「社会問題を折り込むならもうちょっと…」竜とそばかすの姫 otyaji:さんの映画レビュー(感想・評価)
社会問題を折り込むならもうちょっと…
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話の流れはベタだけど映像と歌声が美しいので楽しめそうだったが、ちょこちょこ取り入れられる悲しい出来事や社会問題によって、色々気になり冷めてしまった。
勧善懲悪発言をするジャスティスリーダーがただの悪のまま終わっていたり、母を亡くしている主人公が日常会話で慣用句として「しぬ」「しんだ」と言ったり(これに関しては私が元々苦手な言葉)、主人公含む数人が意味もなく点字ブロックの上で立ち話していたり、父からの暴力にずっと耐えてきた兄弟になぜか立ち向かう勇気を与えて満足したり。。心配すぎる。
ただ、最後のほうですずちゃんが素顔で歌うシーン。自らをかえりみず他人を助けようとして亡くなった母の気持ちがやっと理解できて、すずちゃん自身が長い苦しみから救われたのかなというところはグッときた。
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