「都市では生きずらい現代に」竜とそばかすの姫 さりーさんの映画レビュー(感想・評価)
都市では生きずらい現代に
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これまでの作品に比べると、より分かりやすい作品だったと思う。そういう作品は最近、批評家気分な人たちの餌食になりやすいから切ない。短時間エンタメなんだからいーじゃん。と思っちゃうんだけどな。
本作は、Uで表現されるBell周りの絵が、都市部にいると出会うことのない景色、自然の中に住んでいると不意に出会える心を打つ景色の鮮やかさとが紐づいて、歌声と音楽と、景色がぜんぶ気持ちよかった。だから、高知が舞台であることは当然だし、田舎を知ってる人にしか馴染めない感覚であり、優越すら与えたんじゃないかな。今っぽい。
そして、老若男女、アバターも含めて、色んな登場人物がいたけれど、あのお父さん含めて、それぞれの良いところを少しでも引き出してみせたところは、現代社会に対する描き方としても、心地良かったな。楽しかった。
ひっかかりを残すところも確かに多々あるけれど、またの機会で見直すと発見がありそうですね。テレビ放送を待ちます笑
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