「シンディ・シャーマンの世界」Swallow スワロウ talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
シンディ・シャーマンの世界
ハンターの髪型と顔を見て、すぐに写真家のシンディ・シャーマンの作品を思い出した。調べたら、1980年代の写真で、肖像画に入る以前の作品群。お人形のようで、子どものようで、不安の表情だったり、表情がなかったり。色んな小さな物質が散らばって転がって、土まみれの作品もある。
ハンターは普通の髪型になって、人間の顔になった。シリアの介護士の言葉と行動が背中を押してくれて、自分で決めて自分で行動したから。その強さがハンターにあって良かった。
電話での夫からの最後の投げ捨て言葉は、なんじゃらほい!それが本音。ことばは聞こえてくるけれど本心でないことも、人に尋ねておいて人の話をろくに聞かないのも、自分が不安だからと言って約束を守らないのも失礼です。
ゴージャスなインテリアで広い家。でも、居心地いいのは、ベッドの下とかトイレとか、隠れて一人になれる場所。戦争を知っている介護士さんはわかってくれた。
今はないし、私も見たこと聞いたことないけれど、「親の因果が…」という見世物小屋の呼び込みが頭に浮かんだ。
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bionさんのコメント
2021年1月12日
コメントありがとうございます。
Happyと感じることができないと幸せではないですよね。なんとなく、ハンターの気持ちがわかるんです。お金持ちの家にお呼ばれしたときは、とても居心地が悪いんだけど、自分で奮発して泊まった高級ホテルだとすごく幸せに感じます。
ぷにゃぷにゃさんのコメント
2021年1月6日
おはようございます。
コメントありがとうございました。
はい、釣られました〜。
思ったよりこわくないんですね。
都内でしか上映してないので、映画館で見るのは無理そうですが、いつか見たいです❗️