孤狼の血 LEVEL2のレビュー・感想・評価
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鈴木亮平の悪役っぷりに恐怖すら感じる
圧倒的、凶暴極まる悪役を演じた鈴木亮平が素晴らしい。
「レオン」でゲイリー・オールドマンが演じたスタンを思い出しました。
法律とか道徳とか全く通じないし、むしろ法律側が間違っているのかと感じさせる説得力ある悪の論理。
印象的なシーンは「わしゃこのおっさんを親と思ったことはないで」の下り
どうにもできない
大上の跡を継いでうまくやっていたかのようだが、あちらこちらから煙が上がりとうとう大爆発してしまった。
一端になったつもりがまだまだ器がそれなりだったということか。
罪を罪とも思わない悪魔のような上林と死闘の対決。
観ていてついつい拳に力がはいってしまった。
それにしても裏切り者の瀬島。酷いやつだ。
鈴木亮平の狂気を観る映画
ストーリー、キャスト含め、無印から落ちちゃったなぁという印象。
松坂桃李もちょっと物足りなく思うのは、それだけ前作の役所広司が偉大だったんだなぁと。
西野七瀬はひどい。
村上虹郎は上手い。
吉田鋼太郎のおとぼけ会長設定は必要あったのか。
ラストも蛇足。
そんなこんなで前作より中途半端になって残念。
怪演
2023
84本目
前作の流れで鑑賞。
なんといっても鈴木亮平の怪演に飲み込まれます。
極悪非道、人としての常識は子供時代に捨ててきた、、
こんな演技が出来るのは彼しかいない。
それだけでも見応えあり。
一方で作品の濃さは前作の方がいい。
役所広司のあの雰囲気はこの作品にはない。
松坂桃李の演技にはまだまだ甘さがあり、少し違和感を残した印象。
最後まで抜けなかったな…
まあ、取り巻く役者陣が相当なメンツが揃っているので面白い。
原爆スラムに棲くろう人々。鈴木亮平の映画。
内容は、前作から3年後の暴対法施行前の平成3年の出来事を中心に繰り広げられる広島喧嘩の保身と復讐と怨恨の物語。昭和の香りのまだ残る平成の始まり主人公の不良刑事・日岡vs徳島刑務所から出所する極悪暴力団・上林との関係性の物語。印象的な台詞は『可哀想ぢゃのー残飯恵んで貰わんと生きて行かんのぢゃけー』上林がチンタに言う場面。自分の事の様に見えて感慨深い言葉でした。『厄介なんは正義面して悪さしよる奴よ。己は正しいと思い込んでしもぅとるけぇ始末におえん!』主人公のバディ瀬島の言葉。つい日岡は在りし日の大上を思い出し、瀬島自身の事を言う贖罪の意味でも捉えられます。二重の意味でのミスリード的な発言はこの物語で伝えたい事が含まれている様な気がしました。印象的な場面は、懐かしの匂い立つ様な昭和の風景と古ぼけた感じのブルーフィルム感です。デパート屋上のビアガーデン付き遊園地なんて原風景が良かったです。そして広島市中区・原爆スラムに棲む在日韓国人の住居等が少し時代が古すぎる様に感じました。印象的な演出は、level1と level2の対比で、豚小屋と鶏小屋・上早稲殺人事件と神原千晶殺人事件・美人局桃子とチンタ姉・呉と広島・豚の糞と残飯・右翼団体と在日朝鮮人・生首と目玉等意識してる部分があり面白かったです。戦争の色がまだ色濃く残っていた戦後30年後の広島を舞台に繰り広げられる二人の生存戦略劇は迫真の演技でした。自分的にはlevel1が好きでした。結末の🐺をもってくるあたり上手い落とし所無かったのか残念でした。まさにピカレスクロマン鈴木亮平(上林)を見せる為の映画でした『狼(大上)ぢゃのうて犬じゃ!犬になってもうた!!』との悲鳴が聞こえてきそうです。
映画館で観て良かった
凄く血が飛び交うシーンてんこ盛りと聞いて二の足を踏んでいた。TVでワサビ抜きのような作品が放映されるまで待とうか、と迷ううち終了日が来た。
やはり、映画館で観て正解。鈴木亮平さん演ずる上林絡みのおぞましいシーンがこれでもかこれでもかと映されるが、目のシーン以外は目を背けず観れた。次から次へと起こるのでずーっと画面に釘付け。
警察の取り締まりが厳しくなった時代背景らしいので色々なタイプがいる。作品の意図寄りになるが、その世界でどうしても生きねばならないのなら、無闇な殺生などせず地道に真っ当に生きて行くのが人間本来の生き方ではないか。
日岡のその必死な願いはよく伝わった。
村上虹郎の近田は、出て来た時から、あっ、殺されるな、とすぐわかった。姉ちゃんが怒るのももっともな事。生きていて欲しかったが。
いゃ〜面白かった。怖い怖い。 なんといっても鈴木亮平の演技、もう怖...
いゃ〜面白かった。怖い怖い。
なんといっても鈴木亮平の演技、もう怖すぎて。主演の松坂桃李を食ってましたね。後は最初っから死亡フラグ立ちまくりの村上虹郎(笑)
ラスト間際の驚きの展開にもやられました。ただ、ラストの狼話はいらんかな。
登場人物が殺人者ばかりという恐怖の作品です。
うわぁぁぁ・・・
待っていた「孤狼の血」の続編。
『凶犬の眼』へつながるまでの間のストーリー。
ガミさんのDNAを受け継いだ日岡が暴れる。
相手は鈴木亮平の上林がまたすごい奴。ここまで暴力的な非道なことするのか、と思わせるシーンが何度か。
(私的な妄想のキャスティングでは『凶犬の眼』で相手役になるなら鈴木亮平か綾野剛かと思っていました)
ラストシーンの絡み合いもいい。
男臭や血の匂いがスクリーンを通じてこちらへもしてきそうなくらい。
前作同様、共演陣も素晴らしい。
白石監督ならではという映画。
ヤクザが全然怖くない前作と打って変わって、13人の刺客の殿(稲垣吾...
ヤクザが全然怖くない前作と打って変わって、13人の刺客の殿(稲垣吾郎)、ダークナイトのジョーカー、鬼滅の鬼舞辻無惨と並べて遜色ない『悪』として鈴木亮平が怖いヤクザを一手に引き受けてくれてて尊い。災害にも近い上林を中心に右往左往する人達の群像劇でした。
タイトル「上林」でもいい
面白かった
みんな言ってるけど、鈴木亮平さんの上林が怖すぎる
ヒースレジャーのジョーカーや色々な伝説の悪役がいるけど、そこに匹敵する上に、「本当に自分らのことも襲ってくるのでは?」とすら思わせる狂気
タイトル「上林」ってなってもおかしくない存在感
調子悪い日に見ると夢に出てマジでしんどいから気をつけてください
ちゃんと怖い
白石監督はやぱりヤクザ映画が得意だと思いました
肉体美のある鈴木亮平さんの上林役もハマり役。真顔になると目がシュッと光るんですよね。目がマジで怖かったです。
私の中では、チンタ役の虹郎さんがとっても光ってました。やはり目がウルウルしてて、いい人感、悲壮感が出てて立てて良かったです。
松坂さんと西野さんはちょっと幼さが残る顔なので違和感がありましたが、ストーリー上としては、2人はお似合いだったのではないかと思います
1作目よりよかった
松坂桃李と鈴木亮平の対立の配置がわかりやすく、かつ他のあれこれも退屈ではないし、十分に楽しめました。一作目より、村上虹郎がいることで闘いの必然性みたいなものが出ている。なんで村上はそこまで警察に尽くすんやとおもうたが、ママに会いたいていうのは、なんというかトホホのこじつけも、そのまま信じたバカゆえにということで成立させている。
鈴木亮平だけでなく、松坂桃李も自由演技に乾杯!
典型的な魅力消失続編
逆立ちしたって洋画に敵うはずないアクション性増加、前作の大上よろしく魅力ある人物はおらず、話も不快なもどかしさが蔓延、最後の最後で諸々スカッとするが全体的に一作目にあった良さは霧散していた。
記憶に残るなら鈴木亮平えんじる上林が、極道組織を取りまとめて組長になり狂気を込めて暴れ倒すので作中随一目立ってる---がそれは悪目立ちの意味で頭のネジが外れきった野獣同然の所業には、カリスマなど皆無でひたすら下劣・嫌悪ばかりなのにやたら持ち上げ組長になり上がる展開は悪趣味なろう作品を見た気分。グロとゴアも今回は狂人の強調どまり、極道映画なのにその極道が一人の狂人の暴走に尻ごんで振り回されるのが間抜けで、悲惨な生い立ちだろうと下品で残虐な悪行の前じゃ知ったこっちゃない状態。
続投の日岡に関しては前作の覚醒もどこへやら後手に回るばかりで、仲間内からの妨害を考慮しても子飼いの密偵ばかり危ない橋を渡らせ、結果死なせ当人もドジを踏むので、どうしても大上と比べてしまう。意図的に経験の差を描写してるならともかく、上林の過剰ヨイショで割を食った感が否めない。終盤、清々する一件の責で田舎に飛ばされるが、差し入れの弁当をのんびり食べ呑気に相談事を聞いてる姿は地方に追いやられた悲哀など微塵もなく幸せそうだ。なのに意味ありげな最後と続編を考えるとまた戻るってか・・・正気?
以上、ヤクザ映画なのに狂った人間はそら怖いやろな作品になってて残念。日岡が続投するとしてここから地獄に戻る意味わからないので、次作の視聴は評判次第。
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