世界で一番しあわせな食堂のレビュー・感想・評価
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北欧とアジアのコラボ
やさしーな、みーんな優しい。
フィンランドの風景や空気の色や、言語や、人間味が
興味深く、ちょっとした愉快さが心地よく楽しめました。
アジア人に対する対応も、なるほどね。って感じで、嫌味なく受け取れたし、
食を通して、だんだん心が通じあってく様は、
こちらもホッとしながら、チェン同様、異国の地に打ち解けていく気分でした。
中国宮廷料理もトナカイも食べたい!
フィンランドの魅力の再 紹介に「なんか幸せ」と見終わった後味も満たしてくれるストーリー
北欧に住みたい日本人はよく聞く。フィンランドと言えば「ムーミン」「サンタク
ロース」「オーロラ」「サウナ」「白夜」などなど。国連の幸福度ランキングで3年
連続1位のこの国を舞台にした北欧好きにはたまらない映画。しかし料理はけして優
れているとは言い難い粗雑なフィンランド料理。そんなラップランドのローカル食堂
にフィンランドに憧れる上海の一流シェフが訪れて街の人々に5感の『味覚』をも喜
ばせる穏やかなお国柄を邪魔しないほのぼのした恋愛物語。フィンランドの魅力の再
紹介に「なんか幸せ」と見終わった後味も満たしてくれるストーリー。
食にまつわるエトセトラ
幸せとは、食とは、文化とは、生活習慣とは、そして美しい風景とは・・・
サラリと盛り沢山な内容の物語だったと思う。
森と湖の国フィンランドの風景が素晴らしく自然とは偉大だ~
文化の違いは食からであり、相互理解もまた食からであり~
しかし幸せは同じだ。
主人公の中国人シェフの作る料理がどれも美味しそうで、今個人的に気にしている薬膳も出てきて、医食同源とはこういうことだよな~なんて感心しながら観た。
大きな盛り上がりは感じなかったけど、心温まる物語だったし、好もしかった。
映画を観た後、桜木町で棗と白きくらげを探したけど、売ってなかったのは残念。
中華街に行きたくなったよ。
上海料理が食いたくなります
飯テロ映画かも。
観ている最中から中華料理、それも薬膳メインの上海料理が食いたくて食いたくて。
特に、牛の代わりにトナカイ(トニャカイ)の肉を使った料理は食べてみたかったですね。
昼飯をたらふく腹に入れていなければ、打ち負かされるところでした。
脚本の妙、役者の技量と持っている雰囲気の素晴らしさ、フィンランドの大自然の光景などが重なって、実にほっこり気分の良くなる作品でした。
物語り的に目新しいことはなく、予想通りに収束していくのだけれども、そこがまたよいのです。
ゆったりとした時間を過ごせました。
トナカイはどんな味?
安直な邦題はさておいて、休日の午後に鑑賞するにはピッタリの作品。予定調和を乱す事なく観客の希望するところに着地してくれます。
上海で料理人をしていたチェンが探している人の名前が「フォントロン」。チェンが騙されてフィンランドにやってきた感じもするし、誰なのか結構気になった。かなり引っ張ったからね。
チェンがフィンランド産の素材を使って作り出す料理は、匂いがこちらに伝わってきそうなくらい美味しそうな仕上がり。トゥナカイのスープ、魚味の魚料理などなど、見ている自分の空腹感はマックス。
毒が入っている作品が自分の好みなんだけど、たまにはこういうほのぼのもいいかな。
いいなあ この物語
映画『世界で一番しあわせな食堂』を見た。
昔 レニングラードから寝台列車で一晩、過ごしてフィンランド国境に近いキジ島に行った事がある。
見渡す限り 森林が続き先住民のサーミと移住して来たロシア人が住む北限の地
あの奇っ怪な教会が無ければ決して訪れようとしなかった最果ての地
その西側にあるフィンランドのラップランドの田舎町に中国人の親子がバスから降り立つ
そこから始まる物語 小賢しい想像力など通用しない
監督はミカ・カウリスマキ 弟のアキ・カウリスマキよりもシニカルさは出さず、観客を茶室に招いたように想像力に茶を振舞う
ラップランドの薄暮の風景の美しさに見惚れ 次第に主人公たちと同じ時間にいて応援している、、
いいなあ、、 『かもめ食堂』とは違う視点でフィンランドの生き方を私たちに問うている
お奨めです。
どうしても比べてしまう。
フィンランド、食堂、と言えば、やっぱりかもめが出てきてしまう。かもめの日本食の音と映像が胸に響きすぎて今作はなんだかインパクトが弱い。森と湖と食堂、ベースは同じだけどおにぎりほどの共感は得られなかった。
真面目さと言うか実直さが良いです
中国人の良さをフューチャーしている作品
フィンランドの美しさをもっと見せてほしかった
田舎町ならもっと素晴らしい自然があるはず?
湖畔の風景は良かったが・・・・
話の筋は思った通りだが、終わりごろはマンネリ化してしまい、眠気が・・・
クライマックス?が観れなかったのが残念
ウマー!(゚Д゚)
フィンランドの田舎町ポホヤンヨキの食堂にフォントロンという人物を捜す中国人父子がやって来て、食堂が大繁盛していく話。
女性オーナーが父子に空き屋を提供し、実は上海の高級料理店のオーナーシェフだった中国人が、中国人観光客に対して腕をふるったことから、大繁盛すると共に、父子が地元民と交流する様になっていく。
比較的生真面目なチェンの振る舞いが、何だか堅苦しい序盤から、トニオ・トラサルディのパール・ジャム(ジョジョの奇妙な冒険第四部参照)もびっくりな薬膳料理にと、やり過ぎでユニークな演出がタップリで、何度もクスッとさせれらるしホッコリ。
そんなサクセスストーリーに、チェンの人捜し含むバックストーリーに、これからの物語にと、単純ながら優しくコミカルな物語でとても面白かった。
ただ、単純な分、後半の引っ張りが少しダルかったし、ビザの件は何でそうなる?と主人公よりもっと堅苦しい自分にはちょっと引っ掛かってしまった。
【医食同源】
ヨーロッパでも、バックパッカーをしていると、結構食事に飽きてくる。
フランス、イタリア、スペインは問題なくても、他は結構すぐ飽きる。
イギリスはもってのほかだが、ドイツや北欧も結構飽きる。
そんな時、世界中のあちこちにあって、味も安定して同じなのは中華料理だ。
日本のように、チャーハン、餃子はないが、とにかく安心できる味だ。
それに比べて、日本食は、少しインチキっぽかったりするので、やっぱり、インターナショナルNo.1は、中華だと思う。
チェンは、クコの実、持ち歩いてるんだーって思った。
まあ、この恋愛ストーリーは、ちょっと出来過ぎな気はするが、経済的に豊かになって、世界中を中国人が旅行するようになったということもあるのだろう。
フィンランドの片田舎に行って、中国人が、寿司食いたいって言っていたのは、少しイジリすぎだとは思う。
もう一つのテーマらしき「医食同源」は、日本人の新居さんが中国の故事成語をちょっとアレンジしたものだ。
中国では「薬食同源」と言われていて、新居さんは、薬を食べるようなイメージがあると、「医食同源」に組み替えて、普段の食事は医術と同様に大切なんだ訴えたのだそうだ。
今では、中国でも「医食同源」の方を多く使うらしい。
ロンドンに住んでた時、中華料理店には本当にお世話になったし、確かに、スープには様々な種類があった気がする。
昔、ハーバードのお医者さん達が皆に勧める食事は、野菜のスープだと読んだことがある。
野菜は、ブレンダーでジュースにするより、煮てスープにする方がより多くの栄養素を摂ることが出来るのだそうだ。
更に、そのスープを冷凍すれば、細胞壁が壊れて、解凍して食べる時、栄養素がより沢山摂れるらしい。
皆さんも工夫して野菜スープを作ってみて下さい。
まあ、出てくる人たち皆んないい人で、よろしいんじゃないでしょうか。
平和でホッとする作品
2019年に「日本鬼子」という映画を観た。日中戦争における関東軍の兵士たちの非道な行ないを、帰還した兵士たち自身が語る。すでに80歳、90歳となっている彼らが共通して話したのは、日本が無条件降伏したあと、中国に残った関東軍の兵士たちは中国軍に捉えられて捕虜となった。当然殺されるか、拷問を受けるものだと思っていた。自分たちが中国人に対してそうしてきたからだ。
ところが周恩来はそうしなかった。日本兵にも人権があるから、大切に扱うように通達を出したのである。兵士たちは衣食住の足りた生活をして、漸く自分たちがどれほど非道なことをしてきたかを自覚する。周恩来は彼らが人間性を取り戻すのを待ってから戦争裁判をした。極刑はなく、大抵は10年か20年の禁固、その多くは満期前に釈放された。
彼らの面倒をみた中国人たちは、自分たちでさえ満足な生活が出来ていないのに、どうして日本兵を厚遇するのかと不満だったらしい。燕雀いずくんぞ鴻鵠の志を知らんや。周恩来の遠大な考えは理解出来なかったのだ。
現代の一般の中国人の中には、周恩来と同じとまではいかないが、視野が広く寛容で懐の深い人物も結構いると思う。本作品のチェンも、人を思いやり、その土地の文化を尊重する礼儀正しい人間だ。
フィンランド人と中国人の仲立ちは双方のつたない英語である。それでも意思は通じる。互いに歩み寄って相手を理解しようとするからである。料理という分かりやすい文化は、言葉がなくても美味しいものは美味しいと分かる。
中国料理は世界三大料理の一つであり、チェンはプロの料理人であり人格者である。流石に本作品はフィンランドとイギリスと中国の合作だけあって、舞台はフィンランドで言葉は英語、主役は中国人とわかりやすい。映像だけでは中華料理の美味しさはいろいろな中華料理を食べたことのある人にしかわからないが、フィンランドの風景の美しさは映像から十分に伝わってくる。清流とそこに棲む魚、森にはトナカイがいて、食べられる野菜はそこら中にある。上海から来たチェンが、ここにはすべてがあると思うのは当然だ。
ストーリーは一本道で起伏も少なく坦々と流れていくが、登場人物に味があって、飽きずに観られる。平和でホッとする作品だ。コロナ禍の時期に観るのに丁度いいかもしれない。
いわゆる癒し系。最後、わかりにくいところは事前の情報必要かも(長文)。
今年34本目(合計101本目)。
もう、映画のタイトルからこんな内容ですよっていうのがわかるような内容ですね。
ほとんどネタバレという概念が存在せず、最初に少し不穏当な表現が出るものの、そのあとは仲良く進み暴力シーンも(ほぼ)ないです。将来、料理店で働きたいと思っているお子さん(男の子でも女の子でも)と一緒に行かれると良いかな、と思います。
他の方も書かれていましたが、中国料理(とはいえ、日本で普通に想定するラーメンや麻婆豆腐、餃子などは出てこない)に関しては日本は隣国であること、医食同源の考え方もある程度実践されている(学校給食など)ことから、アジア圏以外の方から見た場合とは印象はやっぱり違いますが、それを言い始めると換骨奪胎になりますからね。
ちなみに、トナカイ料理は実際に存在するようです(北海道でも一部、名産としてソーセージ等売られている模様)。
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▼ エンディング前のわかりにくいところ(星空を見上げるシーン)
・ 短いところですが、なかなかにマニアックで、かつ、理論的に怪しいところが…。
順に行きましょう。「あれがアークトゥルス、一番明るい星なの。そして、あっちはカペラね。」という部分。この部分です。日本では星座は小学4年でしか習わず、いずれも1等星ですが小学理科で習うようなものではないので難解です。
(大阪市基準)
アークトゥルス:うしかい座のアルファ星、-0.04等 2月20日23時ごろから
カペラ:ぎょしゃ座のアルファ星、0.08等、2月20日20時ごろから。
(参考 シリウス:おおいぬ座のアルファ星、-1.47等、2月20日20時ごろから)
さて、フィンランドは日本よりさらに高緯度で北緯60度ほどです。こうなるといわゆる白夜現象が起きるので、あたりの風景から日時を特定することはできません。しかし、この3つの星が見えるときには、通常シリウスは高さ10度ほどで見えます(フィンランドの北緯60度基準、プラネタリウムソフトで確認)。すると「アークトゥルスが一番明るい」は明らかに誤っています。
一方、高さ10度ほどしか上らないので(日本のカノープスの扱いに近い)、それを除外して考えると、アークトゥルス(-0.04)←ベガ(0.00)←カペラ(0.08) の順で、上記の通り、シリウスは見えないと考えると、カノープス(会津若松市より南でしか見えない)・ケンタウルス座アルファ星(日本では、沖縄でしか見えない)を除けば、確かに北緯60度ではアークトゥルスが「最も明るい」ことにはなります。
しかし、ヒトの視力は明るさ差0.7がないとその明るさを識別できません(好条件な場合の理論的な話。通常は現代人の視力は落ちているので、この理論通りにならない)。
そうすると、0.7等差がないと明るさを区別できないのに(この考え方では、アークトゥルス(-0.04)とアルタイル(0.77)が、ほぼ0.7等差です)、わずか0.12等級差で「アークトゥルスが一番明るい」というのは、この条件では積極的な意味が見出しにくいところです(フィンランドの小学校の教科書にそんな細かい僅差で一番明るいとか書くの?)。
ちょっとこのあたり、説明が怪しいです(どちらに解釈してかなり微妙な発言)。かつ、アークトゥルスもカペラもどちらもそうそう学習するような内容ではないので(実際、中学入試の天文問題に出るレベル。1等星とはいえそこまで習わない)、日本の天文学習の現状を考えると(事実上、高校地学は存在しない科目と化している)、ここはちょっと字幕の丁寧さがないかなと思いました。
※ なお、映画には直接この天文についてこのあと発展する要素が一切ないのに、ここだけ妙にマニアックなことを言ってくるので、「え?エンディング近くになってまた固有名詞??」という方も出てくるかな…とは思います。
評価は下記の通りです(4.9を5.0まで切り上げています)。
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(減点0.1) 上記の点が明確に気になった(「一番明るい」と「シリウスを除外するとするなら、わずか0.12等差をどうこう言うのか?)点です。しかも、この映画で星を見ること自体にあまり意味がなく混乱しかねない(字幕も日本の今の天文を取り巻く環境を考えると不親切な)点。ただ、字幕作成者には工夫の余地はあっても内容を変更する権利は当然なく、もとの怪しい発言は主人公の実際の発言なので、ここは「わかればよい」という点で0.1どまりにしました。
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【”スールキートス!” ラップランドの広大な風景とトナカイ、フィンランドの心優しき人々の姿、美味しそうな広東薬膳料理に心満たされる作品。】
◆御存じのとおり、ミカ・カウリスマキ監督は、荻上直子監督のフィンランドでの変名である。
そして、劇中にて供される実に美味しそうな広東料理、薬膳料理のフードコーディネーターは勿論、飯島奈美さんである・・・。
等と書くと、10人に1人くらいは信じて頂けそうな良き風合の癒し系の映画である・・。
<Caution! 以下、一部内容に触れています。>
■今作の印象
・中国人のチェン(チュー・バック・ホング)と子供のニュニョが、”ある人”を訪ねて、シルカ食堂にやって来るシーン。
店の女主シルカ(ルーカス・スアン)に尋ねるが、”そんな人、知るか!”とは、言われずに、知らないけれど・・、と店の常連客のお爺さんロンパイネンとヴィルブラに聞くも、やや胡散臭げな表情を浮かべながら知らないと言われる。
- 曰くありげな、中国人親子に対する、ロンパイネンとヴィルブラ達や、周囲のフィンランド人たちのチェンたちへの接し方が、彼が作った広東料理の美味さも懸け橋となり、徐々に温かいものに変容して行く様が良い。
(これが、四川料理だったら、随分作品展開が違っていた気がするなあ・・。こんな、辛いもん食えるか! で大乱闘・・。すいません・・。)
特に、常連客のお爺さんロンパイネンとヴィルブラの姿が良い。
チェンが作る広東料理に身も心も癒され、”トニャカイ料理!”などと、注文の際に嬉しそうに叫んでいるし・・。-
・チェンとロンパイネンとヴィルブラが、フィンランド式サウナに入っているシーン。そして、そのまま子供の様に、湖で泳ぐシーン。
ロンパイネンとヴィルブラ達が、チェンを湖に巨大な筏に乗せ、酒を酌み交わすシーン。亡き妻を想うような朗々と湖上に響くチェンの歌声。
- とても良いシーンであると、私は思った。-
・母を失った哀しさを抱えるニュニョも、シルカに自転車を買って貰ったりして、徐々に地元の子供達とも交流していく姿。
- ずっと、TVゲームをしていた姿から、自転車で走り回る姿へ。-
・チェンが、妻に送った大切なモノをラップランドが見通せる丘に埋めるシーン。
- 彼の決意が、分かったシーンである。そして、このシーンはラストにも効果的に効いてくる。上手い構成である。-
・チェンと、シルカの仲も、お互いの辛い過去を話すことで、一気に距離が縮まり・・。
<とても、好きな風合の作品。
大事件が起こる訳でもないし、ストーリー展開も読めるのであるが、国境を超えた友情、愛情とでもいうのかな・・。
”他者に対して”フィンランドの人々の、最初は素っ気ないが、一度受け入れると、トコトン面倒を見る性格が”世界で一番幸せな国”になっている国の理由ではないのかなあ、と思った作品。
チェンが、ラップランドの広大な風景を見ながら、
”ここには、全てがある。”
と言った気持ちが分かる気がした作品でもある。>
■映画のパンフレット問題
- 皆さんは、映画鑑賞後、パンフレットを購入しますか? -
1.パンフレットを買う金が有ったら、もう一本映画を観るね!
2.気に入った映画のパンフレットは買うね!
3.観た映画のパンフレットは(つまらなかった映画も含めて)全部買い!
4.観た映画はパンフだけではなく、特典付きのDVDまで購入するね!
・愚かしき私は家人から”断捨離攻撃””を受けているにも関わらず、2000年~2008年までは、3.であった。
だが、流石にパンフレットが4桁になった時点で、”これは拙い。書庫に入らない・・、”と気付き、3百枚越えのCDと、600冊の本を古本屋で売却した。
(全て、いざとなったら再購入できるもの。つまり、私の本棚には、ほぼ絶版本しかない。
だが、映画パンフレットって、売れないんだよねえ。何故なら再購入出来ないから・・。)
そして、パンフレット購入スタイルを2.に変更した・・。
だが、今週、既に2冊も購入してしまった・・。
我ながら、意志薄弱なおバカである。
のんびりムードに癒される。ほのぼの映画。ストレスフリー。大人の方どのような立場の方でもオススメします。【iPad、使いにくいなぁ!もう!文章終わり尻切れトンボですいません。】
話は単純明快。上海のプロの中華料理人が事故死した無き妻の想いを抱きつつ、一人息子とフインランドのラップランド地方の小さな村へ。恩返しのためか、漫画の「ザ・シェフ」ばりに薬膳調味料と料理用包丁携えて。目的は妻の事故死後
身を持ち崩した苦しい時に金策含め助けてくれたフィンランド人に、お金を返すため、わざわざ遠方からその人の故郷へ。
でもねぇ
当然その人は
お金は返ってこなくても良いと思っていたであろう距離感だねぇ。
どうでも良いけど、中華料理。辛い四川、宮廷、見栄えの北京、素材重視淡白な広東、甘く濃厚な上海料理に分かれるって今ネットで知ったよ。
そうして、のどかな大自然の中の小さな村のバス停に降り立つ。そこには食堂があった。食に無頓着なフィンランドらしく。メニューはソーセージとじゃがいものほぼ、ビュッフェスタイル。適当に盛って出されるのだった。恩人を尋ねるも、店を一人で切り盛りする女主人も、客も知らない。おかしい?確かにこの村あたりに・・・
まぁ長々と書いていますが、この映画あらゆる意味で楽でストレスフリー。初日なのに大スクリーンで客ちょうど10人は寂しい。話は2行後に続きますが・・・
ぜひお気軽にオススメします。
困窮して、その女主人の家の離れに泊めてもらい、ある事をきっかけに、店のコックとして中華料理の腕を振るうことと引き換えに、しばらく滞在し恩人探しの協力を得ることに・・・
最初は警戒して、訝しく見ていた常連の爺さん達らも、その料理の美味さばかりか健康に良いことに驚き、主人公の人柄もありだんだん主人公は村に馴染んでいく。一人息子も最初は森に迷い込んだり、心配させるが徐々に女主人にも心を開いていく当然、死別と離婚の違いはあるが独身同士の主人公と女主人も良い感じに・・・
ここまでストーリー書くなよと思った人。実は詳しく書いてもネタバレではなく問題ないのです。この映画、事前にあらすじ入れても、なんの前提情報なくても双方ゆったりと癒されるそういう映像なんですよ。
夜でも明るいフィンランドの夏の白夜。湖から、森林、小高い山、平原、壮大な大自然。昼からサウナ入ってビール飲んでスローモードの老人達。なーんにも物質的な豊かさはないけど、いいじゃないですか、皆んなイラついたり、急かしたりしない警察官も食料品店のレジものんびり大雑把。羨ましい。
ただ一つ北欧に欠けていたのが「食」。ただ腹詰めればいいという、繊細さに欠けるジャンキーな料理。
映像にふんだんに出ていた中国数千年「医食同源」主人公の作る料理は引き立つばかりで、中華食いたくなった。
もっとも「満漢全席」じゃないけど、主人公は高級料理店出身。一般人レベルなら日本の方が衛生的にもバラエティ的にも日本の食の方が中国を凌駕するけどねぇ。やっぱり高級料理店レベルだと中国の方が圧倒的に奥が深いねぇ。
高齢化しているけど悪い人のいない架空の村。私もその雄大な自然に溶け込みたいと思った。時差早朝出勤で疲れた私にも優しい映画。変にストーリの理解に悩んだり、変な緊張感、ストレスの無い作品。
敢えて言えばフィンランドのだいたいの位置と白夜くらいはチコっとだけ前提知識。
あと、いきなりソーセージとジャガイモ山盛りの世界から、中国うん千年へは無理があるかも。胃が驚いて下痢しちゃうかも。あと、プログラム買ってみたら、今はコロナでわからないけど、実際に中国人旅行客、フィンランドに多いらしい。ちとマナーが気になる。コレは一言余計か?り
Win-Win
34本目。
最初の製作会社、役者名、原題を見て、あれ中国絡み?
まあ実際そうだったし、悪くはなかったけど、フィンランドと中国がWin-Winな映画。
何かなあ、合わないんだよな風景と料理が。
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