「気持ち悪くて、僕はちっとも楽しめませんでした。」1秒先の彼女 バリカタさんの映画レビュー(感想・評価)
気持ち悪くて、僕はちっとも楽しめませんでした。
誠に残念至極でございます。
まさかまさかの展開。こんな話かよー。
1秒早い、遅いでどんな盛り上がる仕掛けや
ストーリーを見せてくれるか?と期待してたのに。
え?えぇぇ!?まさかのSF!?まじ?
これはいかん、あかん、イカーン。です。
この設定が展開した時、がっかりピークです。
さらにそのSF設定、破綻してません?
だって、だって、彼女だけそうなるの
おかしいでしょ?
彼女以外が違和感なく過ごしてる
っておかしいでしょ?
作品の性質上、突っ込むとこでは
ないのでしょうが、最低限の辻褄は
あわせてもらわないと、単なる都合の
良い設定にしか過ぎません。
さらに、この男性、やってること
ストーカーだし、犯罪っすよ?(笑)まじで。
やってることのレベルの問題じゃなくて、
ワ◯セ◯行為じゃん。
ありですか?これアリなんですかね?
シャオチーは幼いときのことなんて
遠い過去。それ以来会ったことがない
男に、気持ちも何もない実質初対面のような
男に、意識がない間に自分の体を勝手に
いじられたわけですよ。
ありえない。ただの内気な男の
妄想爆発トンデモエピソードです。
僕なら事実を知ったら
ゾーッとして、二度と近寄りたくないよ。
百歩譲ってそれをアリとしたって、
シャオチーの心情くらいもっと丁寧に
描きましょうよ。これじゃぁ、あまりに
彼女が馬鹿な人に、安直な人に見えて
しまいます。言い寄ってきたから気持ちが
なびくって・・・馬鹿にしすぎでしょ?
こんなにも君のことを想っている男がいる。
そんな君は幸せに決まってる!
っていう作り手の横柄な思想が
見え隠れしますよ。
くだらない。全くロマンチックでもない。
男の目線で作られたご都合だらけの
変態ストーカー男を肯定する物語です。
「ま、ロマンチックコメディだからね」
って言われても、それでも気持ち悪い。
もしかしたら、これを許容できないのは
僕に余裕がないからなのかな?
ポップな作り方や女優さんの歯切れの良い
演技がもったいない。
とにかく、合いませんでした。
僕にとっては駄作。