マスカレード・ナイトのレビュー・感想・評価
全82件中、61~80件目を表示
期待以下ではないが、期待以上でもなかった
期待以下ではなく、まあ、楽しめましたが、結局は、期待以上でもなかったという作品です。
前回同様、一度疑いが晴れたと思った人が、実は犯人だったというパターン。
犯罪者を捕まえるためには、全員を疑う警察側 VS 犯罪者でもお客様の言うことには無理ですと言えないホテル側 という対立構造。
えーと、警察がホテルのお客様になっちゃったら、すんなり解決!!って安易なことを言っちゃ駄目なのかな(笑)。
多分、第3作も作られるでしょう。
ヒロイン交代
観に行きました。満足!
★一つマイナスは、冒頭とラスト近くの冗長なダンスシーン。
とはいえ、全編見事なエンターテイメント作品。
2時間強、「お客様」として夜を堪能しました。
ところどころに秘められた「お遊び」もご愛敬。
さんまさんの「友情出演」、笑いました。
そして「HERO]をなぞった「雨宮(松たかこ)」から「麻木」へのヒロイン交代。
キャスティングスタッフの遊び心に脱帽です。
2つの「?」
それまでの殺人の動機が「?」
散々、犯行は緻密、手慣れている、計画的と言いながら
犯人の最後の詰めの甘さに「?」
これ以外は面白かったし、テンポも良くて良かった。
ただ、その2つの「?」が「?」過ぎる。
豪華なキャストや演出は良くても……
ストーリーの一番のキモが一番ダメ
それってどうなんすかね?
守る為
“ホテル・コルテシア東京”。
前作で気に入り、さてもう一度宿泊しようと思ったら、またですか!
再びあの刑事とホテルウーマンが、お・も・て・な・し。
東野圭吾の同名ミステリー小説シリーズを木村拓哉と長澤まさみのW主演で映画化し、大ヒットした『マスカレード・ホテル』に続く第2弾。
密告者より警察へ。練馬区で起きた殺人事件の犯人が、大晦日にある場所に現れるという。その場所こそ、“ホテル・コルテシア東京”で行われるカウントダウン・パーティー“マスカレード・ナイト”であった…!
あいつを呼べ!
…って事で、再び新田刑事がホテルマンに扮して潜入。
今回もバディは山岸…と思ったら、コンシェルジュに昇進し、担当出来ない。
とは言いつつ、結局は共に行動。
再会していきなりダメ出し、対立、協力…これこそバディ。いや、それ以上の。
しかし、そんな2人にとって今回の事件は厄介。
パーティー客は500人以上。しかも皆、仮面を被っている。
新たに起きようとしている殺人事件。それを阻止し、舞踏会の中から仮面を被った犯人を捜し出す事が出来るのか…!?
THEキムタクにパーフェクトなホテルウーマンの長澤まさみ。
常連&初利用の豪華キャスト。
ホテル映画の“もう一人”の主役と言ったら、ホテル内装。ゴージャス気分に浸れる。
仮面舞踏会。アルゼンチン・タンゴ。
訳ありお客様のドラマと殺人ミステリー。
それらを佐藤直紀の華麗な音楽に乗せて。
引き続きザッツ・エンターテイメント!
今回ホテルを予約したのは…
窓から見える看板にいちゃもん付けるクレーマー女性客。(その看板が、またもや友情出演とは(笑))
女性客をナンパし、無理難題なシチュエーションを要求してくるキザ男。
ホテルを密会場所にしている不倫男。
その妻、その不倫相手。ばったり遭遇。しかも、知り合い!
誕生日をホテルで祝う人妻。しかし、夫が一向に現れない…?
キャディバッグを背負った挙動不審男。
中でも特に、木村佳乃、麻生久美子、高岡早紀ら女優陣の存在感が光った。
事件や真犯人は二転三転。が、勿論、犯人は“お客様”の中に…。
怪しい!…と思ったお客様には実はそれぞれ事情が。皆様心の内を解決して、ホテルを後にしていく。
その合間合間にミステリーが絡み、徐々に犯人が絞られていく。
展開も演出もユーモアや小ネタも真犯人設定も、良くも悪くも前作と同じ。
さらに言えば、ミステリーはよりシンプルになっていた。
これらをどう見るかで好みが分かれる。
新味ナシ、物足りない。
王道、これはこれでいい。
自分的には1~2割前者でありつつ、後者。
前作より見易かったと思う。
前作同様、刑事の立場で、ホテルマンの立場で、事件に挑む姿が描かれる。今回も強く打たれた。
警察には警察のやり方がある。
ホテルにはホテルのルールがある。
以前共に事件を解決したとは言え、一度ある事は二度は…無い? なかなか…いや、全く相容れない。
警察曰く、結局ホテルは客の顔色しか窺っていない。殺人事件の犯人がこの中に紛れ混んでいるのに!
ホテル曰く、結局警察は犯人逮捕しか考えていない。誰だろうとホテルに一足踏み入れば、“お客様”。精一杯もてなすのが私共の仕事。
使命と危険の綱渡り。が、そんな双方にも唯一の共通点がある。
勿論誰だか言えぬが、真犯人逮捕。
動機は、“ある復讐”。
警察を散々振り回し、勝ったと嘲笑う真犯人。
怒号する新田。
確かに勝負には負けたかもしれない。だけど俺たちは、勝負する為にここに居るんじゃないんだ!
警察とホテルマンが“ここ(ホテル)”に居る理由…。
言うまでもないが、やはり声に出して言いたい。
守る為。
ホテルに訪れたお客様を。その至福のひと時を、安全を、命を。
そして、大切な人(バディ)を。
ラストは晴れやかな出発と、再びの再会後を匂わせる。
となると第3弾も期待だが…、
原作では本作が第3弾。調べたら、2作目は短編集で2人が出会う前の“エピソード0”らしい。
やはり新田&山岸のバディで見たい!
こんなのはどう?
その短編集は映画公開前にSPTVドラマ化して、第3弾は東野先生に映画用オリジナル・ストーリー書き下ろして貰うとか。
是非!
何はともあれ、この秋の目玉作品になりそう。
これから観ようとしている方、“THEエンターテイメント・ホテル”へいってらっしゃいませ!
わちゃわちゃしてた
冒頭のダンスシーンは早よ終われと願った。あれだけで作品の期待度は相当下がった。長澤まさみの顧客サービスにこだわる姿勢は素晴らしいが、あそこまで何度も顧客目線に立たれると少しウザくて思わずエッチなことを妄想してしまうダメな私でした。作品そのものは、登場人物がわちゃわちゃし過ぎていて、私のように気を抜くとストーリーを見失い何が何だか分からなくなりそうだった。でもホテル側と警察側の立場の違いとか、物凄くウザかった客がホテル側の人だったとか、ちょっとした所が面白かった。
さんまの友情出演はダメだよね。
原作をかなり前に読んでから鑑賞。
原作をかなりコンパクトにしての映像化なので細かな描写はスルーした様な気がする。
前作も思ったが何故木村拓哉?って今回も思う。
山岸の長澤まさみは良い感じだし他のキャストが勿体ない。
特に小日向文世はいい味出てます。
最初のダンスとかに時間とり過ぎて後半バタバタして事件の詳細がとっても薄い。
もうちょい掘り下げた方が楽しめる気がするのは私だけでしょうか。
特に木村佳乃と高岡早紀の…。この人達じゃなくてもいいよね?感じがするくらい扱いが少ない。
まぁ2回目は無いかなぁ。
信じることと疑うこと
前作のマスカレードホテルからずっと続編を楽しみにしていただけあって、期待値は非常に高かった。
しかし、その期待値以上の作品だった。脱帽である。
お客さまを絶対に信じなければならないホテルマンと、容疑者を絶対に疑わなげればならない刑事。
全く別の視点からアプローチするからこそ、浮かび上がる真相がある。最強のペアだ。
登場人物全員が、誰も彼も見事に怪しげで、最後まで事件を引っ掻きまわしていた。
「一度疑いをかけられた人間は、その疑いが晴れたとき、もう二度と疑われなくなる。」
裏の裏の裏を欠かれ、すっかり騙されてしまっていた。
次また続編があれば、推理のリベンジをしたいものだ。
前作と比べてしまうと
前作のラストに戦慄したので、かなり期待して出かけた。
キムタク、長沢、小日向は相変わらず良い。
この辺りの感想は前作と同じ。
シリーズ化して欲しいが、ラストの感じからするとハッピーエンド?
前作と決定的に違うのは準ヒロインのはずの犯人。
あの松たか子と比べてしまうのはいかにも気の毒ではあるが、
オーラが余りにも違いすぎた。
時計のトリックも何となく見え透いていて、出し抜かれた感はなかった。
また、前半が冗長なのは相変わらず。
ちょっとウトウトしてしまった。
フジテレビの2時間ドラマとしてみるなら大絶賛だが、映画としては普通。
いまだにさんま頼りなのもどうなんだろうか。
キムタクによるキムタクのためのキムタク映画
.
女性が自宅で感電死させられる事件が発生し、その犯人がホテル・コルテシアの年越しパーティーに現れると密告があり、再びホテルマンとして新田が潜入する話。
.
刑事とホテルマンが北風と太陽な話(?)だったり、壮大なホテルのロビーで色んな人が動いている情報量の多さは前作と変わらず。キムタク映画は『ミッションインポッシブル』みたいなもんだから特に真新しいことはなくても普通に面白いよね。
.
今回1番キムタクっぽかったのはダンスシーン。そして無駄にかっこよくて綺麗だけど絶対キムタクじゃなかったら許されない(笑)最初のダンスはまぁ良いとして(今ちょうど007過去作見てるからボンドかと思ったよ)、終盤の方は、いやっそんなことしてなくて良いから早く仕事して💢ってなる。
.
犯人が女性だが男性ということについて「身体的には女性だが社会的には男性として生活していた」というセリフ以上の説明がない。妹のことがあったから敢えて男性として生活していたのか、恋愛対象も女性である人なのか説明がないのはなぜ?
.
そこら辺をちゃんと説明しないと、結局LGBTQという題材がエンタメとして消費されてるだけのように感じた。「新田さんもこのホテルの人全てを守るために行動している」というすごく当たり前のことを、そうだったのか!!って表現してなくていいから他に説明するところあるんじゃないかな。
.
次作もあって欲しい
評価厳しい人もたくさんいますね。殺人事件が薄っぺらいとか、良く分からないとか、はたまたキムタクがダメとか。
確かに東野圭吾原作では加賀恭一郎の社会派推理劇だったり湯川学シリーズの科学的推理劇とかに比べるとその辺は薄い。
しかし本作は、あらゆる人間模様を描いた物語であると同時に新田と山岸の成長物語に、プラスしての殺人劇ではないのだろうか?
というわけで、これはこれで良いと思うのだが。
【以下思いっきりネタバレ注意】
果たして、腕都計を早めるは分かるが遅らす人なんているのだろうか?
とかは、少し強引だし。
あと、ホテルマンの山岸さん。完璧なはずなのにお客の前で携帯片手で電話しまくるかいな?
とは何回か思ったわ。
小日向文世が出てくるシーンでキムタクとの絡みは「HERO」.長澤まさみとの絡みは「コンフィデンスマン」を思いだすわな。
しかし本作はこれで良いのだ。続きを希望したい。
何処を切っても木村拓哉さん
木村拓哉さんを主役前提に企画された作品。ファンにとっては、いつもの彼の姿を見られて良いかも知れない。容疑者500人というが、私たちが捜査対象として推理するのは数えるほど。名もない俳優が犯人になる筈もなく、あ〜やっぱりねという方が犯人。犯人は哀しい過去を背負っているというのが、原作者のパターンであるようだ。エンタメとして楽しむには良いが、木村拓哉さんの演技の幅は広がらない。観る側も彼に対する固定されたイメージを払拭するような役柄に挑戦しないと、この領域からの脱皮は難しい。高倉健さんのように、イメージを貫いた方もいらっしゃるが、多様な作品が望まれており、実際にそうした作品が次々と発表されているので、ライバル多き時代では難しいだろう。しかし、どうやらこのマスカレードホテルシリーズは続く予感がする。
眠たかった・・・・・演出が酷い。 映画じゃなくて2時間ドラマだ。
役者の演技をほめてるけど、そんなことないと思う。みんな映画の演技じゃなくて舞台の演技を観てるみたい。言葉と表情で説明しすぎで、本来映画なら絵で表現できるはず。途中から画面見なくてもいいな、って思った。それも含めてやっぱ演出がクソなんだな。
一番クソだと思うのは、犯人が判明して動機の解明後、エンディングまでが馬鹿みたいに長い。コンシェルジュが病院に運ばれたのに、翌日の朝制服姿で帰ってくるのってなんなの?なんで早朝のホテルのロビーエントランスで馬鹿みたいに輪になって和気あいあいしてるの?見ながらナニコレ?って思った。ってここだけじゃなくて、警察の作戦会議室の意味のない喧騒感とか、何回も出てきて正直辟易した。
あと、時計のくだり。仮にも時限式の仕掛けを用意するのであれば、普通は自分で正確な時計くらい用意するでしょ。だって、12時の年明けと同時に殺したかったんだよ?その理由も意味不明だけど。
居合わせた長澤まさみの腕時計で時間合わせしてたけど、彼女がいたのは全くの偶然じゃん。あ、やっぱ脚本も難ありか。
こういうところからして、いわゆる「普通の感覚」が行き届いてなくて、妄想の中でしか物語れていない。ポンコツテレビドラマの最たるもんだわ。
現実味がない話でもリアルに作ることはできると思うけど、現実味がなくて、ためにする絵作りでしかなく、セリフもすべて説明的で、箱庭で人形がわちゃわちゃした自己満足の世界で遊んでるだけって感じ。
見ながら観たことを正直後悔した。
やっぱ今思い返しても映画じゃないわー。
あまり面白くなかった‥
面白くなかったです。
良かったのはホテル内理容室前のシーン(前作とリンク)と、さんまさんのシーン。それのみだった。
評価が良いのがとても謎。
いざ年越しのコルテシア東京へ
前作に引き続き面白かったです!🎭
映画でもドラマでも続編があるものは個人的にワクワクして大好きです!あのロビーがスクリーン一面に広がった瞬間、うわぁまた来れた!!!という謎の感動に包まれました。
ホテルマンの信念と警察の信念
ずっと対照的に描かれているものが
最後に『お客様を守りたい』という点で一致するというのは何だかすごく素敵に感じました。
とにかくホテルマンチームの演技力が凄い…
素人ながらに本当にホテルマンに見えます。
勿論警察側もホテルに来るお客さんも有名な俳優さんだらけなこともあり演技力が凄い…
出演者が豪華だとやはり華があって見てて楽しいですね。あの豪華なホテルにはピッタリな出演者の皆様だったと思います。
ストーリーは前作の方が面白かった気がしますが、今回のお話も面白かったので☆4.5!
(小説未読なので分かりませんが、新田は彼?彼女?を犯人だと知りながら何故踊ったのでしょう…犯人がタイマー式の感電死をさせてる事は分かってるのですから一刻を争う事態なのでは🤔という疑問は残りました。ただこれは原作への疑問なのか映画で改変されてる部分なのかが不明なので星には影響なしにしております。)
また続編でホテルへ足を運びたいです。
見えない仮面
わかりやすいミステリーでした。
犯人のめぼしがつけやすいし、怖くもない。
キムタク頑張ってるけど、出演者の年齢が上がって来ているので若い役者さんも出演して欲しかった。
中根緑が着けていた仮面を剥がすことが事件解決の鍵だったてことですよね。
難しい役だっただろうな。
なんだかな
犯人は、劇中の登場人物の中で最も怪しい女性でしたが、殺人の動機が今ひとつしっくりこない。かわいがっていた双子の妹がレイプされたとかで警察の調べを受け、精神的に辱めを受けたとかで、警察にひと泡吹かせるのが目的で計画したらしいのですが、過去の殺人についても動機が現実的じゃありません。すこし強引すぎませんか。
それと、前作(マスカレードホテル)もそうだけど、たいした殺人事件でも無いのに、警察がここまで全力挙げてホテルに捜査本部を置いてホテルマンに扮した刑事を貼り付けて捜査しますかね。
余程暇な警察署ですね。
あと、渡部篤郎のしゃべり方が気になります。もっと自然なしゃべり方が出来ないのか!?
シリーズとして抜群の安定感、でも設定に難あり。
原作未読。
新田、山岸コンビがお互いにその道のプロフェッショナルとしてポリシーを譲らず、時には職務の範囲を逸脱しながら事件を解決まで導いていくというミステリー映画のシリーズ第2弾。
お馴染みのキャスト、お馴染みの舞台という事で前作を観た者からすると前提条件の把握や整理をする必要がなくすんなりと入り込め、安心して観る事が出来た。
日本国内のホテルで大晦日に開催される仮面着用が条件の年越し仮装カウントダウンパーティー、ホテル客の無理難題(これは後々伏線にもつながる部分もあるが)とそれに全て応えようとするコンシェルジュなど若干リアリティに欠けるところは気になったが概ね楽しめ、同時刻に同じ場所にいる密告者と犯人の両方を見つけださないといけないという目線のちらせ方もよく練られており良かったと思う。
残念なのは張った伏線を必ず回収しなくてはいけないという推理小説特有の暗黙の了解から、物語中盤でかなり確信をつくところまで読めてしまったこと(海外転勤とか時計とか)と、犯人の動機と殺害方法に今ひとつ説得力が足りなかったことかなと思う。
キャスト陣の豪華さとまんまるお顔界No. 1の美形女優長澤まさみさんの奮闘とキムタクのダンスも見れるので劇場で鑑賞しても損はない映画だとは思う。
清く正しく美しく
原作は嗜んだ程度です。前作が微妙だったので、不安を抱えたまま劇場へ向かいましたが、想像以上に面白かったです。これは一本取られました。
大まかな流れは前作と似たような感じでしたが、前作の欠点だった客の面倒臭さ、しょうもない動機を極限まで擦り減らしていたのが好印象です。序盤の秋山という客は、視界に人物の絵や看板が入る事を嫌がり、ホテル側も配慮を配ったけれど、さんまさんの看板が視界に入ってしまって、どうにかして欲しいという、まぁ面倒臭い理由でそれをホテル側が配慮するという、現実にこんな客いたら嫌だなーというのをパパッと見せてくれます。正直こんな大口叩く客は出入り禁止にしてもいいんじゃない?とは思いましたが、長澤さん演じる山岸のホテルマンの誠意を見せる場面としてはとても上手に機能していたなと思いました。
キムタクも冒頭のダンスシーンからカッコ良かったです。渋みのある演技もやはり好きですし、キムタクはキムタクというのに納得はいきますが、それが一つの突出した個性だと思うと、やはりキムタクは凄い俳優だなと再確認させていただきました。
沢村さんがメチャクチャ怪しくて、こいつ何かしらに関わってんだろうなと思っていたら、ロスのホテルからの潜入員ということには呆気を取られました。いやー読めなかったです。
少し結末が見え見えだったなぁというのは残念ですが、尖ったものにしてヘンテコになるよりかはマシかなと思います。
正直観る前の期待値は今年ワーストクラスだったので、映画って観るまで分からないなっていう事を再確認させていただきました。
鑑賞日 9/17
鑑賞時間 12:10〜14:30
座席 F-13
犯人役を楽しみに観に行ったのに・・・
本は面白かったんです❗️
映画化されると聞いて、犯人役を誰がやるのか楽しみにしてたんです。楽しみすぎて、有給休暇取って観に行ったのに~、そりゃ難しいだろうとは思ってましたが、その設定変えちゃう?とがっかり。
でも最後は別の人かCGとか使うのかと期待しつつ見るも・・犯行動機も映画では説明不足で、どなたかも書いてましたが、結局キムタクファンのための映画か~という感じです。
キャスティングの意外さに度肝を抜かれた
前作は公開時に拝見、原作は未見。
前作、正直全く観るつもりがなかったのに、空き時間にたまたま上映されていたので観に行ったら、これまた面白くて驚いたのを覚えている。
公開当時の2019年は『マスカレード・ホテル』はじめ、『翔んで埼玉』『コンフィデンスマンJP』『マチネの終わりに』等、フジテレビ制作の映画がどれも素晴らしい作品かつ面白くて、私の中でなんとなく抱いていたテレビ局制作の超大作映画への食わず嫌い感が完全に払拭された。
今回もその続編だから面白いと思って観に行って、本当に面白かった…!
壮麗なロビーのセットに加え、今回は文字通り"マスカレード・ナイト"を実写化するために、あれだけの誂えや衣装、メイクを揃えられる予算と豪華さがまず凄い。
仮面舞踏会の怪しさと煌びやかさを表した音楽も好きだった。タンゴ好きとしては、パーティーシーンの途中で小松亮太さんの楽器が使われていて嬉しい。(バンドネオンの演奏もご本人?)
今回はより「人を疑う警察のルール」と「お客様を信じるホテルマンのルール」のぶつかり合いと、お互いの仕事の本質を理解し折衝しながら解決に向かう様を強く感じ、"仕事"を扱う映画としてとてもよくできていると感じた。
何より驚いたのはキャスティング。
少ししか出番のないキャストも全員漏れなく華がありつつ、犯人ではないか?と思わせる怪しさのバランスが絶妙。本当に豪華すぎる。
また、犯人役が前作の松さんに続き、まさかの麻生さんが来るか!とびっくりして心臓が止まりそうだった。
私はお二人とも昔から大ファンなので、大好きな役者さんが両方犯人役か〜と思うと、偶然とは言え嬉しいような怖いような不思議な気持ちでいっぱいになっている。
そもそも例えば、松さんは感情を排したような台詞回しや不可解なキャラクターのお芝居を度々拝見してきたように思うので、前作で犯人と分かった瞬間からのガラッと雰囲気の変わる様は、「これぞ観たかった黒松様!」と言った気持ちになった。
一方で、麻生さんは近年ではあまりそういった役柄を観た気がせず、『dele』の弁護士役や『MIU404』の機動捜査隊隊長のような役柄すら、初めはかなりイメージができなくて予想外の感覚だった。バラエティで拝見するご本人のキャラクターも、明るく天然で面白い方というイメージが強い。
加えて、今回は役柄のキャラクターに男性性と女性性両方が求められるかなり稀有な設定。難役でしかないし、中性性を求めるならそれこそ私なら元宝塚の男役の方をキャスティングしただろうなと思う。大ファンではあるが、まさか彼女が犯人を演じるとは少しも思わなかった。
映画を観て、その類稀なる美貌や怪しさ、また瞳から新田も正体を暴いたように、その印象的なまなざしが起用の理由だったことは疑いようがない。
(仮装の装いもそこまで男性性が強くなく、絶妙な「男装の麗人」のような雰囲気に仕上げていて良いなと思った)
窓からプロジェクション・マッピングを観て濡れた瞳がクロースアップされるシーン、犯行動機を全て語った後に一筋流れる涙。その美しさと哀しさだけで、十分に観る価値があった。それこそが、嘘にまみれた仲根緑のたった一つの本当だったところも、物語として素晴らしかった。
(ただ惜しいのは、視線一つで犯人って気づけるか???という結構非現実的なところと、森沢のバックボーンと動機をもう少し掘り下げてもよかったと思う。尺の問題か。あと被害者のお腹の子は誰の子なんだ…)
台詞の話し方も、全編にわたって落ち着いて感情や真意を抑えたような話し方が多かった分、声の響きが本当に良いな…と聞いていたし、最後に感情を爆発させるところが際立っていて、演出も含めて良かったと思う。
また、最近のご活躍ぶりを拝見していると、麻生さんは元々映画からデビューされて、映画に沢山出ている役者さんだということを忘れていた。しかし、スクリーンでの姿や今回の役柄は、まさに当時のミステリアスな映画俳優イメージの復活感があって、ファンとしてはその点も興味深く、嬉しく拝見していた。
他の役者さんやスタッフさんも含めた普遍的な話として、長いキャリアをお持ちで、自分も長くファンを続けている方に対して、全く予想のできないような仕事を拝見できる面白さや喜びは本当にこちらの生きる原動力になる。その一つを見せていただいた気持ちになったし、手放しで2時間スクリーンに身を委ねて作品の世界にどっぷり浸るだけで、楽しい気持ちになれる贅沢さを久々に実感した。
全82件中、61~80件目を表示