「リピはないかな」竜とそばかすの姫 Chicagoさんの映画レビュー(感想・評価)
リピはないかな
冒頭の打楽器とアップダウンの多い難解な曲を、中村さんの声が楽器の一部として溶け込んで、なのに聴き手の全身の毛穴から入り込んで浸透するような不思議な感覚に陥った。
中村佳穂さんは素晴らしい歌手なのは間違いない。以前から中村さんの歌声に注目していた監督がオファーしたのも分かる。アニメ映画でよく出る「声優以外が声優を務める」問題。その必要性。キャラクターに合っている、演技力があるなら及第点もあり得る。例えば、すずのセリフに何度も出てくる「あぁぁ〜」「あぁぁ〜」全部同じでバリエーションがない。ヒロちゃん役も演技が酷くて「イッヒヒヒィ」とか笑う度にイラッとした。その他のすずの周りのキャラクターも声優でない意味がわからない。
ストーリーも何故?と首を傾げるシーンが多く、サラ〜っと上っ面を撫でたような浅さ。
音楽と映像以外には誉める要素がないかな。
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