「ハートフルよりソウルフル」くれなずめ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ハートフルよりソウルフル
見終わった後、トイレに入るとき手を先に洗ってしまいそうになりましたが、大事なことですよね(イヤイヤ)。そんな笑えるネタの数々にくすくすしながら、若い頃の記憶、しばらく会ってない大切な友人たちのことを思い出しました。予告編によってストーリーは読めていましたけど、これだけバカ騒ぎできる友人たちが微笑ましくもあり、羨ましくもあり、最後には感動。
ウルフルズってバンド名は「ソウルフル」から来てるんだよな~などと思い出しつつ、終盤の心臓にはおったまげた。心臓がなくても生きていける!俺達にはソウルがあるんだからさ~などと勝手に解釈し、「それが答えだ」と踊ってる彼らの答えはこれか?人生は素敵だなぁ・・・と、テーマ曲「ゾウはネズミ色」のフェードアウト部分に「♪それが答えだ♪」と小さく歌われていたことに気づきました。アンサーソングにも似たこの曲でも答えはないんですね。
もう一つ気づいたのは高校時代のカラオケボックスのところで、隣の部屋から「アメイジンググレイス」が聴こえたことです。もうすぐ公開になるアレサ・フランクリンの『アメイジング・グレイス』にも期待してるのですが、やっぱり彼らも好きなんだろうな~♪とってもファンキー♪在日ファンクだぜ!
細かいところまで言及すれば、『二十四の瞳』だとか、成田凌の寅さんのカバンみたいなリュックだとか、なんだか惹きつけられました。そしてクライマックスの炎に包まれたフェニックス、ガルーダの映像がとても良かった。時は戻せない、やり直せない。だから一日一日を大切に。そんな切なさも伝わってきました。
kossy様コメントありがとうございます😺
この映画は本当に馬鹿で愚かで、そして愛おしい映画でした。
あの夕暮れのシーンは良かったですね。長回しで余韻が心地よくて、切ない感じ。
朝ドラは清原伽耶ちゃんと蒔田あじゅちゃん。良いですよー