「ミュージカルアニメという新しいジャンルかも」竜とそばかすの姫 Terry Massaさんの映画レビュー(感想・評価)
ミュージカルアニメという新しいジャンルかも
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ストーリー以前に、中村佳穂氏の歌唱がなければ、ここまでの評価にはならないと思う。
歌が作品のレベルを押し上げているので、ミュージカルアニメという新しいジャンルと言っても言いかもしれない。
ストーリーとしては、いわゆる陰キャの主人公が、仮想世界でスターダムを駆け上がるというシンプルな設定であるが、重要な役割を果たす「竜」との触れ合いは、重い要素を含んでいる。
ネタバレになるが、母親を失っているという2人の共通項は、一部で批判の的になっている何故「ベル」が「竜」に拘るのかいう点について鍵と言っていいと思う。
また、主題歌「歌よ」の背景にある「鈴」の寂しさは、歌の魅力に圧倒されて、素通りしてしてしまう部分でもあると思う。
絶賛されている歌だけでなく、ストーリーも練り込まれている作品であると思います。
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