劇場公開日 2021年7月16日

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「お願いだから細田さんは脚本を手放して」竜とそばかすの姫 ああアニメさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0お願いだから細田さんは脚本を手放して

2021年7月16日
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鑑賞方法:映画館

ああやっぱり。
竜とそばかすの姫のエンドクレジット最後をみて悲しくなった。監督・脚本細田守の文字。細田さんは脚本向いてないよ。みんなが観たい「時かけ」も「サマーウォーズ」もプロの脚本家が入っている。僕が「竜とそばかす」を観に行ったのも、どちらかといえば「時かけ」や「サマーウォーズ」のような作品が見たかったのであって、細田さん脚本の映画が見たかったわけではない。「バケモノの子」や「未来のミライ」でも同じ感想をもった。もうあなたが脚本を書くなら細田作品は見ないかもしれない。本当にアニメが好きなのにこのような感想を抱くことになってしまって悲しい。
細田さんが「脚本をやらせてくれないなら監督もしない」と言い張っているのなら、幸か不幸か売れてしまう細田作品を作ってもらうためにも、プロデューサーは細田さんに脚本もやらせるだろう。そしてより多くの人に観てもらうべく、まるで国民的夏映画といわんばかりに宣伝もするだろう。しかし誰がどうみても脚本だけがおかしいこの劇場版アニメは国民的なんかではなく、ごく個人的な、細田さんが原作脚本監督でやりたいですというだけのアニメだ。本当に作品をいいものにしたいのなら、脚本の座を明け渡すべきなのに、あくまでも細田さんは脚本を手放さない。作品をいいものにすることではなく、細田さんが脚本をやることのほうが優先なんだ、この映画は。
そういう独りよがりもあっていいと思うけど、これだけの映像スタッフ、音楽スタッフがそろっていながら脚本だけがひどいというのは頭のないダビデ像のようだと思った。この映画の素晴らしさは音楽であり、U世界のデザインであり、画期的な2Dと3Dとの融合であり、高知の美しい自然であり、そのすべては細田さんの持ち物ではない。唯一持ち寄った脚本はこの作品をあらぬところへ導いた。
全スタッフとアニメ好きのためにもこの作品に星1はつけられないから星3にした。
悔しい、悔しいよ、脚本さえよければ‼︎

ああアニメ
店長犯科帳さんのコメント
2022年1月20日

でも日本だけで無く全米でも売れてるけどな

店長犯科帳
myuさんのコメント
2021年9月16日

なるほど、細田守監督は脚本に向いていないのですね…納得しました。

myu
幻獣ネッシーさんのコメント
2021年8月27日

日テレ電通が「監督・脚本」を求めてるんですよ。宮崎駿の後釜としては、脚本も含めてブランド化しないと売りづらい。

幻獣ネッシー
宇宙人大好きさんのコメント
2021年8月26日

ほんとそう思う!!!優秀な脚本家さんやとって!アニメーションが素晴らしいのに本当にもったいないですよね。

宇宙人大好き
KIDさんのコメント
2021年8月21日

素晴らしいレビュー。
参考になりました!

KID
Toyo kingさんのコメント
2021年7月25日

Uの世界で「野獣になっていく兄」そのいきさつや過程を鑑賞後に想像しなければならない。例えば、兄弟の現状を訴えても、軽くあざ笑う発言者たちを、兄がつぶしにかかるうちに野獣になった…とか。兄がUをクリックするシーンはないほうが良かったのでしょうか?

Toyo king
@花/王様のねこさんのコメント
2021年7月24日

人を束ねる力があるネームバリューがあるのだから、良い脚本家さんと組めばと本当に思いますよね

@花/王様のねこ