「2時間に詰め込むには欲張りすぎかな。」竜とそばかすの姫 涼介さんの映画レビュー(感想・評価)
2時間に詰め込むには欲張りすぎかな。
自身のワーストアニメ映画「未来のミライ」のダメ監督印象を払拭すべく着席。
むむ、俺には難解だった。
まず、おっさんの俺には最近のJK(昔からだが)の気持ちが分からない。特に最近のストーリーに多い、男女問わず他人との関わりが苦手な主人公にイライラしてしまう。
もしバーチャルな世界で、この主人公の様な立場になったとしたら、リアル世界の自分もかなり変化するに違いない。それが一切ないのが違和感。
竜は酷い奴で、みんなから非難を受けている。それも理解不能だった。だってバーチャルじゃん。そこで傷つけられたって怒って攻撃して排除しようとする奴ら。でも戦い方が気に食わないだけで、政治や宗教的な思想の話ではない。管理者が排除しないんだから問題無いじゃん。
中盤、美女と野獣 的なラブストーリーになるかと思いきや、リアルとは別。竜のリアルも予想を裏切られ、全く別の問題を抱えた男子、それも日本人。50億の中の一人だぞ!?世界が広い様で狭いじゃん。
最後も、何が解決されたのか分からなかった。
Uでもう一つの人生を生きて世界を変えようって言ってるけど、それ、皮肉だよね。
残念だったのは、アニメだったために、Uのキャラとリアルなキャラとのギャップが分かりにくかった事。ベルもすずも線画なんだもん。
命、友情、恋、ネット、家族、等々、テーマが多すぎ。頭ん中ごちゃごちゃになっちゃった。
でも、理解不能な主人公以外は、分かりやすくて好感度高かったよ。
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