「良いんだが、要素毎で気になる」竜とそばかすの姫 サワディーさんの映画レビュー(感想・評価)
良いんだが、要素毎で気になる
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映像は、非常きめ細やかで綺麗
3Dの動きもこれまで見てきた中でもかなり力が入っていた
だが、だからこそ気になるシナリオの要素が目立つ
例えば忍くんは何時、鈴ちゃんを好きになったのか?
きっかけが分からない
次におばさま方、塞ぎ込みな鈴ちゃんの家に行く描写などが無いから、何の人脈なのか、ラスト付近の母親の写真からしか分からないし、なおさら鈴ちゃんを放置している様な錯覚もあり、手放しには良いキャラと認め難い
他にも竜に惹かれた理由も後半のカットで映しているが、やや弱いのではないか?
恵君の父親が引いた理由も察しは付くが、もう少し描写があっても良い気がする
といった、シナリオ面では映像と真逆で薄い密度の部分が特に目立つ
それさえ無ければ高密度な映像と、部分的に作り込まれたキャラクター達が、この映画を昇華しただろうからこそ、本当に惜しい
という訳で、3.5としました
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