「キャラクターは作られてゆく」キャラクター talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
キャラクターは作られてゆく
オープニングのクレジットがかっこよかったので映画も絶対にいいと思った。すごく面白かった。ストーリーと構成がよくて、少数精鋭のレベル高いキャスティングで俳優の無駄使いもなかった。Fukaseすごい。歩き方、首の傾け、目、話し方、ヘアスタイル、完璧でした。「優しくてちょっと気持ち悪い」殺人鬼という難しい役を演じてた。「両角」の部屋もFukaseによる(エンディングロールに書いてあった)。凄い!
照明よかった。屋外も部屋の中も警察の中もガード下の飲み屋も高級マンションの仕事場も。そして人間の呼吸に寄り添うストーリー進行から一気に話が展開する緩急が抜群だった。説明し過ぎなしで、登場人物の背景や歴史を観客の頭に任せてくれた。
馬乗りになった菅田将暉の眼は狂気と喜びで輝いていた!両角との共同制作。
キャラクターは固定したものではなくて、誰といるかどんな立場にいるかでその都度作られる動的なものだと思う。そんな風に変化するキャラクターを菅田将暉もFukaseもよく演じていた。
tails man様コメントありがとうございます。
いえいえ、漫画は詳しくないんですよ。と言うより、tails man様こそ。ゆでたまごさんの傑作からですよね。多分。返信遅くてごめんなさい。
漫画に詳しいわけではないのですが〜。浦沢直樹がEテレでやってる「漫勉」という番組が好きで。
漫画家の作業を固定カメラで撮影するんです。
何度も下書きやり直したり、カラー原稿の色塗りとか、なかなか見られないものが見えるので、おもしろいです。
この映画は細かいところだけ気になるので、レビューではダメ出ししちゃいましたが、一応愛はあるんです〜。
talisman様
コメントありがとうございます。
純粋無垢に見えたのはFukaseさんの透き通った声と瞳
やはりボーカルだけあって素晴らしい声なんですよね
キャストに選んだのがわかります。
talismanさん
コメントを有難うございます。
小栗旬さん、二十代の頃よりも更に魅力的になられていますよね。
talismanさんも、そうでしたか。(←心の中の悲鳴のお話です。)
talismanさん、あの山道、河原のキャンプ・・・どこにもある風景なので、道志村かどうかはわかりません。
大学があの辺りだったもんで、道志みちはかっ飛ばしましたよ~当時は原付だったんですけどね・・・
有名ミュージシャンの俳優デビューということで騒がれてましたけど、Fukase良かったですね〜
そして菅田将暉のあの目、あの表情、流石でした!
こういう邦画もたまには良いですね!