「不条理スリラー、もう少し説明が欲しい」TUBE チューブ 死の脱出 mamemameさんの映画レビュー(感想・評価)
不条理スリラー、もう少し説明が欲しい
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内容としては理不尽な試練を超えて新しい世界に行く話。ハッピーエンド。
なんでこんな場所をズイズイ進んでいるかというところまで考えると詰まるので、そこらへんは良くある不条理スリラーみたいなものだと割り切るしかない。
途中で出て来るモンスターはエンドクレジットのキャストで「ADAM BRULE」、焼かれたアダムと役名が出て来るので殺人鬼アダムが焼かれたあとも襲ってきているということ。確かに切られた左手が無い。
そのモンスターは火炎放射器に焼かれるはずが、焼かれないまま避難所の扉が開く。つまりモンスターは別のプレイヤーの成れの果てではなく、この迷宮の仕掛けの一つということ。迷宮の仕掛けを迷宮が自ら壊すことは無いようにしているということでは。
とすると途中に転がっている死体や流れて来る死体も、別のプレイヤーではなく単なる仕掛けの可能性が高い。特に腐った死体は試練の意味合いが強いと思う。
生体ドームを通る最中に、3本指のエイリアンが壁の向こうにいて、ちょっとだけコンタクトを取る。エンドクレジットのキャストで「EUX」、彼らとなっているのが多分この存在。
彼らは死んだ娘の姿をとって最後の試練となり、その後の新しい世界でも娘の姿で語りかける。娘のセリフ「我らの誇り」というのはそういうこと。
新しい世界での娘のセリフに「肉体的には何度も死んだ」とあるが、とすると主人公はこの映画で描かれている回の前に何度も何度も失敗して死んでいるのかもしれない。
しかし最後には試練を突破し、新しい世界に降り立つ資格を得た。ということなのだろう。多分。
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