「高評価も低評価もみーんなヒロアカファン」僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション Sessoooooooo!さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5高評価も低評価もみーんなヒロアカファン

2021年8月12日
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鑑賞方法:映画館

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時間経ってレビュー。
原作は単行本派ですがまぁ公開初日一本目に行くくらいはガチ勢です。

こういう手の映画は、これで新規ファンを獲得するよりも、原作やアニメのファンに向けた内輪映画である方が多いと思うのですが、この作品をどの視点で評価するかで星の数は変わってくると思います。私は映画に対しては素人なので、ヒロアカファンとして個人的に評価しますね。

結論、悪くなかった、というのが感想です。

ただ一緒に見た友人たちは口を揃えて「めちゃくちゃよかった!」と言ってるので、「良」ハンコを押さないのは捻くれ者の私くらいなもんです。

映画ファンはともかく、ヒロアカファンの中でも評価が割れるのはつまり、ヒロアカという作品のどこが好きか、ということが問われるからです。
ヒロアカという作品は他作品に比べてもいろんな要素が詰まっています。

ジャンプらしい友情!努力!勝利!のアツさ。
切磋琢磨しながら成長していく魅力的なキャラたち。
巧妙なストーリー展開。
堀越先生の圧倒的画力で紡がれる迫力ある演出。
「ヒーローとはなにか」というシンプルな問いに、敵も味方も真っ向からぶつかるストイックさ。
彼らのまっすぐさの中にある繊細さ。
その繊細さをこれでもかと拾う心理描写。

このどれが刺さって、ヒロアカを好きになったのか。

今回の映画は、キャラたちの健気さやかっこよさ、戦闘の迫力や丁寧な心理描写を好むファンには、よかった!映画になったのではと思います。(轟くんファンら意外と出番少なくて少しがっかりしたかもですが)

展開がド派手だった前作に比べれば、今回は「地味」で攻めたと思います。デクとロディを真ん中に据え、二人が少しずつ距離を縮めていく心理描写が丁寧で、私にとってはそこが1番の評価ポイントでした。

引き合いに出すのも悪い気がしますが、少し前に見た竜とそばかすの姫、あれはこの映画とは対極にありましたね。心理描写が雑すぎて私は無理でした。

だからこそ、今回のヒロアカは本当にうれしかったです。興奮はしたけどイマイチ印象に残らなかった前作とは逆に、デクとロディという二人のキャラを最大限魅力的に引き出した。ヒロアカの真髄はちゃんとありました。

ただし、ストーリーは普通。他の方も書いてる通り、粗もまあまああった。
でもある種のスピンオフのようなこういう映画は、こういうのでいいんです。推したちが輝いてて、オリキャラというスパイスを楽しんで、大画面で神作画を見る。それでいいじゃないすか!!

私は展開の読めないストーリーが欲しかったので、評価は少し下げますが、全然楽しめました。
ヒロアカの何が好きか、ファンが自分に問い直す。
ヒロアカ映画はこういう立ち位置です。

最後に吉沢亮を褒めて締めます。

吉沢亮最高!吉沢亮最高!
普通にアニメで声優もやってくれ!!デクの柔らかい声とロディの硬めの声のバランスが激よかったんじゃ!!!吉沢亮のヒロアカ愛しかと受け取ったで!
吉沢亮はできんことがないんか?????
吉沢亮最高!吉沢亮最高!

ヒロアカ最高!

Sessoooooooo!
レモンブルーさんのコメント
2021年8月14日

私は吉沢亮さんのファンでこの映画を観たにわか以前の者ですが、ヒロアカファンの方々のレビューがとても興味深く、皆さん とてもヒロアカを愛していらっしゃるんだなと思います。sesoooooooo!さんのレビューは 特に冷静な分析でヒロアカの魅力を捉えていらっしゃるなと思います(よく知らないのに偉そうにすみません💦)
そして、吉沢亮さんへの評価は大変嬉しい❗です!声のバランスですか!気付きませんでした😅

レモンブルー