劇場公開日 2021年6月11日

「警察(神奈川県警)の捜査が物語の進行に大きな影響を与えますが、あり得ないほど酷い描写ですね」キャラクター お抹茶さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5警察(神奈川県警)の捜査が物語の進行に大きな影響を与えますが、あり得ないほど酷い描写ですね

2021年6月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

実際の事件に関する神奈川県警の対応について、ネット上で揶揄するコメントを見たことがありますか?
面倒だから明らかな殺人でも自殺と処理するとか、酷く書かれています。
(まあ、実際のところ管轄の座間市大量殺人事件で犯人をお隣の警視庁が逮捕しちゃったことも事実なのですが)

映画の中の神奈川県警に対し、
・○○を自白だけで物証何もなしに送検するのか?無理だろ・・
・主人公が事実を警察に打ち明けてもその内容を無視するのか。犯人は△△だぞ。明らかに間違った道を進んでいるぞ・・・
・終盤、主人公が自宅に戻る際は何していた?あんたら遅れたせいで××されたぞ・・
・そして〇〇を何故捕まえられない・・・
 とツッコミ入れたのは自分だけではないはず。
映画の中の警察の描写は、ネット上の揶揄よりも酷すぎて、なんだかなあ、と思いました。

それ以外にマズい描写も結構あるけど、ケチつけてばかりいても仕方ないので省略。

反対にいいところもたくさんあって、
出演者はこれまでの作品と同じように上手に演じていましたね。上手すぎていたので、前の作品思い起こしてしまいましたが(菅田(花束みたい~)、小栗(罪の声)とか)。
犯人役の人も初出演とは思えないほどなじんでいました。

あと、菅田の2つの家族に関する伏線設定は上手く話しの展開に絡んで良いですね。

全体的にはまあまあかなあといった感じです。

ちなみにフジテレビ・東宝共同製作のPG12作品ですが、よくPG12で収まったなあという印象です。地上波放送無理じゃないですかね。グロいので。

お抹茶