「老いは誰にでも訪れます」カポネ よしさんの映画レビュー(感想・評価)
老いは誰にでも訪れます
出所後のカポネを描いた物語。
個人的な洋画一押しのアンタッチャブル。その影の主役、アルカポネの晩年を描いた作品ということもあり、興味深く鑑賞。
結果、失敗でした。
梅毒に冒され認知症が進行するカポネ。48才とは思えない病状をリアルに描き、その合間にカポネの夢想を挟みながら物語は進みます。
しかし、認知症は個人差・程度の差こそあれ、年を取れば発症します。「カポネだから」というストーリーとは思えず、ただ人間の無常に悲しみと寂しさを感じる・・・そんな作品になってしまいました。
この作品を作るのであれば、主人公を妻のメアリーにして、ある程度客観的にカポネを見た方が、「カポネの映画」になったように思います。
私的評価は厳しめです。
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