野球少女のレビュー・感想・評価
全99件中、41~60件目を表示
現実にあるのを見たかの様!
物語は、中学年から才能を持った、今は高校生になったプロを目指す女性の、シンデレラストーリー!と書く方もいるかもしれない。
邦画で同じような作品があると思うが、総じて綺麗な描かれ方をしているのでないだろうか。
スポーツとは縁のない俳優・アイドルが、たまにユニフォームをドロだらけにし汗をかき、キレイなバットを振って、キレイなグローブでボールを取る。
投げ方や打ち方は、キレイでないけど…。
綺麗な時は、大概吹き替え💦
キメの時は俳優さん自身でやらないとダメだから、
キレイでないプレーで終わっても、
必ずハッピーエンドになる…。
映画だから良いのだが…。
今作品は、そういうのとは対極にある気がする。
根本的な事、才能がある(速球を投げる)設定は同じでも
すべて今そこにある様で。
女子高生役の俳優さんは、撮影前にトレーニングを重ねてあのキレイなフォームが生まれたとか。
同級生のプロになる俳優やコーチ役の俳優さんも同じように!
皆一様に、野球をやってる、プロを目指している!
今現実にすぐそばで見ている様だった。
脚本が素晴らしい
強いメッセージが伝わる映画。男女平等になりつつある現代だが、やはり肉体的には平等にはなれない。男女は筋肉が違うし、身長も体重も。もちろん精神世界は男女が好ましいし、そうしたい。この作品は綺麗事ばかりじゃないけど頑張ろうってメッセージだと思う。
母と娘の関係も完璧。親としての役目をまっとうしようとするあまり娘を押さえつける。でも良い親だからそうしてる。娘も若者の考えだから夢を追いたい。やれると思っている。それも素晴らしいと思う。若いのに希望がなく生きるなんて生ける屍だから。二人の葛藤、和解も素晴らしい。
親になっている人、親を持つ若者には是非見てほしい。ラストの落とし所も最高。
下手な映画だとプロになってめでたしってつまらないラストだが、そこは韓国映画。そう来たかと合点がいく今の所本年度No.1。
女性だか ら、という男性側の偏見に闘い続けた人生を描くたくましい物語
新庄剛志さん、スポーツ界に刻まれる『記憶に残るスーパースター』50歳前にしてプ
ロ野球選手に本気で挑戦した言葉『1%の可能性があれば、必ずできる。』記憶新しく重
なった物語。夢への挑戦に置かれた境遇へのハンディキャップを語るのは愚問に感じ
る。女性なのに凄い!とか女性なのに頑張った!という言葉がなくなれば新しい時代
の形が見えてくるのでは。この映画、韓国の新世代スターが演じる主人公は女性だか
ら、という男性側の偏見に闘い続けた人生を描くたくましい物語。
あくまで映画ですが、もう少しリアリティも必要かな。
映画の出来がどうこうと言う前に、ちょっと野球の描写がイマイチかな。
主人公の女の子も、さすがに体が普通の女の子過ぎて、投げ方もあれでは80キロ出たら御の字ですね。
音楽関係の作品だと、楽器を弾けない人が演奏してたりしますが、スポーツは体格からして違いますから、ちょっと難しいですよね。
本物の野球選手を連れて来ても、これまた、ギャップが大きくなって、体格の違いが強調されますから、難しいかなという感じですね。
イ・ジュヨンさんですか。まあ、彼女ありきなら仕方ありませんが、もう少し、野球の描写にこだわると、見ごたえが出てくるんじゃないかな。
ストーリーはというと、これも、ちょっと無理があるかな。
あきらめない!というより、ゴリ押しに近いですね。映画だから契約してくれる球団がありますが、実際にお金を出すプロ球団はないでしょう。
もう少し、爽やかに描けたら、ということで、こんな低評価ですみません…というレビューになってしまいました。
まあ、観てみて、皆さんのレビューも聴かせてください。
今だからこそ出会いたい青春スポーツ映画
プロ野球選手を目指す女子高生の青春スポーツ映画。
ひねりがないストーリーで結末も見えてしまうんだけど胸震えた。感動した。
私も女性だけど社会的に新しいことを目指すにはハードルが高くてなかなか越えられない。
野球チームがマスコットガール的な待遇を用意するんだけど、跳ね返してプロ野球選手を目指すスインの姿に胸が熱くなる。
幼馴染、コーチ、そして親。
娘の夢を無理と決めつけて就職させようとする母親の気持ちを変えたのはスインの入団テスト。
努力と才能が周りの人たちの心を動かして協力者を集めていくんだね。
スインをみながらコロナ禍で夢を諦めたたくさんの若い人たちのことを慮ってしまう。
どうかみんなの夢が叶いますように。
野球少女チュ・スインの濁りのない真っ直ぐな瞳と諦めない姿に希望を見た映画。
感動できます。
女子高生がプロ野球選手を目指すってちょっとコメディ寄りの映画かと思ったらそうではありませんでした。
夢に向かって頑張る主人公スインの曇りないひた向きさに感動できます。
そのスインの強い想いにまわりもどんどん動かされて感動の結末に涙がこぼれました
スインを演じたイ・ジュヨンはじめ出演者全員の演技が素晴らしかったです。韓国映画、恐るべし。
2021年はじめての星5個をつけました。オススメです!
みんなは『野球狂の詩』を連想したみたいだけど・・。
口数は少ないが情熱を秘めた眼差し。
その眼差しの片方が、たまに前髪で隠れる。
主人公の少女を見て、『あしたのジョー』の主人公、矢吹丈を連想してしまった。
そう思うと、どことなく映画の雰囲気も、このシーンも、この会話も、アニメの『ジョー』っぽいじゃないか。
なんて考えだしたら、もうアニメ『ジョー』への思いが映画に重なってしまい、涙があふれてしまった。
この映画は野球の映画というより、いろんな、ちょっと不器用な人たちの情とか、思いとかを描いた作品だと思う。
じんわりと心に残る映画だ。
すごい少女が現れた❗️
真っ直ぐな少女が、前例の無いプロ野球選手を目指す物語。天才少女と呼ばれていたが、成長するにつれ男子選手との力の差に苦悶する少女
スイン。男子と対等に力で向き合おうとするスインに自身もプロ野球選手の道から挫折したコーチのジンテの助言で力が無い短所を長所へと指導していく。それでも周囲は女には無理と決めつけて相手にせず、馬鹿にされる。それでも彼女は全く諦めず、真っ直ぐに夢へ突き進む。誰になんと言われても決して諦めない姿に凄く勇気をもらいました。野球の話しの中に、貧困や不正などのお国事情も見えてきます。スインの投げてる姿が本当にカッコいい❣️(あいみょんにそっくり)
壁にぶつかった時にまた観たい映画でした。
ナックルボーラー
少し前に広島カープにフェルナンデス投手って、ナックルボーラーがいたの。
私もナックルボーラーを一目見たくて、マリンスタジアムに行ったんです。
だけど、球場に到着するのが遅れて二回になっちゃったの。
そしたら、マウンド上に先発だった彼の姿は、もう無かった。
だから、私はまだナックルボーラーを生で観た事が無いんです。
それでですね、ナックルボーラーって、投球のほとんどがナックルボールじゃないですか。
打たれても、ストライクが入らない時でも、ナックルを投げ続ける。
これって、自分のボールを信じ続けないと出来ない事ですよね。
この映画の主人公も、ナックルボーラーとは言えないけど、自分の才能を信じて努力し続ける事が出来る人物。
自分に自信を持つ。これって投手に重要な資質だと思うんです。
さて、トライアウトのクライマックスシーン。スローモーションになるんですよね。
そのおかげか、リリースの瞬間の握りがナックルじゃないのが分かるの。
そこで思ったんです、プロの打者なら多分、投げる瞬間にはナックルでないのが分かるだろうと。
それでも差し込まれてピッチャーフライになった。
やっぱり球速以上に手元で伸びてるんだと思うんです。
やはり彼女の武器は、回転数の多いストレートなんでしょうね。
この映画、男女問題を扱った作品ではなく、ストレートなスポ根ものだと思います。
2021年劇場鑑賞42本目 月曜のうちに残業して火曜日の分の仕...
2021年劇場鑑賞42本目
月曜のうちに残業して火曜日の分の仕事を終わらせたので定時で上がらせてもらって観てきました。
平日の映画館は久しぶりでしたけど、お客さん自分だけで完全貸し切りでした。
同じ時間に終わった、隣のシン・エヴァンゲリオンのスクリーンからは沢山の方が出てきたけど・・😆
「梨泰院クラス」は2,3話観てそこで止まっちゃってるのでイ・ジュヨンさんが梨泰院に出てるの知らなかったんですが、本作品でのイ・ジュヨンさんよかったです。
劇的な展開をみせるような構成でも無く、家族関係の描き方もちょっと腑に落ちない部分もあったり、コーチのアプローチの仕方も規定路線を越えるような感じではないんですが、全体的に感動を押し付けくるようなところが無くて個人的には好みな作品でした。
韓国の役者さんのなかでも好きなヨム・ヘランさんが出てたのも個人的にポイントが高かったのかも。
「2ヶ月ほど待ってください」のとこのオンマ、泣けたしなぁ。。
梨泰院のもう一人のあの人の役もセリフも抑え気味なところもよかった。
あのセリフの通り、スインにとってこれからが勝負だし棘の道かもしれないけれど応援したくなる気持ちと爽やかさの残る作品でした。
水原勇気と比べてはいけない
プロ野球選手を目指す女子高校生の物語。
女性のプロ野球選手というと、世代的にどうしても「野球狂の詩」の水原勇気を思い出してしまう。当時、作者の水島新司先生は、女性のプロ野球選手を登場させるアイデアを野村克也氏に聞いたそうだ。野村氏の回答は、ワンポイントの投手なら行けるかもしれない、しかも武器になる変化球が必要というものだった。それがドリームボールにつながったというエピソード。個人的に好きな話だ。
本作も似たような考え方だった。速球では勝負できないから変化球(ナックル)を覚えるという流れ。でも、高校3年間野球やってるのに監督はそんな指導しなかったのかなとは思う。そこは映画だからと納得させたのだが。ただ、ナックルとストレートの使い分けで打者に打たせないというシーンをもっと面白くしてほしかった。やや物足りないのも本音だ。
実はそんなにスポ根的な話ではない。野球のシーンはそこまでリアルではないし。プロからの指名はない、進学もしない、就職もしない、トライアウトでプロ契約をめざすという厳しい道。しかも女性。その苦境に立ち向かう話だった。周りの偏見と闘い、家族の理解を得ようとするスポーツもの。これはこれで悪くない。
これは「夢=呪い」というタイトル
野球をやりたいのに女であるためにやれない「常識」に対して挑むという設定だけど、本質は既成概念全般への課題提起と感じた。
ハンデとは、身体的なことなのか? 競技特性からどうしょうもないことなのか?
そんなことはなく可能性を認めることが閉鎖的な競技性を開くこと、奥深さを楽しめることだと説くシーンが白眉。
いい映画だなー 見てるこっちが辛いわ
ケチを付ければ色々あるけど良い映画
話の9割が暗い
浮かない表情
怒り顔
蔑んだ上下関係
韓国特有の男尊女卑
人は卑屈になり
寸分の希望も見いだせない
映画自体のテンポは悪くない
多少の無駄はあっても
ドンドン進んでいくし
役者のセリフもにも不自然はない
惜しいのは
スイン役の女優さんの投げ方が
どこまで行っても「女の子投げ」
おまけにキムコーチ役の役者さんも
「女の子投げ」で演技指導が出来ていなかった
もう一つおまけで言うと
貧乏な役回りのスインなのに
履いている靴が新品だったりする
少し工夫が欲しいかな
ただそれらの細かなケチを含んだとしても
良い映画である事は変わりない
時間を潰すには
悪くない出来だと思う。
枝葉を切り落として、ひたすら主人公が努力する姿を描く一方、きっちり「ガラスの天井」の厚さも示した一作。
なかなかド直球なタイトルどおり、韓国の女子野球部員がプロ球団入団を目指してひたすら努力する物語。まさにポスターから受ける印象そのままなんだけど、最後まで目を引きつけて放さない魅力があります。
主人公のスインは高校生で、野球部員として業績があるらしい、という最低限の情報は伝わってくるものの、舞台背景は劇中の演技を通じて示されるのみで、説明的な場面や台詞は最小限に抑えられています。このように観客をいきなり作品の状況に飛び込ませるという構成は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)以降に顕著となった手法にも通じるように感じますが、本作では要所要所に絶妙に伏線を絡ませつつ、巧みに観客の気持ちをスインに同調するように誘導しています。
スインは友人と違って、歌いも踊りもせず、着る服も大半はジャージかユニフォーム。必要とあれば「目上」とされるような男性に対してもきっぱりとした意思表示をするなど、「媚び」をすることをしない性格で、母親はそんな娘が社会で生きていけるのかと心配が絶えない。娘を思いやる余り、つい彼女の神経を逆なでするような言動をしてしまい、激しく衝突する。そして父親もまた、社会の求める理想の男性像に追い詰められてしまう。このように個々人の具体的な言動を通して、韓国(だけでなく多くの国や地域で見られるような)社会の「ガラスの天井」がどのようなものなのかをしっかりと示しています。それだけに、終盤における母親の一見ちぐはぐな言動を聞き、スインが立つべき場所に立っていることを目にして、心が揺さぶられます。
物語の語り口を、映像と音楽がより一層明瞭にしています。あからさまな特殊効果などはほとんど見られない一方、特に球場におけるコントラストの強い映像、鋭い打球音や捕球音は、あたかもそこにいるような現実味を与えてくれます。
人生初
今日からエヴァンゲリオン劇場版封切りなので、その裏の本作朝一で観に行ったらまさかの貸し切り(人生初)
貸し切り状態だからと言って何が出来る訳でもなく、せいぜい携帯の電源切らずに観たくらい(裸になるわけでもなく、そもそも裸になる必要もないのだが‥)
作品自体は淡々と野球を通して社会の様々な問題を描いていく
大谷翔平のように圧倒的な才能で今までの慣習に挑戦しているのではないところが、一般の観衆にも響くものあり
トライアウトのシーンは熱いものがある
惜しい・・・
かつて誰も成し遂げた事がない夢を追いかける少女、それを反対する母親!それでも諦めずに夢に向かって突き進むストーリーは良かった😀
ただ、野球の素晴らしさと本人がもっと頑張る姿を期待していたので、感動が少なくチョット残念でした😥
素直な心で見られる映画。今週お勧め。
今年45本目(合計111本目)。
タイトルからもう、何がどうなるのかという展開は90%以上わかってしまうので、あまり詳しく書くとネタバレありでもなしでもネタバレありと同じ扱いになるので短めに。
タイトル通り、一般には男性向けとされプロも男性の世界しかいない野球(日本も韓国も。韓国は本映画自体は史実に基づかなくても、ある程度チャンスは与えられているようです)で少女が挑んでいく、という内容です。
ただ、それだけ書くと単に「男女同権」という単語が思いつきます。確かにその点が7割くらいで描かれていますが、逆に言えば3割は「男女に関係せず実力に不足しているものはプロになれない」という描き方がされており、その点では男女に関係しないことです(すなわち、身障者野球や聴覚障害の野球等でも趣旨は当てはまる)。
要は、「プロでやっていく以上(=プロでお金をもらって、また、それを見に来るお客さんがお金を払って球場にやってくる以上)、最高峰のプロ野球の門をたたくなら、言い訳にはならない」ということであり、それはその通りでしょう(さもないと、「逆差別」が発生してしまうため)。
私自身は大阪市に住んでいることもあり、プロ野球を楽しめる場所も少ないし(コロナ事情…)、一方で大阪市という事情がら、嫌でも野球のニュースは毎日(シーズン中は)触れられる程度ですが、逆に野球のルールに詳しくないと何がなんだかわからない、というところはほぼほぼ存在しないので(おそらく全くない?)、その点の知識は不要かな…。
今週(3/5の週)はなぜか公開数が妙に少ないのですが、その中でもお勧めかな…と思える一作でした。
それにしても、「藁にもすがる~」「KCIA」とともに、韓国映画は本当に日本を超えてしまいましたね。アクションものでもこの手の映画でも。とはいえ、日本映画も「花束みたいな恋をした」が今でも大人気(3か月)、「ヴァイオレット~」も超ロングラン(6か月)と、すみわけは違っても、日本は日本の映画の良さを出していければ、と思うし、日韓は仲が悪いとは言われるけど、こういうエンターテインメントの中ではお互いに切磋琢磨してもらえれば、といつもいつも思っています。
採点は下記で5.0にしています(4.9→5.0)。参考にどうぞ。
----------------------------------------------------------------------------------
(減点0.1) 序盤に写真をみんなで取るシーンで「はい、キムチ!」と話すところがあります。なぜ「キムチ」なのかというと、日本で写真を撮るときに、「はい、チーズ!」というときのそれと同じです(「チ」の音を発音すると、そのメカニズム上、笑顔になるから)。このことは韓国映画に何度か行っているとほぼ常識ラインですが、かといって全員が全員そうでもないので、やや若干の補足があっても良かったのでは…と思いました。しかも…
(減点なし) 多くの方が触れているように「ドラマパートの、父親のとある描写」(とある試験を受ける関係)は不要かな…とも思えました。しかも、受けているのは日本でいう宅建なのですが(資格制度自体は日本とほぼ同じ模様。国家資格にもなっている)、実は宅建でも何でもこの映画には何ら関係がなく(そのあと、家を建てるだの何だのという話は一切出てこない)、妙なミスリードが発生する部分が結構あります(意識はしていないと思いますが…)。
※ 私が詳しくないだけで、日本でいう宅建は韓国では合格すれば弁護士並みに食べていける超有望資格だったりする??
キムチの件もそうで、韓国映画がわかる方なら、「ここは写真を撮るときの合言葉、だから特に意味はない」ことはわかりますが、宅建らしき試験を受けるシーンは何ら関係してこないので、全体として理解が混乱しかねないかな…と思いました。
----------------------------------------------------------------------------------
全99件中、41~60件目を表示