「白黒女と夕焼け男」くれなずめ llさんの映画レビュー(感想・評価)
白黒女と夕焼け男
男は恋愛でも、友人関係でも意外と過去を振り返えり、ネイネチしがちだ
メイン5人は悲しみの感情をずっとあいまいなものにしてきたせいで、5年たった今も、よしおが近くにいると感じてしまう
女の前田敦子は、結婚式後に男5人の前で現実をたたきつける
友人の死を受け入れて、思いっきり泣き、前に進む女は
現在すでに幸せになっており、幸せになれよと言う過去のよしおにキレる
5人は、よしおを素晴らしい過去にするため、最後の会話をやりなおし、しっかりとさよならを言う
松尾監督は自身の経験をもとにこの映画を撮ったというが、男松尾監督もやはり主人公達同様、この映画を作ることで、くれなずむ状態から真っ黒な夜に進もうとしてる
白黒はっきりつけて生きるのは難しいが、毎日の出会いを大切にし、しっかりとさよならを言って別れることを意識してくれなずめたら最高だ
追記
仙台での屋台のシーン、風俗の会話とおでんの会話をおりまぜて、シリアスと笑のシーンは完璧にくれなずんでいると感じた
若原と高良の居酒屋のシーンについて、笑いの中にシリアスなテーマを描きたいと発言するメタ構造は最高だが、正直コメディの部分は仙台の屋台以外あまり笑えませんでした
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