「【ドレミファソラシド/大人として、ムーミンをもう少し好きになる映画】」TOVE トーベ ワンコさんの映画レビュー(感想・評価)
【ドレミファソラシド/大人として、ムーミンをもう少し好きになる映画】
埼玉県の飯能に”ムーミンバレーパーク”ができた時、なんで、バレーなんだよ!?ムーミン谷パークじゃダメなの!?って思った。
でも、ここ、子供が全て喜ぶかといったら、ちょっと違ってて、中には、”カバ怖〜い”と言って泣き出す小さい子もいるらしい。
子供には子供の感性があって、親が思い込みで、子供の嗜好を決めつけるなんて出来ないのだ。
この「トーベ」にも、そんなストーリーが織り込まれている。
いくら、同じ芸術の道を志しても、全く同じというわけにはいかないのだ。人はひとり一人異なるのだ。
でも、トーベのお父さんは、トーベを見守っていたことが判り、胸を打つ。
自分の道とは異なっても、親は子供の成長を見守ることが出来るのだ。
芸術にとって自由であることは重要なことだ。
でも、自由であろうとすると、相手にも自由であることを認めないといけない。
自由は大変だ。
でも、そうした葛藤から生まれる何かもあるはずだ。
この作品は、トーベのアートやムーミンへの取り組み、不倫や、同性愛や、友情や、そして、親子の確執や理解を通じて、大人が、ムーミンを、大人として、もう少し好きになる作品なのだと思った。
僕は、スナフキンと、ムーミンパパ、つくしみたいなのが好き。
ところで、井上ひさしさん作詞の”ムーミンパパの歌”を皆さんはご存じだろうか。
♪ ♪🎶♬🎵
海のうえには なにがある
海のうえには 空がある
空のうえには なにがある
空のうえには シドがある
ドレミファソラシド
♩♪🎶♬🎵
僕はこの歌が大好きだ。
ムーミンは好きでも嫌いでもなくただスナフキンは好きかな位です。ただどんな人が作ったのか?これが知りたかったこともあり見ました。「赤毛のアン」もそうです。著者は多分自分で亡くなったと思います。