「ヤクザ×SF」孤狼の血 LEVEL2 novさんの映画レビュー(感想・評価)
ヤクザ×SF
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別に面白くないわけではないが
日本独自の世界に誇れる映画文化
任侠映画というジャンルの美徳、
リアリティを捨てるのはどうかと思う。
リアリティだけが正義ではないが
ここまで空想映画に仕立ててこその成功というものは感じられなかった。
後半のタイマンからは太陽を盗んだ男風の
フィクション感が強まり
最後は、狼の空想でまとめる。
だから、今まで全部が空想の話です
とまとめ上げる。
白々しすぎて興醒めした。
演出として正しさはあるものの
任侠映画の終わりを感じた。
体重のないヤクザはどんなに狂ったふりしても
全く怖くない。
まず、笑顔って怖いでしょ という感覚は
古臭く、見飽きている。
ヤクザが見たいのであって、サイコパスが見たいわけではない。仁義なき戦いも2作目は殺人狂の話だった気がするが、そこには体重が乗っていた。
鈴木亮平は、マントこそ羽織ってないものの
宙に浮いたキャラクターだった。
唯一、松坂桃李はめちゃくちゃ良い。
西野七瀬、筧美和子に関しては脱ぎもしないので
語るに落ちる。
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