劇場公開日 2021年4月9日

ザ・スイッチ : 特集

2021年3月29日更新

強烈&斬新な設定! 未体験の“入れ替わりホラー”
女子高生と殺人鬼の魂が入れ替わったら…どうなる!?

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観客に“今まで味わったことのない感覚”を与えてくれる映画は素晴らしい。とするならば、4月9日から公開される「ザ・スイッチ」はこの上ないオススメ作品です。

「かわいいは正義」な女子高生と、「力こそ正義」な連続殺人鬼の魂が、あろうことか入れ替わってしまう――! 強烈なインパクトをともなう“ありそうでなかった”斬新な設定は、私たちに「間違いなく面白いだろこれ」という予感を抱かせます。

ジャンルはホラー、キャッチコピーは「この入れ替わり、最悪がすぎる」です。実際に鑑賞すると、予感は破壊的な興奮へと様変わり。しっかり怖いので思いっきり叫べて、そしてただ怖いだけじゃあなく、ひたすら笑えて、さらに涙腺を刺激されるシーンもあって……。

見終わるころには心がスッキリ、溜まったストレスが一気に解消されていたりします。この特集では、そんな本作の見どころをご紹介しつつ、“人食いツイッタラー”人間食べ食べカエル氏による愉快なレビューも掲載。面白いから、見よう「ザ・スイッチ」!


【予告編】すごい設定だな! 未体験の“恐怖”が味わえる!

【注目ポイント】ホラー鑑賞でストレス解消
ありそうでなかった、未体験&新感覚の“入れ替わり”

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まずは本作の見どころを紹介。「あまりに斬新な設定」「信頼と実績のスタジオ“ブラムハウス”」「ストレス解消効果」にわけてお話していきます。


[斬新な設定]冴えない女子高生と連続殺人鬼の魂が…入れ替わる!?

父と死別し、母は悲しみのあまりアルコール依存症、そして警官として働く姉は家を留守にしがち……主人公の女子高生ミリーは、家は居心地悪い、学校では軽くイジメられるわ、繰り返される冴えない日々にうんざりしていた。そんなある夜、外出し母の迎えを待っていたミリーに、指名手配中の連続殺人鬼ブッチャーが忍び寄ってきた――。

ブッチャーに追い詰められ、不気味な短剣を突き立てられたミリー。その時、雷鳴が鳴り響き、さらには警官(ミリーの姉)が助けに入ったことで、間一髪難を逃れる。しかし大事件は翌朝に発生してしまう。ミリーが目を覚まして鏡を見ると、そこに映っていたのは自分ではなく、殺人鬼のブッチャーだった!

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短剣の力により、ミリーとブッチャー、2人の魂が入れ替わったのだ。24時間以内に再び短剣を突き刺さなければ、二度と元の体に戻ることができないらしい。いきなりとんでもねえ状況だ……。ブッチャーの姿になったミリーは、2人の親友(ゲイの男の子と黒人の女の子で、この子たちがめちゃくちゃいいキャラ!)の助けを借りながら、自分の姿で好き放題暴れまわるブッチャーに迫っていく。

とにもかくにも、設定の力が素晴らしい映画です。普通の入れ替わりものといえば、同じ年頃の男女によるラブストーリーがまっさきに思い浮かびますが、本作はホラーの文脈でそれをやってのけるから斬新。冴えない女子高生と怪力の殺人鬼がボディチェンジすることで、ただの日常がここまで刺激的になるとは! まさに“未体験の感覚”が味わえる一作です。

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[超・期待作]“ブラムハウス”って覚えておいて! 人気作「ハッピー・デス・デイ」監督&製作陣!

映画ファンの間ではかなり以前から注目されていた期待ホラー。というのも、製作を担ったのはあのブラムハウス・プロダクションだからです。

イケイケの女子大生が“自分が殺される誕生日”を何度も繰り返すことになる姿を描き、劇場公開当時やAmazon Prime Videoなどでの配信で多くの話題を集めた新感覚タイムループホラー「ハッピー・デス・デイ」。白人の家庭に招かれた黒人男性が味わう得体のしれない恐怖を描いた、アカデミー賞4部門ノミネート(そのうち脚本賞を受賞)の心理スリラー「ゲット・アウト」。そして“透明人間”になった元カレに襲われる女性が主人公の「透明人間」。

ほかにも、自分たちとそっくりの何者かが襲来する全米No.1ヒット(初週)作「アス」、ビデオカメラで展開される斬新ホラー「パラノーマル・アクティビティ」、第87回アカデミー賞で3部門を制覇した「セッション」などなど……。ブラムハウスはこれら「どんな発想力だよ」とツッコみたくなるくらいエッジが効きまくった“傑作”を次々と世に放ち、世界中の映画ファンのハートをわしづかみにしてきました。

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そして本作「ザ・スイッチ」は、「ハッピー・デス・デイ」「ハッピー・デス・デイ 2U」のクリストファー・ランドン監督と、ブラムハウスを率いる名プロデューサー、ジェイソン・ブラムが再タッグ。期待に違わず、ホラーとしてもスリラーとしてもドラマとしても隙がないうえに興奮度がえげつない、ガチのマジにハイレベルな作品に仕上がっています。


[ホラーでストレス解消しませんか?]怖くて、叫んで、笑って…ひたすら楽しい!

そんな本作、見れば何が得られるのでしょうか? ずばり“ストレスの解消”です。

2020年は苛烈なストレスを受けることが非常に多い1年でした。2021年は映画館へ足を運び、大きなスクリーンと迫力の音響でホラーを見てはいかがでしょうか?

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新感覚の恐怖に絶叫して(もちろんマスクつけてね)、ミリーとブッチャーのコントラストに笑って、父との死別という喪失を抱えたミリーが再生していく姿にグッとくる――。感情はジェットコースターのように乱高下し、上映終了後、抱えていたストレスは嘘みたいに吹き飛んでいるはずです。

映画館にいながらにして過ごせる、アトラクション感覚の1時間42分。なにはともあれ、お近くの映画館の上映時間をチェックしてみることをおすすめします。


【レビュー】人間食べ食べカエルはどう見た?
「まさに無敵のホラーエンタテインメント」

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最後に、Twitterで約14.5万フォロワーを持ち、ホラー映画に造詣が深い人間食べ食べカエル(@TABECHAUYO)さんに、本作のレビューを執筆してもらいました。ランドン監督×ブラムハウスによる「ハッピー・デス・デイ」を、「文句のつけようがない傑作」と称賛していた食べ食べカエルさん。本作は、どう見たのでしょうか?

ちなみに主人公ミリー役は「名探偵ピカチュウ」「スリー・ビルボード」のキャスリン・ニュートン、殺人鬼ブッチャー役は「ドッジボール」「Mr.&Mrs.スミス」「ファイティング・ファミリー」などのビンス・ボーンがそれぞれ演じています。

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(人間食べ食べカエル)「ハッピー・デス・デイ」でスラッシャーにタイムループを組み合わせて、多くのホラーファンの度肝を抜いたホラー映画界期待の新星クリストファー・ランドン監督。そんな彼が新たに見せてくれるのは、スラッシャーと男女入れ替わりモノの融合!

長編デビュー作「パラノーマル・アクティビティ 呪いの印」から今に至るまで、ホラーに青春ドラマや様々な飛び道具を取り入れてきたが、本作でもその作風は変わらない。殺人鬼の襲撃という基本プロットはベタだが、そこに女子学生と連続殺人鬼の入れ替わりという超飛び道具をブチ込んだことで、全く新しい面白さを生み出している。

「ハッピー・デス・デイ」に続いて女子学生が殺人鬼に狙われるという内容だが、本作の主人公ミリー(キャスリン・ニュートン)は、前述した入れ替わりによって、劇中の大半を屈強な連続殺人鬼ブッチャー(ビンス・ボーン)の身体で過ごす事になってしまう。

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というわけで、ボーンさんの中身女子学生演技が大きな見どころのひとつとなる。テンションが高い時の仕草や同級生にときめく時の表情は完璧に女子だし、母親の本心を聞いた際の顔は完全に”娘の顔”である。ずっと彼の姿を眺めているうちに、段々とガタイのいい女子学生に見えてくるからすごい。「ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル」のジャック・ブラックも見事なまでの女子だったが、本作のボーンも負けていない。

対する、中身が殺人鬼になったミリーを演じるキャスリン・ニュートンの変貌ぶりも見事。序盤の常に不安を抱えているような姿から一変、レザージャケットでキメた後はまるで別人だ。あと、入れ替わった直後に自分の胸を掴む時の動作が凄かった(これ、万国共通なんですかね)。

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ただ、入れ替わりの設定で遊んだりふざけたりするだけでなく、互いが入れ替わったことで、その身体の違いを否応なく自覚させられる様も誠意をもって描いているところに好感が持てる。また、「ハッピー・デス・デイ」でも重要な要素であったヒロインの成長劇も、物語にしっかりと取り入れられている。

ミリーが自分の身体を取り戻そうと奔走する中で、仲間たちや家族と向き合い、やがては自身の抱える弱さや喪失感を乗り越えんとガンガン突き進む様が見ていて非常に気持ちいい。シチュエーションそのものはぶっ飛んでいるが、心情の変化や成長過程の描写が誠実かつ丁寧で、それによりヒロインの魅力が更に増している。

それぞれのキャラを、命のある1人の人間として誠実に描写してくれるのが、この監督の好きなところだ。

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そして最後に、もうひとつ大事なことを書いておきたい。今回はゴア描写にも力を入れているため、血に飢えるホラーファンも満足すること間違いなし! R-15指定は伊達じゃない。冒頭からいきなり、人体が破壊され豪快に血が噴き出す殺戮劇が堪能出来て、思わずにっこり笑顔ですよ!!(ホラーが苦手な人でも不可避で笑っちゃうレベルです。笑えるゴア) 全方位に面白さを振りまく、これぞ正に無敵のホラーエンタテインメントだ。

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