「脚本が致命的に酷い」竜とそばかすの姫 幻獣ネッシーさんの映画レビュー(感想・評価)
脚本が致命的に酷い
あの未来のミライと比較しても、良いところは歌しかありません。歌のおかげで少し持ち直していますが、総合的には細田作品ワースト1です。
近年のアニメ映画と比較すれば、打ち上げ花火よりはマシですが、ワーストレベルであることは間違いありません。
脚本に全くカタルシスがなく、前提を飛び越えて勝手に進んでいっていますし、ラストも何も解決せず雰囲気だけ整えて終了しています。脚本が相当レベルが低いと言わざるを得ません。
元々細田さんは画作りの人。脚本は全く向いていないことが未来のミライに続いて証明されていると思います。
日テレや電通の宣伝で多くの人が見に行く夏映画の代表がこんな作品なのは気が滅入ります。これを夏休みに子供たちが見に行くのかと思うと本当に不憫でしかありません。
親御さんに助言すると、子供も見る夏映画だと思ってこの映画を見に行かない方がいいです。理不尽に暴力的な描写もあるので、トラウマになっても不思議ではありません。わざわざ劇場で高い料金を払ってこんな作品を見せるなら、家で他の作品を見ていた方が余程良いです。コロナリスクもないですし。
個人的にはお子さんにはリトルウィッチアカデミアやカレイドスターなどをオススメします。少なくともこの作品とは比較にならないほど良いです。
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