「時代に合わせたバージョンアップ」映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ) 2021 コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
時代に合わせたバージョンアップ
すごく楽しめました。
何より独裁者と戦うというタイムリー性が、偶然の後押しによって時代に合っていました(ロシアのせいでまったくもう)。
今見ると旧作でもっさりと感じる「のび太としずかの映画撮影」部分を切って、スピードアップするとか、戦闘シーンの演出を今風にするとか、変えるところは変えていつつも。
(決して旧作がダメだったわけじゃなくて、あの頃の『ジェダイの復讐』公開後なSF特撮映画ブームだった時代背景とは異なり、今は適さないって意味で)
Fさんの漫画原作でも、旧作映画でもこの作品の肝だった
・のび太の思いやり
・しずかの「やられっぱなしは悔しい、やれることをやる」決意
・スネ夫の小学生らしい「怖い」「戦いたくない」という感覚
この全てを変えなかったことが、とにかく賞賛したいところ。
時代に即して、正しくバージョンアップしていたように感じました。
ただ、少し内容が難しいのかも。
ちびっ子たちの中には、立ち上がって歩き始めちゃった子もいて、パピの演説の内容や意味が、理解出来なかったのかもしれません。
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