マスカレード・ナイトのレビュー・感想・評価
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木村拓哉劇場
豪華な高級ホテルのカウントダウンパーティーという非日常な空間を舞台にしたミステリー。
前作「マスカレードホテル」に比べると、シンプルに一つの殺人事件の犯人を追い詰めていく物語であった点や、また同じホテル・同じ人物が主要キャラクターなのでまどろっこしい人物説明描写もなく見易かった印象。
とはいえ、相変わらず大袈裟な舞台設定や拘りの美術が浮いてしまう薄いストーリーと説得力の無さ、テレビドラマライクな演出、不必要なモブキャラへのクローズアップなど、全体的には今作も満足度は低め。
木村拓哉さんをいかにカッコ良く撮るかを最優先にしたような作品であり演出なので、ファンの方は楽しめるのかもしれませんが、全くファンではない私にはクドく映ってしまいました…。もう少しナチュラルにしてほしいけどこれも今作の魅力の一つなのかもしれませんね…。
気軽に映画を観たい時には良いかもですが、それにしては2時間超えの尺というアンマッチ。うーん…。
明石家さんまを隠せ!
前作での友情出演明石家さんまを確認するために復習。大竹という客の声だけは明らかにさんまだとわかった。今回もどこかにいるはずだと予想していたけど、誰でもすぐわかる仕掛けとなっていた。そこからはもう探す気はなくなりました・・・
ホテルマンのプライドと刑事のプライドがぶつかり合う今作。お客様の仮面を守ることと、客の仮面を剥がすこと。両者の矜持は相容れないものの、命を守ることは一致している。さらに、ロサンゼルスへの名誉ある栄転も絡んでくるし、ホテルマンの成長、潜入捜査刑事の成長もあったように思われます。
冒頭では魅惑的なタンゴのダンスシーン。キムタクと中村アンの相性もバッチリだったし、そこから本編の流れもすんなり受け入れられた。不倫のためにホテルを利用する客は前作にもあったし、語り尽くされているような気もする。たしか、新田刑事の設定では英語が堪能であるはずなのに、「ラブアフェア」がわからないというのは失敗。隠語というレベルではないだろう。
また、前作にも感じたのは登場人物が多いせいか、本事件以前の被害者や犯人が名前だけ(ちょっとだけ写真)しか登場しないので、捜査陣の会話では名前が空を飛び交うだけで置いてけぼりにされがち。それでも前作ではストーカーへの対応というエピソードが核心でもあり、納得できる内容だったが、今作では盗撮が重要であるのに残念な扱いでした。また、脅迫するなら警察にバレないようにするはずなのに・・・
インパクトの強いのは日下部(沢村一樹)のパート。ホテルが見合いの相手を世話する?って、そこまでするものかという疑問も。無理です!バラとスイートピーまでは良かったのに。
やっぱり麻生久美子は良かったです。ユルいキャラの印象が強かったし、今までのイメージを一新した感じでした。
ほぼ原作のまま
東野圭吾さんの原作を読んでいた時から木村拓哉さんの顔が浮かび、まるで映像化を前提としたような小説だったので、実際の映画もまあそれなり、と、思いきや、勢揃いした豪華キャストの質量がすごかった。キムタクはやっぱりスーパースターですね。
高額な制作費を投入し、大量広告を流し、メディアミックスで宣伝、そして一気に現金回収、という資本主義の権化の様な作品。
小学生の頃に教わった漁師の投網みたいにごっそりたっぷり持っていく映画、と、思いつつ、いそいそと公開初日の劇場に向かった(投網に掛けられた)ミーハーな私でした。
次回はここまで豪華でなくて良いので、カツオの一本釣りみたいなつくり方で、キムタク本人をクローズアップした「教場」劇場版をぜひ作って欲しいなあ。
遅れた時計も悪くない。
前作はホテル側が警察に「お客様は神様ですよ」的な対応を押し付け(だから客がつけあがるんだよ!)とかなりムカつきましたが、今回はホテル側と警察側が少しは理解しあえてたようでそんなことはなかった。
長澤まさみの時計何かあると思ったらそういうことだったのね。スピーディーな展開はなかなかのものでした。
明石家さんま、前回といい今回といいあれで出演したことになるの?ふざけたチョイ役でもちゃんと出て欲しかったね。
( ・∇・)あんたが犯人かーーーい
あぁぁ、見たい映画無し、、、、、、そうだ、木村拓哉の大根っぷりでも見に行くか!と思い普段だったら100%見ない本作を視聴!前作も見てません。殺人って衝動でありコナンくんみたいに殺人が日替わり定食の如く扱われる映画ってどうも拒絶体質でいました。あり得ん!って考え。本作もそんな気配を感じていました。
そして本作、、、、面白かった、、、、ワナワナワナしてしまった。
真面目なホテルマンの長澤まさみと辣腕刑事の木村拓哉が時限電気ショックを使う連続殺人犯を追い詰めていきます。徐々に犯人を追い詰めていく2人ですが長澤まさみが捕まり時限電気ショックを仕掛けられ窮地に!!木村拓哉ダッシュ!!
売店で買ったアイスコーヒーも飲まず食い入る様に見てしまいました。
尋問中、犯人一喝、、、、その一言にわたしも〝ひぃっ!、〟とのけぞってしまいまうほど、木村拓哉、迫真の演技です。そしておしゃれなラストシーン。
美男美女、絵にありますねぇ。
木村拓哉、演技うまかったです、認識が変わりました!
長澤まさみ、〝マザー〟って映画が彼女のイメージでもっと前作を含め他の映画をみたいと思います。
実は私、犯人の大ファン。やっぱり演技上手いなぁと思いました。
そしていつまでもお綺麗です。
帰り道、、そうだ そうだ、前作とコナンくんビデオ借りに行こう!、薄くて生ぬるいアイスコーヒーを飲みながら帰路につくのであった。
前作に引けを取らない大傑作
原作小説は三部作になっていて、物語の時系列で並べれば「マスカレード・イブ」「マスカレード・ホテル」「マスカレード・ナイト」の順になる。本作は 2019 年公開の映画「マスカレード・ホテル」の続編である。本作の原作小説は 2017 年に刊行されているので、前作映画の公開時から続編への期待は高かった。主要キャストをほとんど継承した作りは、前作のクランクアップから間もなく制作がスタートしたことを窺わせる。前作を見ておいた方が楽しめる作りになっている。
原作の緻密な物語の構成は、改変してしまうと台無しになる恐れがあったが、ほぼ原作が踏襲された脚本は期待以上であり、観客をも欺く作り方は実に見事であった。ホテルマンとしての心得と刑事の心得の蘊蓄をちりばめた作り方は前作同様であるが、物語の流れを邪魔せず、香り付けに功を奏していた。また、犯人の人物設定に関する原作からの改変は、むしろ原作を上回るものであったことに感服させられた。一つだけ残念だったのは、前作の終結部のように私服姿の尚美と新田の姿がたっぷりと眺められなかった点である。
役者は主役の二人をはじめそれぞれ適役であり、特に小日向文世、沢村一樹、麻生久美子の役作りは素晴らしく、石川恋の美しさもひときわ目を引いた。中村アンの出演シーンの意味が良くわからなかったが、非常に印象的であった。また、前作でウォーリーを探せ状態だった特別出演の明石家さんまの今作での出演ぶりには声を出して笑ってしまった。ただ、氏原役は石黒賢より陰のある俳優の方が良かったような気もする。一方、勝村政信と木村佳乃の使い方はちょっと勿体なかったと思った。
音楽の佐藤直紀も前作からの継続で、これまた実に見事な音楽を付けていた。メインテーマのワルツの高貴さは言うまでもなく、様々なシーンで音楽がシーンに寄り添い、雰囲気を上げるのに抜群の効果を発揮していた。特に隣のビルにプロジェクションマッピングが映されるシーンでの音楽は深く胸を打つもので、非常に感動的であった。
演出は前作に引き続き見事なものであった。この監督は「HERO」などでもそうだが、人物の美しさを見せるのに傑出している印象を受ける。画面での人物配置などにも非常に神経の行き届いた演出が好ましい。また、プロジェクションマッピングのシーンなど、小説を読んだだけでは想像するしかないシーンを、こちらの想像を上回るクォリティで見せてくれた手腕にも感服させられた。前作をご覧になってから鑑賞されるようにお勧めしたい。
(映像5+脚本5+役者5+音楽5+演出5)×4= 100 点。
前作同等かそれ以上!ミステリー好きは是非
原作がしっかりしているので安心して観られますが、映像化によってさらに面白く、楽しめる上質エンタメに仕上がってます。
前作が好みならもちろん、未履修でも無理なく観られるストーリー。
画面の端々に、遊び心とある種の様式美すら感じる映像。
テンポの良いセリフ回しと展開で、エンドロールまであっという間の2時間10分でした☆
ほぼホテル内のみを舞台とする世界観に見事にハマり、ぐいぐいと惹き込んでいくキャスト陣の素晴らしさも間違いありません。
個人的に減点ポイントが思い浮かびませんが、いわゆる木村拓哉さんカラーが気になる方にはそこかなぁ。
前作ラストのダンスの意味がわかりました。
今作への繋ぎだったんですね。
よく出来ていると思います。
40代新田(キムタク)さんの周りから頼りにされている感を観ていてひしひしと。
小日向さんが前回にも増して良い味出してます。
原作ファンを裏切らない出来だと。
この状況下で前作興収を超えるのかは微妙ですけど次作の制作を期待してしまいます。
それくらいこの作品のキャスティングは素晴らしいと。
勿論突っ込みたいシーンは有りますけどね。
それのお釣りが来るくらい素敵な作品です。
個人的にぶっちゃけると『マスカレード ホテル』は3部作だけじゃなく映画としてシリーズ化してもいいコンテンツだと思う。
フジテレビ的にも『コンフィデンスマン JP』と共に毎年交代で撮ってくれればいいのに…
豪華キャストの共演!
原作未読。
50%販売の客席がほぼ満席。
主役を張れるクラスのキャスト陣が次々に登場するゴージャスな映画。
容疑者はパーティに参加する500人。
ホテルマンのホスピタリティを感じさせるエピソードを交えつつ、警察VSホテルの対立(それぞれ正義由来の)が描かれるのが面白い。
犯人の正体には!?となりました。
コンフィデンスマンシリーズと併せて、長澤まさみさんは当たり役だなと感じています。
続編があれば観たい作品です。
前作からパワーアップして戻って来た
前作の第二弾。警察とホテル、そして新田(木村拓哉)と山岸(長澤まさみ)という全く相容れない両者が対立しながらも事件の解決に向けて進んでいく構図が相変わらず面白い。
ただ、とにかく展開が早くて人の名前と顔が一致する前に次の展開に進んでいるので内容が細かいところまで理解できませんでした。登場人物にテロップを入れるとより分かりやすくかな。今回も興行収入的には成功するような内容だと思います。前作は全然分からなかったですが、今回は明石家さんまがちゃんとはっきりとした形で登場しますのでご期待ください。
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