「主人公すずちゃんの決断に尽きます」竜とそばかすの姫 トラヴィスさんの映画レビュー(感想・評価)
主人公すずちゃんの決断に尽きます
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細田守監督作品は個人的に『バケモノの子』と『未来のミライ』がしっくりこなくて、本作も少し不安だったのですが『サマーウォーズ』に似たカタルシスを味わうことが出来とても満足です。
今回の感動ポイントはすずちゃんの最後の決断に尽きます。この場面を表現する為に仮想現実をテーマにしたのではと思えるほどです。
展開が都合良すぎかなと思う部分もありますが、声高に正義を語る人ほど独善的でタチが悪かったり、大人数ではなく一人や二人の為に母親やすずちゃんが大きな決断を下す場面にとても共感出来たので結果OKです。
すずちゃんが50億人が集う仮想現実の世界に素顔を晒してしまったので、その後の現実世界が少し心配ですがいい方に転ぶことを願っています。
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