キャラクターのレビュー・感想・評価
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テーマは良いが、展開は王道
肝である漫画家と殺人鬼がリンクするテーマはおもしろく、このテーマを使って、王道な展開へ進んでいく。
先が読めるものの、期待通りのサイコサスペンスで2時間ハラハラしっぱなしだった。
ただ、この展開へのつなぎが無理やりで違和感がチラホラ。ツッコミどころも多い。
もう少し緻密にしてくれたら、没入感も高かったかも。
読める展開にスパイスを加えようとしたような結末も、不発に感じた。
菅田将暉とFukaseの演技はまさにキャラクターが出ており、ピッタリ。小栗旬と中村獅童はちょっと浮いてたかな。。
安定した面白い作品ではあったものの、もう一つ、というところ。
和製サイコスリラー爆誕!
その場にいるかのような恐怖感
深瀬、顔もわかってることだし菅田将暉が出歩いてる時に警察つけとけばすぐ逮捕できるやろとか、菅田が自宅にタクシー飛ばした時警察付いてけとか、高畑充希はそもそもそのまま家にいる方が安全だろとか、漫画そのままの模倣犯が出たらもっと世間騒ぐだろとか、、、
・・・正直所々ツッコミどころはあったが、それをカバーできる俳優陣の演技力とテンポの良さと面白さだった。
まず深瀬の狂人演技が素晴らしく、これは夢に出てくるやつ。本当に初演技か?これからに期待。菅田将暉は一般人らしさと本人も気づかない程度の少しの狂気に染まってきた感じがとてもリアルだった。高畑充希の嫌味のない優しさと側から見る幸せ感が完全に被害者側のそれでもうバッドエンドしか見えなかった。
全体的な流れがしっかりしててどの場面でも退屈しない。伏線回収はきっちりしてくれるのでありがたい。
高畑充希が双子を孕っていて四人家族として狙われるのは、冷静に考えたら予想できるのに畳みかけられる恐怖で冷静さを失い()、普通にびっくりした。
これらを差し引いて星4!
・・・一人で見るの怖かったぁ。
最高に傑作、怖いサイコスリラー‼️
見事な怪演に拍手!ラスト20分が惜しい
演技初挑戦とは思えないFukaseさん演じるサイコパス・両角が見事なハマりっぷり。浮世離れしてどこか壊れた口調や、微笑むだけで恐ろしい狂気を孕んだ表情など、直接的な殺りく描写は多くなくても、しっかり恐怖を体現していました。
主演の菅田さんは勿論、脇まで実力派の俳優で固めた安定の布陣で、物語をドキドキしながら楽しむことが出来ましたし、映像表現も新鮮なものが多く、印象的なシーンもたくさん。
なのでラスト20分のクライマックスが惜しい!
いきなり粗が目立ち始め、ツッコミ所や中途半端なエピソードのブツ切り感など、突然雑な展開に。それまでがすごく良かったので残念。不穏さを残すのは全然アリなのですが、最後まで丁寧に作り込んで欲しかったです。
でも全体的には邦画作品としては久々に気合の入ったサスペンスで楽しく観れました。バイオレンス描写はそれなりに映るので苦手な方は注意です。
作画がいい
演技ではない「何か」を感じさせる狂気
マジでやばい
引き込まれた。
結局は似たもの同士の2人だった。
漫画の中で殺人衝動を放っていた者。
それを現実で再現する者。
Fukaseの方は見るからに様子も危なげでまぁ実際に殺人鬼だったわけだけど、菅田将暉の方は周りにも優しい人と言われて優しい奥さんと新たな命と過ごしているけども殺人鬼の素質があったのだと感じた。(最後の取っ組み合いの笑顔にて)
4人家族への伏線も中々良い。
たまに読めちゃう伏線もチョロチョロ。笑
Fukaseは存在するのか?人間なのか、幻想なのか、実際に殺人を起こしてるのはどちら?など沢山のことを考えながら見てたので少し混乱してしまったので、改めてもう1回見たいと思わせる作品でした。
終わり方も私は好き。どうなったのこの後…って感じで終わるので観てる人はエンドロール中も"キャラクター"への考えが止まらない
見終わってからもだいぶ余韻が抜けないです…
(ちなみにグロいのがあまり得意じゃない私がギリ大丈夫だったぐらいです。歯は食いしばっちゃったけども。笑)
psycho で、3150で、サイコー!
オープニングとそれまでで熱は冷めきった
感情が崩壊
ありがちなストーリーなんだろうなぁ〜
でも、キャストが好きな俳優さんばっかりやから観たいなぁ〜
と、そんな感じで観に行きました。
なかなか目が出ない漫画家志望の菅田将暉演じる山城圭吾。どんな役でもピタリとはまる菅田将暉の安定の演技に改めて「すごいなぁ」って関心しちゃいます。
で、サイコパスな両角を演じるFukase。狂気じみた表情、行動、雰囲気、ホントにサイコパスなんじゃないかって思わせる迫力の演技ですごかった。
途中まではありがちな展開だし、やっぱりストーリーはこんなもんなんかな〜なんて余裕かましてたら、後半やられました!
最後には説明できない涙がこぼれました。
あと、山城の家族の違和感は、狙った違和感なのか、ただの演技力なのか真相が知りたい。
怖いけど面白い
恐怖に勝る演技と構成
私はこれまでコメディ映画やアニメ映画ばかり見ていて、「ダークエンターテインメント」なるものは見たことがありませんでした。さらに、殺人のシーンがあるということで怖すぎて見られなくなるのではと少し不安でした。
しかし、驚くようなストーリー展開、菅田将暉さんやFukaseさんをはじめ、小栗旬さんや高畑充希さん、中村獅童さんなど、役者1人1人の表情にも胸を掴まれ、ぞっとするシーンがあっても「怖い」と思う隙すらないほど引き込まれました。見終わった後も怖いと思うどころか興奮していました。
特に、菅田さんがFukaseさんとの最後のシーンで見せたあの表情が忘れられません。
Fukaseさんの演技も初めてとは思えないほど狂気に満ちていて、他の実力ある役者陣にも全く引けを取りませんでした。もし、「Fukaseが嫌いだから観に行かない」という方がいらっしゃるのであれば、その先入観を捨てて今すぐ劇場に行って下さい。彼がいかに本気でこの役に向き合ってきたのかがわかります。
まず、深瀬さんがハマり役すぎて怖い! ものすごい純粋な目で見つめて...
まず、深瀬さんがハマり役すぎて怖い!
ものすごい純粋な目で見つめてくるシーンがあるのだけれど、無垢ってこんなに怖いんだ...と戦慄しました。悪気なしに邪悪なことをする子供みたいな感じ。あと、歌うように喋るのもゾクゾクします。すんごいいい声なんだけどね。笑
あとは映像が美しい!漫画と実際の事件の構図が重なり合っていくのだけど、クライマックスのシーンで、ああそういう構図になっちゃうのね...となります。ネタバレしないように書くの難しいな〜!!
ちょっとこの書き方は語弊があるかもしれないし、私がサイコパスみたいに思われたら嫌なんだけど笑、両角にもちょっと憎みきれないところがあって、逆に山城にもちょっと怖い部分が奥底にはあって、観ている自分の感情が一筋縄ではいかないところが面白い。
不覚にも両角のことを美しいなぁと思ってしまう瞬間もありました。
上手くレビューが書けないのだけど、とにかくとってもゾクゾクしたし、怖かったし、美しかった。
宣伝でも言っていたように、ザ・ダークエンターテインメントでした。面白かった!
怖かった〜!
キャラクターは作られてゆく
オープニングのクレジットがかっこよかったので映画も絶対にいいと思った。すごく面白かった。ストーリーと構成がよくて、少数精鋭のレベル高いキャスティングで俳優の無駄使いもなかった。Fukaseすごい。歩き方、首の傾け、目、話し方、ヘアスタイル、完璧でした。「優しくてちょっと気持ち悪い」殺人鬼という難しい役を演じてた。「両角」の部屋もFukaseによる(エンディングロールに書いてあった)。凄い!
照明よかった。屋外も部屋の中も警察の中もガード下の飲み屋も高級マンションの仕事場も。そして人間の呼吸に寄り添うストーリー進行から一気に話が展開する緩急が抜群だった。説明し過ぎなしで、登場人物の背景や歴史を観客の頭に任せてくれた。
馬乗りになった菅田将暉の眼は狂気と喜びで輝いていた!両角との共同制作。
キャラクターは固定したものではなくて、誰といるかどんな立場にいるかでその都度作られる動的なものだと思う。そんな風に変化するキャラクターを菅田将暉もFukaseもよく演じていた。
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