「この手の種類に外国の介入はあり得ない」プリズナーズ・オブ・ゴーストランド sallyさんの映画レビュー(感想・評価)
この手の種類に外国の介入はあり得ない
なぜ、ニコラス・ケイジだったのか・・・きっとニコラス・ケイジが、園子温監督や西村喜廣監督、井口昇監督作品のファンなんだろうね、ニコラス・ケイジもああ言った作品が好きなんだろうね・・・・
しかし、その手の作品として私の観点から言わせて貰うと、やはり、日本人が作り日本で上映するバイタリティと、日本人が作り、海外で受けるバイタリティって違うと思うんですね。
本作品でも、それは色濃く出ていましたが、日本語と英語が混雑しますが、違和感だらけ・・・背景のビジュアルだって、日本人向けと海外向けを一緒に見せられてもね・・・・
日本人にとって、「これは面白い」「こでは懐かしい」と思う事が、海外の人にストレートに伝わるかと言えば伝わらないでしょ・・・その逆もあり得るし・・・・
また、今回の作品、非常にがっかりだったのは、園子温監督節がいまひとつだったかな・・・・私から言えば、おとなし過ぎて・・・
井口昇監督も園子温監督も一般映画を撮るようでは、腕がそれりゃ鈍りますよ・・・・
井口昇監督が「電人ザボーガー」を撮った時は大熱狂したけどね、「惡の華」を見た時の私の悲壮感はなかったな・・・・
ニコラス・ケイジも、この手の映画を作りたかったら、日本人に金だけ出して日本で日本人による映画を撮らさなければ、いい作品にはなりません。要するに、金だけ出せばいいんだよ、出演したり、口出しちゃ駄目・・・・
ある意味、特別出演程度で済ませないと・・・・
そんな訳で、本作品、期待が大きく、正直、がっかりだったな・・・
坂口拓さんは、何時もながら、カッコイイと言うか、剣さばきがいいよね、しかし、最近、太ったね・・・・
もう少し痩せないと・・・・