「絶妙なバランスでした!」竜とそばかすの姫 あねさんの映画レビュー(感想・評価)
絶妙なバランスでした!
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監督が映画を通して何を表現したかったのかは知らないけど、Uを通してのすずの成長と、竜の中の子みたいに苦しんでる子を助けないといけない、という2つが主だったのかなと思います。
確かに情報過多な部分はあるかもしれないけど、Uの壮大さと、家庭内暴力という些細かつ本人達にとっては大きな問題とのバランスをうまく取るためには、あれくらいの要素を詰め込まないとうまく表現できなさそうだと感じました。Uやすずたちだけに重点を置きすぎると、それこそ映像が綺麗なだけの内輪ネタになりそうだし、翻って家庭内暴力だけに重点を置きすぎると、映画全体の壮大さが失われてしまいそうだと思います。これに加えてベルが有名になった過程とか、すずの周りの人間関係をさらに描写してしまうと、もうパンクして訳がわからなくなりそうです。
こんな面倒臭いことを考えて映画を見る人はいないと思うけど、とにかく創作物に触れるのが好きな自分にとって、大満足の映画でした!
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