「ねぇ〜あきら。いやあきらは親父」バイプレイヤーズ もしも100人の名脇役が映画を作ったら サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5ねぇ〜あきら。いやあきらは親父

2021年4月11日
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鑑賞方法:映画館

笑える

単純

寝られる

ドラマ未鑑賞。見てから行こうか迷いましたが、予告を見た感じ大丈夫かなと思ったので見らずに鑑賞。
評価があまり良くないので期待値を下げ、「自分の好きな俳優、どんな感じで出てくるかな〜」と軽い気持ちで見ることに。

どうやら、その見方は正解だったようです。
ただただ役者が100人いるだけ。脇役図鑑みたいな感じです。ストーリーは無いに等しく面白くない。

バイプレウッド。たくさんのスタジオとたくさんの役者が集まっている撮影所。そこで密かに自主映画を作る濱田岳らは、不幸の連続でバラバラになってしまい柄本時生と2人で撮影することになる。

膨大な数の役者たち。
ひとつの映画にこれだけの役者が集まっている。正直それだけで見応えバッチし。滝藤賢一、北村一輝、津田寛治、岸井ゆきの、でんでん、岡山天音、木下ほうか、高畑淳子、田中要次、ふせえり、本多力...などなどなど大好きな俳優がありとあらゆる現場で活躍しており、撮影に参加したスタッフになった気分になれる。これだけ居れば、エンドロールを見た時に「この人いたっけ??」ってなります。そこがまた面白い

笑えるところも多い。
光石研のボケとか相撲だとか色々あるけど、やっぱ1番面白かったのは有村架純と柄本時生の会話ですね笑笑 明呼びにも時生のツッコミにも笑えました笑

ただ、無駄な要素を詰め込んでいる気がする。
100人の役者たちが1つの映画を撮影しているのを見たかったのに、結構みんなバラバラで一体感がない。犬の逃亡とか遠藤憲一のフィリピンとかどうでもいいから、撮影風景を見せて欲しかった。

一応脇役でも主役なはずなのに、田口トモロヲ・光石研・松重豊・遠藤憲一が全然活躍していない。
ドラマ版を見ていないから何とも言えないが、こんな感じなの?ただ、おじさんおじさん言ってただけな気がしたんだけど。この人たちを軸に話が進むと思ったんだけど。

前半はかろうじて面白かったのに、後半になると一気に面白くなくなりホント退屈だった。
濱田岳と菜々緒の喧嘩とか興味無いですし要らない。この撮影所を買収されるって話も別にいらない。無理やり回収しようとして後半はグダグダ過ぎた。

んー、もっと上手くできたと思うんだけどなぁ。
やっぱりドラマを映画化するのは難しいね。
というか、一日で柄本時生を2回竹原ピストルを2回聞くとは思いませんでした。意外なお二人ですね

サプライズ