ラブ・エクスペリメントのレビュー・感想・評価
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最後の笑顔、消化不良
トムは不敵に笑うけど
そこまで異常性のある笑顔じゃなくても
良いのでは?
予測通りのストーリー展開でしたが
それなりに中盤まで楽しみました。
自分からキスをしている時は
記憶を取り戻してたのか?
湖のほとりで急に気絶したのは何故?
それとも、まどろむ時間が長くて記憶を無くしたのか、
見事な疑惑の輪廻に騙された。
話の流れで、
オチは見えてくるものだが、
流石に最後はまだ来るか🤪
見事に騙されました。
ところで、
この話の解決のためのトリックは見えなたかな😎
怖かったり、
辻褄が合わないではスリラーではない。
この話は記憶と言う時間軸が流れているのに、
溜まっている場面が出てくる。
このヒントに気がつけばこの話の輪廻が分かる。
B級作品だが悪くなかったと思う
この手の実験的な映画にはたまにお目にかかる。大抵の場合、最後のネタバラシが主眼であり、それによって観客を驚かせたり感心させたりする。しかし本作品は少し違う気がする。
小柄で肉感的な若い女がひとり、足を投げ出し背中を壁に預けて床に座っているシーンからはじまり、ストーリーはビデオゲームの謎解きのように進んでいく。なぜ閉じ込められているのか、なぜ怪我をしているのか、場所はどこなのか、時代はいつ頃なのか。観客の興味は当然そこに行く。
原題の「Hippopotamus」は「河馬」という意味の英語で、脳の一時記憶の場所「海馬」の英語「Hippocampus」との言わばダジャレである。原題を観てから鑑賞していたので、河馬はいつ登場するのだろう、とても河馬が登場するようなシチュエーションではないけど、などと考えていた。河馬と海馬の聞き間違いの会話のシーンで、一気に本作品の状況設定が理解できる。
男の置かれた状況は非常に困難で、なまじインテリだから公的機関に頼ろうとしなかった。その決断がなければ本作品は生まれない。無理矢理感のある設定だが、人の脳がどのように世界を認識し、信頼と疑念を解決しようとするのかについては興味深かった。愛は信頼がなければ生まれない。信頼が崩れれば愛も崩れる。B級作品だが悪くなかったと思う。
hippo繋がり
監禁されている記憶喪失の女と監禁している男の話。
目覚めると、両膝の靱帯が切られ4m四方ぐらいの部屋に監禁されていた記憶喪失の女性と監禁している男。
食事と痛み止めとピルの提供から始まり、会話が増えて行く中で、二人の関係や何があったのか、なぜこの状況か説明されて行くけれど、ネタバレされても、それがそんなに面白くなくてふ~んという感じ。
「ふり」がフリなら何も理解出来ていなくて台無し過ぎる。
不穏さからの解放とかは嫌いじゃないけれど、この流れでこのオチですか?と締まらなかった。
話が進むにつれて...
話がクライマックスに近づけば近づくほどに話のツジツマが合わなくなり
どうしようもなく、しょうもなく、バカげた代物となっていく。
最後のオチって... あきれ返るほどにどうかしている。
この映画の原題『Hippopotamus』はMalapropism(マラプロピズム) と呼ばれる本当の意味の言葉ではなくて非常に近い言葉の誤用をワザと間違えて使うことによっている。
Hippopotamus ➡ 本当はhippocampus(海馬:脳の記憶や空間学習能力に関わる脳の器官)が映画の登場人物の女性の記憶をなくしている状態を表すのに使うところを動物のカバを意味する『Hippopotamus』に置き換えている。
例えれば漫才でイチロー選手は「ショウコウシュ(紹興酒)」に優れている... 本当は「走攻守」と言うところをわざとボケて取り違えている言葉遊びのようなマラブロピズムをこのイギリス人監督は映画の題名に使っている。
この映画『ラブ・エクスペリメント』の内容よりもイギリス人の "ネス湖のネッシー" や "ミステリーサークル" のような悪意のあるボケ方にはついていけない。
だから彼女を主演にしたのか⁉
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