プロジェクトVのレビュー・感想・評価
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ジャッキー作品でCG使うようになったのな…
ジャッキー・チェン主演作としては30年ぶりの劇場鑑賞。
警察じゃないのに街中でこんなことを!?みたいな無理な描写をCG使ってまで…
格闘シーンではないにしても、かつて一切CGなど無かったジャッキー・チェン全盛期の作品から考えると、違和感は拭えない。
領衛主演という扱いのジャッキー・チェンの存在感も、本当にそうなのか!?という印象。
中途半端にシリアスでコメディな所も消化不良を助長します。
ジャッキー・チェンらしい映画
ジャッキーはやっぱりジャッキー
今回も公開初日に観ようと思っていたら、直前の緊急事態宣言で東京での上映が延期に。それがようやく開けたと思ったら、他の地域では6/3で上映終了してしまう事に合わせてか、東京地区だとたった3日間だけの上映というアンマリな扱い。
というわけで宣言解除初日の6/1に慌てて劇場へ。
民間警備会社が悪人相手に大活躍する…というあらすじに覚えがあるなと思ったら、わが日本のドラマ『ザ・ガードマン』とほとんど同じだった。あれも東京の一民間企業なのに、活躍の幅がどんどん日本全国に広がり、悪人もスケールアップしていくというトンデモ設定だった。
もっとも、ジャッキー率いるこちらヴァンガードはハナから全世界がお得意様のようなので、比べる事自体失礼なんだが。
ジャッキー演じるボスは、『ザ・ガードマン』でいう宇津井健的ポジション。でも、自ら危険な最前線に出て大活躍するあたりはさすがジャッキー。
といっても本作ではいささか出番は抑えめで、アクションシーンは部下役の若手スターに任せた感じ。まぁ彼の実年齢(撮影時65歳)を考えればそれが当然なんだけど、やっぱりどこか物足りなさを感じる。昨今の中国映画らしく本作でもCGを多用しているが、これまたトゥーマッチなのが残念。
クライマックスのバトルも意外とアッサリで盛り上がりに欠け、今回もイマイチな出来だったか…と思っていたら、お馴染みのNG集で驚愕。ボートやジェットスキーでの激流下りチェイスシーンを実際の川で撮影し、なおかつジャッキー本人が運転し、転覆してしまって危うく溺死しかけるというショットが!
「ジャッキーのアクションが物足りない」という前言を、ここで撤回。
またジャッキーといえば、全スタッフやキャストの誰よりも一番偉いのに率先してセットを片づけたり、自ら炊き出しを作って振舞うというエピソードが知られているが、本作でもやっぱり炊き出しを手伝ったり、お菓子を配って回ったりと、相変わらずなジャッキーが映っているだけでもう満足。
断言してもいい、本作の一番の見どころはNG集だ。
勧善懲悪だからこそ、アクションが映える!
アクションに次ぐアクション、危険な場所での攻防戦とそこで魅せるスタント、そして時折挟み込まれるユーモア。近年シリアスな作品が多かった分、久しぶりに王道ジャッキー映画を観た気がして嬉しくてならない。ジャッキーの出番は少なくなっているとはいえ、大事なところではしっかりとアクションを魅せてくれる。勧善懲悪、要人の救出という単純明快なストーリーであるからこそ、アクションの数々が痛快に映る。これぞ娯楽映画!
しかし、スタント、カーチェイス、多勢に無勢の格闘アクションときちんとツボを抑えているのに、ラスボスとのタイマンでのラストファイトがあっさりだったのは悔やまれる。平たく言えば悪役のアクションの魅力が乏しいのだ。これは近年のジャッキー作品において共通する課題。何分にも今回は悪役側の出番も多く、ラストへの期待感が高まった故にヤンヤンvsブラヒム・ハブの真剣勝負、ジャッキーvsヤエド・ホラーニのユーモラスな追走劇をもっと見せて欲しかったという気持ちが残ってしまう(『酔拳2』や『WHO AM I?』のラストくらいの尺がないと物足りないのだ!)。
それでも、本作を観て満足して劇場を後にできるのはNGシーンも含めたジャッキーのサービス精神の旺盛さに関心するからこそ。走る水上バイクの上での格闘や敵の肩に掛かった銃をそのまま撃つというアイデア、65歳を過ぎても尚、面白いアクションを見せる工夫に関心するばかり。近年は若手に見せ場を任せるというスタンスらしいが、ボートチェイスのスタントを自分でこなしている姿を見ると、まだまだ後進に道を譲る気はないでしょう。体に無理は禁物だが、70歳を迎える前に、ジャッキーが警視長クラスになった正規シリーズの『ポリス・ストーリー』を是非!
数十年ぶりに映画館でジャキー映画を観ました。
死者0人 ヴァンガードって暖かい♪
死者0人 負傷者15人
これがこの映画のポリシーを雄弁に物語っていると思う。
ご都合主義結構♪
「そんなリアリズムよりも甘っちょろい戯言の方が好きでござるよ」って事じゃないか。
スタイリッシュなだけの大量殺戮映画よりよっぽどいい。
チョン社長から北極狼に狙われる理由を聞くジャッキー(トン司令官)。
ファリダ救出は約束するが、差し出された握手は拒む。汚れた商売に手を染めかけたチョンに対して嫌悪の色を隠さない。
直後、カメラはホイシュンへと切り替わる。パパの誕生日の為に息子が手作りのプレゼントを届けに来たのだ。
パパをモデルにした坊やの創作、キャプテン・チャイナの絵とエンブレム。パパのお仕事が命がけで悪と戦う危険なものだと知っているのだろう。
「パパは、あのキャプテンアメリカより強いんだい!」という幼い少年の素直な願いと希望、大好きなパパへの憧れがなんとも可愛いではないか。
その後、ジャッキーとミヤちゃんがケーキを携えて登場。隊員達も総出でホイシュンを祝ってくれる。
このシーンでジャッキーの創った「ヴァンガード」という組織がどんな体質であるかわかるというものだ。
本当になんて暖かいんだろう!
ファリダ&ロイ救出は非常に危険な作戦だ。任から外そうとするジャッキーだが、志願するホイシュン。
信頼してくれる息子に恥じない生き様を選ぶ事が彼の正義だ。
現地協力者のアバティーは過去に息子を殺されている。「大切な者を失う痛み」との言葉に潜入手引きを引き受けてくれるところもグッときた。
ロイの「言語は学んでも文化は学ばなかったようだな」の台詞も良い。
吾唯知足の精神は世界に誇れる東洋文化だ。金で動くような奴はヴァンガードにはいないのだ。
細工は流々、安心感に裏打ちされて気持ち良く観ていられるが、このまま無事救出成功では尺が保たない。何か一波乱あると思ったら、窮地に陥るのはホイシュン。
ここでチョン社長が漢(おとこ)を見せる!
この心意気にはトン司令官もすっかりわだかまりを解く。
アクション面は流石である。CGや早回しは使っているが、元のカンフーアクションがしっかりしているのといないのでは結構な差が出るものだ、と改めて感心した。ジャッキー始め、男性陣は綺麗なサブミッションを次々と極めてくれる。
ミヤちゃんのシーンにはワイヤーや早回しが多用されがちだが、女の子は「身の軽さ」と「スピード」を身上にしたいから許容範囲だ。何より柔軟性が素晴らしい!
カンフー使いの女の子がたまに見せてくれる、バレエのアラベスクのような姿勢からそのまま前方の敵に片足キックするヤツ。初めて見た時には非常に驚かされた。雑技団の娘達はみんな出来るものなのかな?男性はあんまり出来ないのだろうな。
ジャッキーは無理しなくていい。彼の育てた若手達が充分頑張ってくれている。しかし、それだけでは済ませないのが、やはりジャッキー。
ダイナミックな水上バイクのアクションはジャッキー自ら挑んでいる!
ザンビア、ジンバブエ間の大瀑布、ヴィクトリアの滝ですね。
ロケするにしても本当に恐ろしい立地なんだけど、実はこの場所、映画以上に恐ろしい「名物観光アトラクション」がある。
興味ある人は「Devil's Pool」で検索だwww
ドバイでは、銃の携帯が許されないヴァンガード隊員。しかし、黄金車追跡シーンでは一般警察の度肝を抜くアクションで次々と追撃していく。
唖然とする警察署長に、その都度「私の部下です」と繰り返すジャッキーが痛快だw
主役は「ヴァンガードチーム」ではあるが、今回のストーリーは「ロイ&ファリダ」が主役だ。アフリカで初対面のシーン、ロイを見るファリダの視線がすぐに恋する乙女モードになるのも微笑ましい。若い2人を応援したくなる。
ウププと笑えるコミカルシーンも適宜、挿入されている。ショッピング・モールと言えばもちろんポリス・ストーリーの「あのシーン」が脳裏をよぎり「どうなる?どうなる?」と思ってしまうが、オチには観客もジャッキーも安堵(笑)
愉快、痛快、爽快にしてハート・ウォーミング。
今の時代には懐古趣味な作風かもしれないが、エンタメ界はこういう作品を失ってはいけないと思う。
大変、面白かった!
アクションが多くて寝てしまった
中国こんなん出ました❗ジャッキーの悪あがき❓️
ジャッキー映画はどこへ
中国をアクションでイメージアップ。
久しぶりにジャッキーチェンのアクション映画を見たが、やはり面白い。基本のカンフーだけでなく、色々なシチュエーションで色々な道具を使ってのアクションシーンは全く飽きさせない。計算された動きの見事さだったり、コミカルな味付けだったりアイデアいっぱいである。今回良かったのは、水上での格闘である。どうやって撮っているのだろうというカメラワークであったり、水上での絶妙な動きのタイミングなどはワクワク感がある。
ストーリーが単純なのもいい。正義が悪を倒すことに何も迷いは生じない。少し気になるのは、中国のイメージを良く描き過ぎじゃないかと感じる事だ。ISやアルカイダを思わせるテロ組織に敢然と立ち向かったり、アフリカの野生動物の密漁阻止に危険も顧みずに尽力したりと、まるで世界の安全の守護神のようである。中国に逆風が吹いている今、ジャッキーチェンも中国のイメージアップの役割を負わされているのかなどと邪推してしまう。
酔拳の先駆者
お元気でなにより
ジャッキーチェンの映画は初期のものが好きです。
これは、私の苦手な銃撃戦や爆破やカーチェイスだらけの映画。
中身は大変薄っぺらく、無駄にお金だけを投じて中国のスケールでかいんだぜというのを見せたいだけなんですが、まあツッコミどころ満載なのでそこを楽しめればと思います。
子どもに、キャプテンチャイナはキャプテンアメリカよりも強い!なんて言わせちゃうところに全て現れております。
これでもかという位の数を揃えた高級車は金ピカで、美女おふたりもアメリカ人ももめろめろになりそうなタイプを揃えてきました。超絶美少女と、アクションができて強い、水着になればダイナマイトボディな美女を揃え、動物愛護まで盛り込んで意識の高さもアピール。
どんだけアメリカに勝ちたいんだろ。
最後のメイキング映像が1番ほっこりしました。
とにかくジャッキーチェンがお元気でなによりです。
ここで一句。
飛び降りず、階段選び、ほっとする。
エンタメの傑作!二回泣けた!
シンプルに最高レベルのエンタメでした。評価が低いのは、中国が制作しているというだけのことでしょうか。魂レベルで見たら、地球人はワンネスですから、どこで制作しようと、楽しめば良いだけでしょう。私は2箇所号泣しました。そしてエンドロールで撮影風景が描かれますが、67歳になったジャッキーチェンの素敵な人柄が偲ばれて、本当にほっこりしました。また、中国の女性の美しさも半端ないことがよくわかりました。家族愛あり、友情あり、恋愛あり、激しく目にも止まらない戦いありの最高のエンタメでした。制作国にこだわらず、たくさんの人に見て欲しいです。考えるに、中国を恐ろしい国とイメージさせるのは、メディアのせいかもしれません。確かに、それぞれの国が自分の国を正義とすれば、他国は悪になる可能性があります。お互いがそのままの姿勢でいたらワンネスにはならずに戦争になります。この乖離を埋めるものこそ、芸術であり映画だと信じたいです。人間同士と同じで、お互いを許すこと、認めることから、楽しい明るい未来、本当の平和は訪れるかもしれません。
ジャッキーはこの作品で終わりました。
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