「ニコケイはニコケイ、何色にも染まれない」プリズナーズ・オブ・ゴーストランド とぽとぽさんの映画レビュー(感想・評価)
ニコケイはニコケイ、何色にも染まれない
バンザイ!…とはいかず?時代劇サムライ × 西部劇ガンマン × 震災原発。東洋ミーツ西洋おまけにSFとか雑多煮状態カオスのはずだけど何故か何処か薄味。まちがいなく園映画だけど、ベストな園作品からは程遠い(と書きつつもっとハマらなかった作品色々あったので一先ずこのスコア)。
園子温 × ニコケイ = 双方のクレイジーな世界観/存在感、"まぜるな危険"!!…かと思いきや……?ファーストカットから園子温映画、その後もずっと紛れもなく彼の映画でしかない世界観が一応展開されてはいる。二人の強烈な個性がブツかり溶け合うのをワクワク期待した結果、園監督がニコケイにニコラス・ケイジ同人映画ばりにさせたいことをアレコレさせた挙げ句、世界のニコラス・ケイジに敗れたり!園子温≪ニコラス・ケイジ。彼の強烈すぎる個性は園子温監督作品の中でも決して埋没することなく、始終際立っていた。なんだったら「話自体がジャンプカット?いや、ジャンプシーン?」なんて勘繰ってしまうくらい、記憶に残らなかったかもしれない。言うほどクレイジーじゃない。う~む
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