「映画の中の大人は大人の反面教師?」竜とそばかすの姫 たっつん P子さんの映画レビュー(感想・評価)
映画の中の大人は大人の反面教師?
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子供の頃は大切で大人の事情に左右される。その中で自分を探す事、反抗期みたいな時期を過ごして親と関係ないところで作った自分を見つける事は大切。傷を抱えてる子にも、きっと理解できる人がいるよ、一人じゃないよ。と映画は言ってくれるかもしれない。
ストーリーの脈絡に関してはベルがなぜ竜に興味を持ったかは自己弁護が出来ない子供の怒りをかかえてる自分を重ねて、今怒りを撒き散らしてる竜に会わなきゃいけないって子供から大人になる過程だと理解はするのだけど。それがわかるカットも早々に用意されてたから理解はするのだけど…見たい起承転結のケツが見れてない感はある。良いケツ見せろ!竜のその後安全の担保は?リアルでの恋は?色々どうなったの?いや、そこじゃないのわかってる!けどよ!
それに映画の大人たちの子供とのスタンスは少し疑問だ。私ならこうしないだろうと思う事ばかり。映画に出てくる大人で見習えるのは一人だけだった。でも、その人の様な大人ばかりだったら皆で立ち向かい、その一人がサクリファイスになる事はなかったかもしれない。
子供への接し方が分からず都合に良い距離で甘んじてしまう親、子供自身の子供と大人を大人の都合で使い分けて逃げちゃったり、自分自身の苛立ちを子供にぶつけたり…大人たちが子供を守ってあげられない社会とかは、映画にぶつけるより大人たちが持ち帰って良い大人になりましょうでいいのかも。
僕にとって何度も見直して楽しめる星4以上って映画じゃないけど、上映時間を退屈に思うような映画じゃなかったよ。と言うわけで星3 若干終わってモヤモヤする部分はある
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