12人のイカれたワークショップのレビュー・感想・評価
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WOWOWシネマ
売れてない役者の映画、練習風景もあるよ!
見てて不快感になれる!というのも、クラウドファンディングで70万円を集めて製作したドキュメント映画なのでWOWOWでいつも見てる映画とは次元が違う。事前に情報を知っていれば多少は解消される。
監督 田口清隆 脚本 吹原幸太のタッグは「ゆうべはおたのしみでしたね」「ウルトラマンZ」とあるように目も当てられないような作品を作る方では無いとは思いますが低予算過ぎて苦労したのでしょうか、不快感を全面に出してラストでオチをつけるという手法にしたのかと思います。
演劇を目指す人には刺さるのか分りませんけど、一般人の私には不快でした。
カメラを止めるな、のように変ったシナリオを目指して演劇好きの気を引く作戦だったのかな。
「餃子の王将」の新入社員研修かと思った。 精神的にぎりぎりの状態に...
「餃子の王将」の新入社員研修かと思った。
精神的にぎりぎりの状態に追い込み、一つのことに全力で取り組むことによって連帯感を生むみたいな。
相手を一人前とは思っておらず、最後は上から目線でアドバイスして終わり。
完成した映画も中学生が文化祭のために撮ったような内容。
役者たちは感動して涙を流していたけれども、私は今一つ入り込めなかった。
俳優という名の夢追い人の残酷な現実を映し出す!!
ドラマや映画で見たことあるけど、何で見たのかは思い出せない……そんな絶妙なラインに位置する俳優たち12人によるワークショップ。
明らかにおかしな内容のZ級作品に、どこまで本気になれるのか。どこまで役に没頭できるのか。その様子をドキュメンタリーとしても映し出すことで、役者という仕事の残酷な面が浮き彫りにしていく。
若手をメインにすることで、目の前にいる俳優たちが未来の自分の姿である可能性を突き付けられる。仕事がないわけではないが、俳優業だけでは生活ができず、バイトや仕事を掛け持ちしながらギリギリな生活をしている夢追い人に本当になりたいのか……。見ていられない狂った演技をする先輩俳優たちのようになりたいのか……
そのラインから抜け出せる可能性はあるかもしれないが、はたしてその可能性が自分にあるのだろうか?才能はそもそもあるのだろうか?というように、Z級作品の撮影を通して、俳優たちがそれぞれ自分を見つめ直していく構造はリアルで残酷でしかない。
俳優を目指す人におすすめできないような現実の厳しさが詰まった作品ではあるが、今作を観てもなお俳優を目指す人がいるとしたら、それはメンタル的には俳優に向いているのかもしれないが、同時に人生を無駄にするかもしれないところに飛び込むバカでもある。
つまり俳優は常人には務まらないということだ。
狂ってんなこいつら
って視点で見た。
自身、役者を目指してるわけでもない一般ピーポーの立場から見ても、彼らの役者になりたいという情熱やイカれ具合がよく描けてたと思う。
劇中の短編映画については正直褒められた内容ではなかったけど、そんなこと忘れるくらい熱いラストがあって、すごい満足だった。
自己満足
演技のワークショップに参加した12人の俳優達をみせるドキュメンタリー。
48人の候補者から選ばれた12人への演技指導、というかダメ出しと、参加者達の人物紹介や彼等の役者としての思想や目指したい姿を語る様子を魅せる前半、そして課題映画「しずかな卒業式」をみせる構成。
前半は、彼等が現在どの程度役者としての仕事がありどの程度収入があるのか、わからずモヤモヤ。
12人は多過ぎてダルいしね。
そしてしずかな卒業式はそれ自体特に面白味を感じず、最後だけ奇をてらった感じだけど…。
この作品自体、そもそも誰にみせたいのでしょう?参加者やその家族?それとも俳優の卵や彼等と同じラインにいる俳優達?
どうやら自分は彼等のいうところの上位存在ではなかった様だ。
普通には生きられない
劇体験としては、最高の教材かと。真面目な人はこれ見たら相当喰らうよね。踊るアホに見るアホ、同じアホなら踊らにゃソンソン。の状態に強引に持っていってくれる、ある意味大変優しい応援歌。引きずる映画かな。
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