「"Frankie Lymon"」ホワイ・ドゥ・フールズ・フォール・イン・ラブ　万年 東一さんの映画レビュー（感想・評価）

中学の頃に「ROCK'N'ROLL CLASSICS」のビデオをレンタルして"Frankie Lymon & The Teenagers"を知った。

とにかくフランキー・ライモンの声や踊り、可愛いとは言い難い顔に表情が面白くて一気にハマり、ドゥワップを意識した最初のグループでもある。

ダイアナ・ロスが「恋は曲者」をカバーしてヒットしたことから、フランキーの奥さんと名乗る三人の女性が印税目当てで裁判を。

三人それぞれの思い出を振り返りながらフランキー・ライモンの波瀾万丈な人生が描かれる、似ても似つかないフランキー役の俳優に違和感が、リトル・リチャードが本人役でハリキリ過ぎな登場に違和感が！？

ハル・ベリーを含めた三人の女優さんが素晴らしい反面、実在の著名な人物を演じる役者のクオリティが低過ぎて自伝的映画としての物足りなさが。

フランキー・ライモンの知名度や本作の規模を考えると、そりゃ日本では劇場未公開になるのも納得な出来栄え。