、克服したこと。
自分一人では無理だった。
誰かを救いたいという、自分の中の別の気持ちから、克服することができた。
自分の心を、他人に曝け出すことが出来た。
自分の心と向き合うことができた。
そういう映画だったと思います。
人の、想いは、
必ず伝わる。
とても良い映画でした。
私もフィクションの中にも、
その世界の中での辻褄合わせ、はかなり気になる方ですが、
この作品の中のコマかなことは
気がつきはしましたが、そういう世界観の映画なんだ。と納得しながら見ることができましま。
想像以上に重かった。
壮大なミュージックビデオと言う人もいるが
間違いなく何か大事なものが詰まっている映画
説明とか伏線回収とか"分かり易さ"を求める観客の多さよ。
最近、説明過多の「甘やかし作品」が多いからなんだろうけど、説明のない箇所を欠点としてレビュー・批評している人が多すぎて、残念。
物語の本筋はきちんと分かりやすく描いてるし、そしてテンポが素晴らしい。終始引き込んで離さず勢いのまま駆け抜ける。これこそ細田監督の真骨頂。と思う。
セリフやナレーションで意味を説明せず、繊細な表情から心情の機微を読み解いたり、片足を失う犬を飼っているシーンも弱ったものをほっとけない鈴(母?)の性格がそこで垣間見えたり(←あくまで個人の主観)、観る度新たに感じる各キャラクターの心情が、また観たいわくわくに繋がっていく。
特に、表情の繊細さでは、殴ろうとするDV父に立ちはだかる鈴の目と口。残念なものを見る諦めの目でありながら信念を持った目でもあり、そして、食いしばることのない口が恐怖を感じていないことを表していて、おそらく亡くなった妻が子を守るときにこういった表情で見据えていて、それを彷彿とさせたことでDV父は腰を落としたと読み取れる。
理解できないことは作品のせいにせず、分からないなら想像したら良いし、何度も観ればいいと思う。
原作小説がある作品なのだから、2時間にまとめつつ、そちらにも忠実でなければいけない。想像で補う部分が多いのは当然。
むしろ想像こそが本来、物語を観る楽しみであるはず。
SNSで"わかってない"感想が可視化されたから
一層説明の多い作品が増えているのだろうけど
観客の幼稚化を助長する作品が増えず
わかる人だけわかればいい、と、クリストファーノーランくらい、観る人をバタバタ置いて、振り払っていき、想像力を育む難解作品が増えることを願う。
分かりやすい=面白い、ではない。
分からない=星の数にしないでほしい。
自分が良いと感じたのならそれで十分では
映画を見た後に本サイトで皆さんのレビューをさっくり確認させていただきました。思ったより評価点が低いと感じたからです。
総論としては「歌と映像は素晴らしいがストーリー展開、特に終盤で賛否が分かれる」ということのようでした。
後半を説明不足と見るか表現の余白と見るかは人によって異なると思いますが、
作品は文芸であって家電の取り扱い説明書では無いのであるから読み手が読み解く要素があってしかるべきではないか。というのが私の結論です。
いくつかの要素が最終的に説明が無いまま提示されています。自分としてはそれらは製作者から渡された読み解きの鍵ととらえています。
(竜の城にあったひび割れた写真、忍と合唱隊はBelleが鈴であると気づいていたほか)
見解が分かれている疑問について個人的な見解を記します。
・恵(竜)の自宅の場所は特定可能なのか?
ビルの正面と側面の面積比が映像の通りになる方角は一箇所しかない
室内の物品から窓の大きさは推測可能であり窓に映り込んだビルの大きさから三角測量原理でビルからの距離がわかる。方角と距離の交点が当該場所となる。
高知には後方支援部隊がいて(ヒロとしのぶ)逐次計算結果を伝達したのではないか。
・なぜ鈴一人で出かけたのか?
この事案は中州に取り残された子の救出の投影であり自分が追体験することで長い間の疑問に自ら答えを見出すためだった。
未成年者の単独行動にはリスクが伴うため、あるいは父親が隠れてついてきていたのかもしれない。合唱隊から情報は入手可能であり描かれていないだけで可能性は否定できない。鈴のスマホは父親が与えたものであろうしMDM(位置情報確認)が入っていてもおかしくはない。
・男親の行動には違和感がある?(鈴父もも恵父も)
配偶者の喪失は大人にも影響を与えると考えるべきではないか。
・恵(竜)の父は鈴を見てなぜ狼狽したのか
全くの個人的な解釈としては次の通り
恵の母は夫とのトラブルにより自ら死を選んだ、それを憎んだ時期に恵が写真を傷つけた。恵の父は子供たちをを守る鈴の姿に亡くなった妻を見たのではないか。
この作品は2時間1分の映画部分だけでなく、視聴前後も含めて評価すべきかと感じました。
人を助ける時は必ず複数で、装備をきちんとする。
人を助ける時は必ず複数で、装備をきちんとする。
最後が少し引っ張り過ぎたけど、やっぱり、いいね。全てが共感出来る。昨年からIMAXで3回ほど見たが、テレビでも充分。
衝撃的でした
ネタバレだらけのレビューです。
普段映像作品はあまり観ないのですが、中村佳穂さんが声優をしていると知ってDVDを借りて鑑賞しました。
観終わった感想としては、映像・歌声が素晴らしく、テーマはどれもよく、演出も最高なのに、ストーリーや設定がツッコミどころ満載。
なんでライブをぶっ壊されて竜に惹かれるの?竜だけ城があるって、仮想空間の世界観どうなってんの?竜が日本人である確率低くない?なんで女子高生がひとりで飛び出して関東行ったら決着つくの?など、ハテナが尽きなくて苦笑しながらレビューサイトを開き、星3くらいの評価を読んでは「そうだよね」と思いました。
20分後、2021年8月12日にmogachyoさんが投稿されたレビューを読んで世界が一変しました。
先述したストーリーの違和感と、気付いてはいたのに気に留めていなかった映像上の要素(欠けた湯呑みや壊された母親の写真など)が全て美しい一本の線で繋がり、目の覚めるような思いとともに、自分がこの作品を全く読解しようとしていなかったことが猛烈に恥ずかしくなりました。
元レビューの方が文学的と表現されていたように、映像で描写された小説のような作品だと感じます。観る中で感じた違和感をひとつひとつ拾い集めて、点と点を繋いでこそ理解できるストーリーに対して、点だけ見ててもそりゃよくわかんないですよね。
今までは(軽度な伏線は理解できるにせよ)そんな映像作品の見方をしたことがなかった私にとって、文字通り衝撃的でした。
レビューを閉じてお風呂に入りながらもう一度ストーリーを辿り、共感できなかった登場人物の心情を理解しながら、ストーリーに再び新たな発見を得ました。「仮想の城が燃える」「大量の人がいる巨大空間なのにミクロなやりとりができる」みたいな設定も演出上なら仕方ないし、オマージュもアニメでやるって新鮮なんじゃない?と思えてきました。なんだか映像に見落としている要素がある気がしてきました。
多分、明日もう一度観ると思います。数十円しか変わらないからという理由で1泊じゃなくて7泊を選んだ数時間前の私とGEOの価格設定、ありがとう。
ついでに、こういった小説的な映画をもっと他にも観てみたくなりました。それとも、私が知らなかっただけで映画って全部そうなんですか?
映画の開拓のしかたはまだわかっていませんが、いくらか探してみようと思います。
これは母への想い…
主人公のすずは幼い時に母を失った悲しみと怒り、もっと愛が欲しかったという闇を抱えていて、ずっとその呪縛の中生きていました。でも、Uで歌を歌えるようになって歌に自分の感情をぶつけたらたくさんの人が共感してくれた。それは誰しもが皆なにか闇をかかえているから…。最後のすずが歌う【はなればなれのきみへ】これは母へ書いていた歌。龍と出会う前に。すずはこの歌を歌って母の気持ちが理解出来て龍を助ける行動に出ます。ベル(すず)が歌ってる歌の歌詞をみると全て納得できます。
圧倒的な映像と音楽
感動しました!
もともと細田守監督のファンでほぼ全部見ていると思います。そのため今回も本当に楽しみにしていました。
美しい映像と素晴らしい音楽。終始圧倒されました。ストーリー性に多少違和感があるものの、それを全て吹き飛ばすほどの凄さがあったと思います。
またキャラクターデザインも印象的でした。主人公のBelle、ソバカスは一般的にポジティブなものとして捉えない事が多いですが、その要素をステキなデザインとして描かれていて、なんかいいな〜と思いました。Belleの衣装(?)デザインも素敵で、細部までこだわりが詰まっていました。
主人公がアバターを通して、なりたい自分を体現し、成長していくのですが、最後の方は私も気付いたら「スズ(主人公)頑張って!」という気持ちで見ていて、ストーリーで違和感がある箇所はあるものの感情移入できました。
映画の評価を構成する要素を五角形のレーダーチャートがあるとしたら、一つのカテゴリーが極端に秀でているイメージで非常にバランスが悪い映画。ただその極端に秀でている部分が刺されば、感動するし、刺さらなければ印象が悪い。そのため、賛否が分かれてしまう。私は突出した何かを持っているものは個性になり、作品の力になると思うタイプなので、すごい楽しめました。音楽とアニメの映像が好きな方は本当におススメです!
素敵な映画、ありがとうございました。
見に行くのが遅すぎた!
ぜひぜひたくさんの人に見て欲しい!上映してる間に映画館で見てほしい!早く!
仮想社会の魅力と、そこに導いた、すずを心配する親友の想い、すずの歌声!、すずが立ち直るきっかけとなった傷ついて絶体絶命の仮想社会の住人、高知と東京という現実の距離を彼らを助けたい想いで飛び越えたすず。
今、ネット社会となって現実の自分を隠して何でもできる時代となり、言いたい放題、鬱屈したストレスをぶつける相手には事欠かない時代、ぶつけられた人は傷つき、自殺までしてしまう時代。
仮想社会で自分をさらしたすず。そのことで越えられた重い運命。すずを心配しているまわりの人たちに気がついたすず。
私もすずと同じ、突然母を亡くして、コロナだったので、戦死した人のようにお骨になってからしか会えなかった。すずと違って、中年になってからなので、耐えられる年齢とはいえ、突然母を亡くすのは自分の半身が覚悟もなく、無くなるのと同じ、半身のまま血を流しながら生きて、癒えるまで踏んばる力を、私もまわりの人たちにもらった。
仮想世界の美しさ、すずの歌声、ぜひ映画館で味わってください。
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