「ぺらぺら」竜とそばかすの姫 Fuyunoさんの映画レビュー(感想・評価)
ぺらぺら
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時間とお金をかけたであろう映像、話題の俳優の起用、企業とのタイアップ…満を持してという感じだったので、楽しみにしてました。初日IMAXで観ましたが…
歌、映像、脚本では、歌が1番良かった。映像は、大画面用に作られてるので圧巻。ただ、予告編を見た時ほど凄いとは思わなかった。綺麗。圧倒的。こんな風に描けるんだ、と予告編観た時は、気圧されたけど…巨大スクリーンで観ても、ただ綺麗なだけ、細かいだけ、としか感じなかった。脚本がダメにしてると感じた。脚本がよければ、映像にもっと迫力と深み、輝き、凄みが増したはず。映像は、ユーフォーさんとか京アニさんとかの方がもっとずっと丁寧でハッとするほど美しいものを描いてくれるだろうな、と観ながら思った。
脚本は、脚本こそ映画の命なのに、歌と映像の足を引っ張りすぎ。社会のいろんな問題に取り組みたいのはわかったけど、それを描く力量も覚悟も技術も監督にはないことが露呈されてしまった。ご都合主義が見過ごせないくらい多かったし、重要な場面ですら、適当なご都合主義でまわるから、うんざり。セリフも陳腐。美女と野獣のオマージュというか、まんまなシーンも、物語に必要?
「竜」が出てくるけど、全然竜の姿をしてない。美女と野獣の「野獣」の姿をしてる…。あの〜。タイトルにも入ってる重要な存在なのに…
脚本の書き方を一から勉強しなおすか、もう書くのはやめたほうがいい。すべてを台無しにしてしまう。他のヒットしたアニメ映画の脚本を見習ってほしい。構成を見習ってほしい。
テレビで放映されても観ません。それくらい内容がペラッペラだった。
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