「死屍累々」プリズナーズ・オブ・ゴーストランド ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
死屍累々
予告の感じハチャメチャなものを期待して観に行きました。荒唐無稽なものが仕上がって出てきました。
とりあえず中盤まではとにかく怠いです。会話が成り立っていなかったり、時系列がグチャグチャになっていて分かりづらかったりと、園子温監督だしなでは許されないレベルの不親切さ全開でした。
外国から見た日本の姿をそのまま映しても、新たな誤解を生むだけだと思います。すげぇ狂った国みたいに描写されていましたが、あんなに集団で紙芝居は読んだりはしません笑。
ウケを狙ったような場面も多くありましたが基本的に外しまくり、登場人物の感情の起伏の激しさには苛立ち、ストーリーの終着点が分からずグダグダと、何をしたいのかがマジで分からなかったです。
それでも褒める部分は一応あり、ヒーロー(ニコラス・ケイジ)の金○が1つ失うという悪趣味全開な描写です。とんでもないことを平気でやってのけ、滅多に見れない描写をこなしており、素晴らしいです。あとは坂口拓さんの剣捌きです。モブたちを殺すアクションで、提灯の中に首を突っ込ませ、その中で首を切り、血飛沫を出す演出はとても好みでした。ニコラス・ケイジvs坂口拓さんの一騎打ちも見応えがあり良かったです。互いの○玉を蹴り痛がる描写も乙です。
ただ、全体通してみるとつまらないの部分に入る作品だと思います。こんな狂った作品を観れたというのはある意味特別な経験だったなと胸に秘めておきます。
鑑賞日 10/8
鑑賞時間 16:00〜17:55
座席 G-9