「圧倒的な映像と音楽」竜とそばかすの姫 Joe Asoさんの映画レビュー(感想・評価)
圧倒的な映像と音楽
感動しました!
もともと細田守監督のファンでほぼ全部見ていると思います。そのため今回も本当に楽しみにしていました。
美しい映像と素晴らしい音楽。終始圧倒されました。ストーリー性に多少違和感があるものの、それを全て吹き飛ばすほどの凄さがあったと思います。
またキャラクターデザインも印象的でした。主人公のBelle、ソバカスは一般的にポジティブなものとして捉えない事が多いですが、その要素をステキなデザインとして描かれていて、なんかいいな〜と思いました。Belleの衣装(?)デザインも素敵で、細部までこだわりが詰まっていました。
主人公がアバターを通して、なりたい自分を体現し、成長していくのですが、最後の方は私も気付いたら「スズ(主人公)頑張って!」という気持ちで見ていて、ストーリーで違和感がある箇所はあるものの感情移入できました。
映画の評価を構成する要素を五角形のレーダーチャートがあるとしたら、一つのカテゴリーが極端に秀でているイメージで非常にバランスが悪い映画。ただその極端に秀でている部分が刺されば、感動するし、刺さらなければ印象が悪い。そのため、賛否が分かれてしまう。私は突出した何かを持っているものは個性になり、作品の力になると思うタイプなので、すごい楽しめました。音楽とアニメの映像が好きな方は本当におススメです!
素敵な映画、ありがとうございました。
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