劇場公開日 2021年12月17日

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「家族での鑑賞がおすすめ」ボス・ベイビー ファミリー・ミッション おじゃるさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5家族での鑑賞がおすすめ

2022年1月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

新年初鑑賞は、明るく楽しい気分になれるように本作をチョイス。実家に帰省中だったので、小学生の甥と姪を連れて、子守りを兼ねて鑑賞してきました。そんな人が多かったようで、公開から2週間余り過ぎての鑑賞でしたが、場内は家族連れで賑わっていました。その期待どおり、大人も子どもも楽しめる作品に仕上がっていました。

今回は、前作の主人公ボス・ベイビーと兄ティムが大人になってからの話で、名実ともに社長になったボス・ベイビーことテッド、専業主夫として妻と娘たちのために家事に勤しむティム、新たにボス・レディとなったティムの次女ティナの三人が、ティムの長女タビサが通う学校の校長アームストロングが企む陰謀を阻止しようとするもの。

前作公開から4年近く経ち、すでに前作の内容を忘れかけていましたが、問題なく楽しめました。とはいえ、ボス・ベイビーとティムとの関係性、ベイビー社の存在、かつてベイビーだった仲間たちなど、事前情報があった方がより楽しめるので、できれば事前に前作を鑑賞しておいたほうがいいです。

今どきのアニメなので、ハイクオリティなCGなのは当然ですが、特筆すべきはコミカルな動きとテンポのいい会話です。とにかくキャラがよく動き、表情豊かに話します。今回は吹替版での鑑賞でしたが、前作から続投のムロツヨシさん、芳根京子さん、本作から参加の多部未華子さんらが、主要キャラを見事に演じていました。タレント起用は好きではありませんが、このレベルで演じてくれれば不満はありません。

ドタバタコメディでぐいぐい進んでいくので、やや強引に押し切ったような感じもしますが、サブタイトル「ファミリー・ミッション」のとおり、家族の絆を感じさせるストーリーは悪くなかったです。それはテンプルトン家だけでなく、ティムとテッド、敵役のアームストロングにとっても言えることで、鑑賞後はあたたかな気持ちになれました。冬休み中に家族で観るのにもってこいの作品だと思います。

おじゃる