「【姦しいと言う勿れ】」truth 姦しき弔いの果て ワンコさんの映画レビュー(感想・評価)
【姦しいと言う勿れ】
スコア低めだけど、よくよく考えると結構面白い作品だと思った。
この作品は、このシチュエーションに漂う独りよがりな人間の悲哀を笑い、皆がふと自分自身を振り返る映画だと思う。
これ、ちょっとずつ、どこかに自分自身と重なるところがあるという人は多い......というか、必ずそうじゃないのか......。
(以下ネタバレ)
愛されていたのは自分だけ。
愛する人の子供が欲しかった。
気になる年齢。
気になるセックス。
イク、イカナイ?
愛がすべて......のはず。
男だって勝手だ。
精子は残すけど、直接的な自分の子供を残そうとはしなかった。
つまり、責任から逃れたいのだ。
精子バンクは、言い逃れの一つだ。
高尚な理念などないのだ。
高尚な理念ぶっているだけだ。
それに翻弄される女たち。
女が3人集まれば、「姦」しいと言うが、もしかしたら、この間に「男」の文字を入れたら、もっと姦しいのかもしれない😁
上っ面の理屈で、あれやこれや取り上げて賞賛したり、貶めたりする僕たちの世界にピッタリ符合するような、そんな作品だった。
「真」の一文字で繋がりを感じるなんて、後付けでナンセンスの極みじゃないか。
バカな話だ。でも、それをシンクロニシティのように言う連中は、この世界にはごまんといる。
こんな風に、よく考えもせず、うわべで高尚な理屈を展開するとこなんか、僕たちの世界の全員に通じるところだよね😁
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